猫の抜け毛対策6選!
猫の抜け毛対策にはどんな対策をするべきなのでしょうか?
初めて猫を飼うと、まず驚くのが抜け毛の量ではないでしょうか?掃除をしてもすぐ、部屋の隅やカーペットなどに猫の抜け毛が存在していること、ありませんか?長毛種の場合は特に、抜け毛が目立ちます。いくら猫が可愛くても、朝は猫の抜け毛と共に起き、夜も抜け毛と共に寝る・・・そんな生活は嫌ですよね?
猫の抜け毛が多いときのお手入れ方法についてご紹介します。愛猫ちゃんの性格や、毛質などにあわせてお手入れしましょう。
1.ブラッシングする
猫の抜け毛多いときのお手入れ方法として、一番手軽に行えるのがブラッシングです。ブラッシングは、短毛種でも1日1回、長毛種の場合は1日2回行うのが理想です。と言っても、1回のブラッシングは5分前後で構いません。
換毛期などで抜け毛がふだんよりも多いときは、このふだんのブラッシングの回数を増やしたり、より丁寧に行ったりしましょう。
猫のブラッシングアイテムにも様々な種類がありますので、愛猫の毛質によって使い分けましょう。短毛種の場合は、皮膚を傷つけないよう先端が丸いコームなどと、獣毛ブラシを使ってブラッシングするのがおすすめです。
長毛種の場合は、スリッカーブラシなどの先端が細めのブラシで抜け毛やほこりを取り除き、ラバーブラシで毛並みを整えましょう。
1回のブラッシングですべての抜け毛を取り除こうとすると、どうしても時間が長くなってしまい愛猫が嫌がってしまうので、1日数回に分けて行うのが大切です。
獣毛ブラシ
猫の抜け毛が多いとき、なるべく愛猫に嫌がられずにブラッシングをするために獣毛ブラシがおすすめです。柔らかい獣毛で行うブラッシングは、皮膚に程よく刺激を与えることもできるのでマッサージにもなります。
筆者の愛猫は、獣毛ブラシを使用するようになってから、ブラッシングの時間が好きになったようで、今では自分からブラシに擦り寄ってくるほどです。
愛猫にブラッシングを好きになってもらうためにも、是非獣毛ブラシをお試しください♪
2.シャンプーする
嫌がる子に無理にする必要はありませんが、「シャンプー」もかなり有効な抜け毛対策法です。猫のシャンプーを行うときは、必ず猫用のシャンプーを使用しましょう。
短毛種の場合は春と秋の換毛期に、長毛種は月に1度ほど、猫用シャンプーを使ってお風呂に入れてあげると、抜け毛が流れてさっぱりします。
シャンプー後は毛の根元からしっかりくしやブラシを使って乾かしてください。半乾きで放置してしまうと細菌繁殖の原因になります。
また、寒い時期にシャンプーを行う場合は、風邪を引いてしまう可能性もあるので、必ずしっかりとタオルで拭き、ドライヤーを使って乾かしましょう。室温調整も忘れずにしましょう。
ラファン(LaFun)ケアコンディショナー
商品情報
・バイオテクノロジーを用いた天然の強力消臭剤
・アレルギー体質のペットにも使えます。
猫の抜け毛が多いとき、ブラッシングをすると毛がふわふわと舞ってしまうことがありますよね。そんなときは猫用のブラッシングスプレーを利用するのがおすすめです。
数あるブラッシングスプレーの中でも、ラファンのケアコンディショナーは消臭や毛艶はもちろん、免疫力の向上や皮膚トラブル改善などの効果も得られると愛猫家さんの人気を集めています。
ブラッシングスプレーを使用することで、いつものブラッシングをより効果的に行うことができますので、抜け毛の多い時期に是非お試しください。
3.ボディタオルで拭く
猫の抜け毛が多いときのお手入れ方法として、シャンプーを嫌がる場合は、猫用のボディタオルや濡れタオルで体を拭くのもおすすめです。
特に短毛種の場合は、濡れタオルで体を拭いてからブラッシングを行うだけで、かなり抜け毛を取り除くことができますよ!
ウェット手袋なでなで
ウェット手袋なでなでは、手袋方のボディタオルです。抜け毛が多い時期、シャンプーを嫌がる猫ちゃんにはボディタオル&ブラッシングのお手入れが非常におすすめです。
ウェット手袋なでなでは、手袋型になっているのでお腹やお尻なども非常に拭きやすいですよ!
抜け毛の飛び散りも防ぐことができますし、毛艶も良くなります。もちろん、無香料・ノンアルコールですので愛猫が舐めても問題ありません。
左右対称なので、両面無駄なく使用できるのも魅力的です♪
4.空気清浄機を使う
猫カフェでも使われている「空気清浄機」。空中を浮遊する猫の抜け毛を、吸い込んでくれます。実際の部屋よりも少し大きめの部屋に対応している清浄機にすると、よりグッドです。
アイリスオーヤマ 空気清浄機 ペット用 IA-401
アイリスオオヤマのペット用空気清浄機です。お値段もお手ごろで毛や匂いを除去してくれる優れ物です。猫の抜け毛が吸着されるフィルターは取り外してお掃除する事ができます。
5.掃除をこまめにする
後は少し大変ですが、マメに掃除をするのが1番です!掃除は、掃除機と拭き掃除を併用するのがベストです。拭き掃除をする時には、汚れ落としや除菌剤などのスプレーを床にかけてから行うと、抜け毛の舞い散りを防ぐ事が出来ます。
ソファーなどの抜け毛掃除には、コロコロが活躍してくれます。すぐ手が届く所に常備しておくと便利ですね!愛猫に直接コロコロをかける、という飼い主さんもいます。猫の好みが分かれますので、愛猫がコロコロを嫌がらないようでしたら、使っても良いでしょう。我が家は残念ながら、コロコロ嫌いです。
ILIFE V3s Pro ロボット掃除機
猫の抜け毛シーズンになったら、どんなにお掃除をしても抜け毛は増えます。舞い上がる抜け毛を素早く掃除するためには、自動掃除機がおススメです。家具との衝突率が低いのでスムーズにお掃除ができるかも!
6.抜け毛除去アイテムを使う
猫の抜け毛が多いときで、特に換毛期など毛球症の心配がある場合は、猫用の抜け毛除去アイテムを利用するのもおすすめです。
現在では、猫の不要な抜け毛だけを取り除くことができるアイテムが販売されています。愛猫にあったものを見つけてあげましょう。
猫の抜け毛が多いときのお手入れ方法は、やはりブラッシングが重要になります。ふだんから行っているブラッシングの回数を増やす、時間を少し長めにするなどの工夫をしてみましょう。
ファーミネーター
商品情報
・生後9カ月くらいから使用可能
・毛の長さ5cm以下の猫に使えます。
ファーミネーターは、余分な抜け毛(アンダーコート)を90%取り除くことができるという優れもの。その抜けっぷりに驚く愛猫家さんも多いようです。
使い方はとても簡単で、ファーミネーターを使って優しくブラッシングするだけ。刃にたまった抜け毛はワンプッシュで取り除くことができます。
ただ、ファーミネーターは不要なアンダーコートを除去するアイテムなので、シングルコートの猫ちゃんには使用しないよう注意しましょう。
短毛、長毛、小型、大型と種類もありますので、愛猫にあうものを選んで使用してください。また、通常のブラッシングと異なり、あまり頻繁に行わないように注意しなければなりません。換毛期など、特に抜け毛が多い時期に1週間に1度くらいのペースで使用するのがおすすめです。
猫の抜け毛が多い理由
①換毛期だから
最近、猫の抜け毛が多すぎる!という場合、換毛期(かんもうき)が関係しているかもしれません。換毛期とはその名の通り、毛が入れ替わる時期のことを言います。
換毛期は、日照時間や気温によって訪れるため、完全室内飼いの猫の場合は、「換毛期がない」と言われることもありますが、やはり多少なり抜け毛が増える時期はあります。
猫は、暑い夏と寒い冬を過ごすために、夏は少し固めで密度の低い夏毛に、冬は細く密度の高い冬毛に生え変わります。
地域によって多少の差はあるものの、暖かくなり始める3月頃と、寒くなり始める11月頃に猫は換毛期を迎えることが多いでしょう。
年に2度ある換毛期ですが、毛の密度が高い冬毛が抜ける換毛期、つまり春に訪れる換毛期の方が、抜け毛が格段に多くなります。
季節の変わり目に猫の抜け毛が増えることは、ごく自然なことなので特に心配はいりません。ただ、グルーミングなどで舐めとった抜け毛が原因となる「毛球症」などのリスクが上がるため、まめなお手入れを心がけましょう。
②抜け毛の多い毛質だから
猫の抜け毛の量は、被毛の構造や質によって異なります。まず、猫の被毛は大きく分けてシングルコート、ダブルコートの2種類に分けられます。
シングルコートは上毛(オーバーコート)の一重構造、ダブルコートは上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の二重構造になっています。
換毛期にはアンダーコートが大量に抜け落ちることから、シングルコートの猫には換毛期がないとされており、ふだんの抜け毛も比較的少ないことが多いようです。
また、長毛種と短毛種の猫では、ふわふわとした見た目の長毛種の方が抜け毛が多いイメージがありますが、意外にもダブルコートの被毛を持つ品種には短毛が多いとされています。
逆に長毛種でも、メインクーンなどのシングルコートの被毛を持つ品種もいるため、猫の抜け毛の多さは被毛の長さよりも、構造や毛質が深く関係しているようです。
他にも固い毛質の被毛よりも、柔らかい毛質の被毛の方が抜けやすいことや、シルバーやホワイトなどの被毛の方が抜けやすいなどと言われることもあります。
多頭飼いしている場合で、一匹だけ抜け毛が多いという場合は、他の猫と毛質を比べてみるのもいいかもしれません。
③病気だから
猫の抜け毛が多いとき、一部分の被毛がごっそり抜ける、皮膚が見えるほどに毛が大量に抜ける場合は皮膚に何らかの異常が生じている可能性があります。
特にフケや発疹が見られる場合は、アレルギーや寄生虫が関係している可能性が高いため、すぐにかかりつけ医を受診しましょう。
また、ストレスなどの心因的原因で抜け毛が増えることも。グルーミングの回数が異常に増えた、明らかに被毛が薄くなっているなどの場合は、他に様子がおかしいところがないか、環境に変化はなかったかをじっくり見つめ直してみましょう。
猫と暮らしていると、こんなに抜けて大丈夫なの?と心配になるほど、抜け毛が多いことがありますよね。筆者の愛猫はミックスの短毛なのですが、冬毛から夏毛への生え変わり時期には、愛猫がもう一匹作れそうなほど毛が抜けます。(笑)
ただ、中には皮膚炎や重篤な病気が隠れているケースもありますので、換毛期でもないのに抜け毛が異常に多いときは、かかりつけ医に相談してみましょう。
猫の抜け毛で見られる病気「脱毛症」
体の一部分だけ異様に毛が抜けている、という時は「脱毛症」かもしれません。
ホルモン性脱毛症
様々なホルモン分泌の異常が原因で、脱毛する事があります。ホルモン性脱毛症は、左右対称の抜け毛が特徴です。治療には、ホルモン分泌異常を引き起こしている病気を治療したり、ホルモン剤の投与を行ったりします。左右対称の抜け毛がみられたら、受診するようにしましょう。
心因性脱毛症
猫がストレスを抱えていたり、日頃、不安や恐怖を感じていたりすると、心因性の脱毛症になる事があります。体の一部分だけを過剰に毛繕いしている場合は、心因性脱毛症が疑われます。我が家の猫も、野良時代に前足の先端を過剰に毛繕いしていて、そこだけひどく抜け毛していたことがあります。
自分の尻尾を攻撃して、毛を抜いてしまう場合もあります。この行動は人間から見ると馬鹿な行動に見えるので、ネット上などで面白半分に取り上げられる事があるのですが、実は猫がストレスを抱えているケースがあります。尻尾に違和感や痛み・痒みを感じている場合もあります。もし愛猫が自分の尻尾を攻撃していたら、注意しましょう。
猫の抜け毛に関するまとめ
困った猫の抜け毛、対策を行う事でだいぶ減らせる事が分かりましたね。もちろんそのためには、飼い主さんの努力が必要ですが、せっかくの愛猫との楽しい暮らしをより快適にする為、頑張りたいところです。病気による抜け毛の疑いがある時には、すぐに対処してあげてくださいね!
猫の抜け毛は、愛猫と暮らす飼い主さんにとって永遠のテーマといっても過言ではないかもしれません。ただ、どんなにお手入れをしていても、やはり抜け毛を完全になくすことはできません。また、何か特別なことをするよりも、日々の積み重ねが大切です。
現在では、様々な種類の便利なアイテムが販売されていますので、愛猫にあったものを上手く利用して抜け毛対策をしましょう!