鈴は何のためにつけるの?
皆さんは愛猫に鈴の首輪をつけていますか?「室内飼いなのにどうして必要なの?」と疑問を抱く人もいらっしゃるかもしれまんが、猫は自宅でも物置やクローゼット、ふすまの奥などに入り込んでしまって「探しても見つからない!」と行方不明になってしまうことがあります。
そのようなときに鈴の音を聞いて「居場所を知るために」活用をするのです。探して見つけることができなくても、鈴の音が聞こえれば安心できますね。
ストレスを感じる説・デメリットについて
猫にとって鈴の音がする首輪は「ストレス」になってしまうという声も多くあるものです。では具体的にどのようなことがストレスになるのでしょうか。
嫌がってしまうことがあるから
慣れない猫にとって、鈴の首輪をつけることは「嫌がる」ということが一番のストレスです。
猫によっても性格は様々ですから、神経質であったり、ストレスを感じやすかったりする猫であると、「首輪をつけられること」自体を嫌がって暴れてしまったり、パニックになって走り回ってしまったりすることもあるでしょう。
引っかかることがある
猫はクローゼットやふすまの奥など、下手をすると自分よりも狭いような空間に入り込むことがあります。そのようなときに首輪が家具などに引っかかってしまい、猫の怪我に繋がってしまうこともあるのです。
猫は聴覚の動物だから
猫は人間の4〜5倍もの聴覚があると言われています。それにより、鈴の「チリンチリン」という音が猫にとっては騒音で、動き回る度にその音が耳に入り、ストレスになってしまうことがあげられます。
ストレスを感じない説について
猫にとって鈴の首輪は「音の問題」などからストレスになるという声が多くありますが、中には「ストレスを感じないから平気」だとつけている方もいます。その理由についてご紹介します。
穏やかな性格だから
猫によっても性格は様々で、穏やかで全く警戒心のない猫もいます。そのような猫であれば、鈴の首輪をつけても平然としている場合もあります。
時間が経てば慣れるから
始めはビックリしたり、パニックになったりして怯えてしまうことがあっても、「よほど大きな鈴でなければ慣れる」と言う猫もいらっしゃるようです。
確かに猫の聴覚が優れていることが、鈴の首輪によって、ストレスになるという因果関係は立証されていなうようですから、よく見つけることができないような場所に入り込んでしまう猫には、つけた方が良いという意見もあるようです。
猫に鈴の首輪をつける場合には?
では猫に音のなる鈴の首輪をつけるには、どのような工夫をすれば良いのでしょうか。少しでも猫の負担を軽減するためのコツについてご紹介します。
鈴は小さめしてストレスを感じないものにする
猫が鈴の違和感に少しでも早く慣れるようにするためにも、小さめにして「鈴の音」で選ぶのもコツです。猫の鈴にも高い音や低い音などがありますから、自分の飼い猫が嫌がらないタイプの音を見つけて使ってあげるのがおすすめです。
徐々に慣れさせる
首輪は猫にとって違和感があり、はじめは慣れないこともあるかと思います。そのようなときには突然鈴の首輪をつけるのではなく、バンダナやリボンなどの柔らかい素材からつけて慣れさせるようにしてみてください。もしつけていても猫が違和感を抱かないようになったら、鈴の首輪にしてみてくださいね。
首輪は無理せず優しく後ろからつけよう
猫は鈴の首輪の付け方によっても、平気なときと嫌がってしまうことがあります。どうしても嫌がるときには無理につけず、普段つけるときには後ろ側から優しくつけるようにしてみてください。首輪の存在自体を怖がってしまうこともありますので、見せないようにしてサッとつけるのがコツです。
サイズを確認しよう
猫は鈴の首輪が苦しくて嫌がっていることもありますから、首輪の締め付け具合の調整はきちんとしておきましょう。あまりにピッタリだと猫にとっては苦しいこともありますので、飼い主さんの指の1本分くらいの余裕をもってつけてあげると、猫も違和感なくつけることができるでしょう。
まとめ
猫にとって鈴の首輪は音が鳴るので「居場所が分かる」ということがメリットです。しかし、聴覚が優れていることによって「鈴の音がストレスになるだろう」という声も多くあるようです。
猫に鈴の首輪をつけてみて、慣れなかったり嫌がることが続いたりすればストレスになることは確かですので、無理につけないようにしてくださいね。
50代以上 女性 匿名
付けてしばらく経過すると猫も工夫するのか、ほとんど鳴らさずに生活できるようです。「あれ? 付いてるよね?」と時々確認する程静かだったりします。
階段移動や夜間の活動が確認できるので神経質な子でなければ鈴はつけるようにしています。今のところストレスで問題が生じた事はありません。
問題があるとすれば、飲水時に水の中に浸してしまう子がいる事。飲水後、鈴の中に入った水で首元がビチャビチャになってます。年齢と共にひどくなったので、その子の鈴は外しました。
体調が悪くグッタリしている時も首輪は外します。少しでも楽になれば…との考えです。
女性 匿名
私は耳の近くに高い音の出る物を常時付けていたらノイローゼになりそうなので、猫にも付けません。