マンチカンは抜け毛が多い?換毛期の季節やお手入れ、病気について

マンチカンは抜け毛が多い?換毛期の季節やお手入れ、病気について

概要

  • マンチカンは短毛種と長毛種とあり長毛種は抜け毛が多く毛玉を作りやすい
  • 春先と秋口の年2回、大量に毛が抜ける換毛期が訪れ、適度にブラッシングをする必要がある
  • 毛づくろいの際に大量に抜け毛を飲み込んでしまう「毛球症」に注意

「マンチカンの抜け毛」と一言で言っても長毛種と短毛種に分かれており、それらの抜け毛の量には大きな差があります。ふさふさした長毛種のマンチカンを飼っている愛猫家のみなさんは抜け毛について一度は悩んだことでしょう。ですので、今回はマンチカンの抜け毛について、換毛期(抜け毛が目立つ時期)やそのお手入れ方法、マンチカンの抜け毛が原因でかかる病気などをお伝えしたいと思います。

SupervisorImage

記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

マンチカンは抜け毛が多い

マンチカンと抜け毛

マンチカンの毛の種類

まずマンチカンの被毛のタイプは二種類あることから理解していきましょう。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、マンチカンには「長毛種」と「短毛種」に分かれます。

短毛種のマンチカンはまったく毛が抜けないという訳ではありませんが、長毛種に比べると抜け毛が目立たないのが特徴です。なんといってもお手入れが簡単な為、こまめにブラッシングするのが苦手な方にもオススメが出来るのではないかと思います。

逆に、長毛種のマンチカンは抜け毛が大量に発生し長毛ゆえに毛玉をつくりやすい為こまめなお手入れが必要となります。見た目はふさふさしていて、お人形さんみたいでとても可愛いです。

毛は細かく密生していて、触ってみると滑らかな感触で気持ちがいいです。
マンチカンの色は多種多様であり、世界最大といわれている猫の血統登録機関において全ての毛色が公認されています。様々な毛色や目の色、顔立ちにおいて個性がある為、自分のたった一匹の運命の愛猫を発見しやすい種類なのではないでしょうか。

マンチカンの抜け毛の季節とお手入れ

毛は常に抜けますが、特に抜け毛が目立つのは、大量に猫の毛が抜ける時期の換毛期(かんもうき)です。
最近のねこちゃんは人と暮らしているので室内飼いの子の換毛期は野良猫さんほどはっきりしないことが多いですが、マンチカンの抜け毛はだいたい春先と秋口あたりに始まります。上記でご説明いたしました通り、マンチカンの毛の長さによりお手入れの程度が異なってきます。

短毛種のマンチカンに関しては自分でグルーミングをする事が出来ます。とても手間がかからない毛質ですね。
飼い主様とコミュニケーションを取りながら適度にブラッシングをしてあげる事で、より長くスキンシップが取れるのではないかと思います。夜寝る前など、愛猫に疲れた身体を癒やしてもらいながら至福の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

長毛種のマンチカンに関しては毛がもつれやすいと言われているので、こまめに念入りにブラッシングとコーミングをしてあげる必要があります。可能であれば朝と夜に抜け毛のケアをしてあげてください。ブラッシングをする際は愛猫がストレスを感じないように、慣らしてからお手入れをしてください。

マンチカンの抜け毛が原因の病気「毛球症」

長毛種のマンチカン

毛づくろいの際に猫が自身の抜け毛を大量に飲み込んでしまうことで抜け毛が消化器官内で消化されず、吐く事や排便をする事も不可能になってしまいます。上手に吐き出せない事により腸の中に毛玉が形成されてしまい、結果的には毛球症という病気につながってしまう可能性があります。

ロングヘアの猫は特にかかりやすい病気と言われているので、未然に防ぐ為にも日頃からこまめにブラッシングを行い、抜け毛を大量に飲み込む事がないように注意してあげて下さい。

マンチカンの抜け毛と寒さへの耐性

こちらを見るマンチカン

マンチカンの毛の構造はダブルコートと言われ、被毛が二重構造になっています。比較的に寒さには強いです。
しかし、短毛種においては耐性が弱いと言われています。その為、寒さには弱いです。毛が抜けると寒さへの耐性が低い状態になってしまいます。

猫ちゃんが快適に生活出来る湿度は18度~26度です。湿度が低くなると、呼吸器系や皮膚病などのトラブルを起こしやすくなります。逆に湿度が高いと、外耳炎や中耳炎といった病気にかかりやすくなってしまいます。湿度や温度の調節や対策を心がけて、猫ちゃんと一緒に寒い冬を乗り越えて下さいね。

まとめ

短毛種のマンチカン

短い脚が愛くるしいマンチカンの被毛には長毛と短毛の二種類あり、抜け毛やお手入れの頻度が変わってくる事が分かりました。
種類は多種多様であり自分のお気に入りのマンチカンが見つけやすいのではないでしょうか。

短毛のマンチカンは比較的にお手入れが楽なので、こまめなお手入れが苦手な方には飼いやすいと思います。長毛のマンチカンにおいては大量の抜け毛があるため手間はかかりますが、その分スキンシップが取れる時間が増えるというメリットがあると感じます。

関連記事
マンチカン|どんな猫?/特徴/性格/寿命/病気などについて
マンチカン|どんな猫?/特徴/性格/寿命/病気などについて

短い四肢がとても愛らしいマンチカンは、日本ではもちろん世界中で人気のある猫種です。その証拠にペットショップに行けば、必ずと言っていいほどお目にかかれるほど。しかし、改めて「マンチカンってどんな猫?」と聞かれても、答えに困ってしまう方は多いのではないでしょうか?そこで、今回はマンチカンの特徴や性格、さらにはお迎えに関するあれこれを詳しくご紹介していきます!

  • 猫種
  • マンチカン
投稿者

30代 女性 tonakai

マンチカンは短毛種しか知りませんでした。長毛種はお手入れがとても大切ですよね。毛が細いマンチカンはブラッシングで梳かしてあげないと毛玉ができやすいかもしれません。短毛種は抜け毛が少ないと言われているのでお手入れや部屋の掃除に困ることは少なそうですね。
我が家の猫はキジトラで短毛です。長毛種は飼育したことがないのですが、短毛種よりもお手入れがいらないと飼育本などで勉強したのですが、体質で少し脂っぽいようなので、放っておくと皮膚が汚れてきてしまいます。なので、できるだけ毎日ブラッシングをして被毛の汚れを落とすようにしています。短毛でも被毛の密度が高い猫や体が汚れやすいなど体質によっては毎日のブラッシングが欠かせないですね。
投稿者

40代 女性 なかむら25

ブラッシングしてあげる事は猫と人とのコミュニケーションだと思っています。
私の飼っているシャム猫は、短毛種なので、長毛種に比べるとあまりブラッシングを必要としない猫です。
けれど、甘えん坊で人に撫でられる事が好きな子な為、手で撫でてあげる事は頻繁にあります。

ブラッシングしたり、撫でたりする事は、猫のストレスや甘えたい欲求の解消にもなるとされる上、毛玉を吐く回数も減って良い事尽くしだと思います。

最近は、ブラッシング用のコームの種類もたくさん販売されているので、各猫種に合ったアイテムも見つけやすい気がします。
私が使っているのは、シリコンタイプです。
あまり抜けませんが、個人的に使い心地もしっくりときて、マッサージにも使えるので気に入っています。

マンチカンはふわふわした毛に覆われている感じが、スタイリッシュなシャム猫との大きな違いだと思います。
長毛種と短毛種、どちらも可愛いですが、私は仕事をしていて毎日の掃除機や掃き掃除は難しいので、短毛派?です。

生活スタイルで猫種を選ぶのも、大事ですね。
投稿者

20代 女性 UMI

私の個人的な好みはマンチカンは長毛の方が好きなのですが、お手入れの手間や部屋を掃除する手間(にゃんこの毛は掃除するの大変です。クイックルワイパーとコロコロは必須です。そして無限に毛が家のなかを舞う事)を考えれば短毛の方がいいのかなと思いますが、あのふわふわの尻尾や触った時のモフモフ感を考えればやはり長毛ですね。
ブラッシングをするとしないじゃ猫ちゃんの毛玉を吐く回数が全然違いますよね。我が家の長毛(雑種)猫ちゃんは少しブラッシングをサボると盛大に大きな毛玉を吐きます。普段のお手入れを怠ると猫ちゃんの健康面にも直結してしまうことなので、スキンシップも兼ねたブラッシングは小まめにしてあげたいですね。
投稿者

30代 女性 もっちゃり

人は1日に100本前後毛が抜ける、と言いますが、猫は一体何本抜けるんでしょう…
ブラッシングで出来上がる毛玉が、きゅうきゅうに丸めてもスーパーボールの大きさになるので、相当ですよね。

私には数える勇気がありませんでした。

長毛種のマンチカンは、ペットショップにキャットフードを買いに行く度に目を惹きます。
その場では、可愛さに釘付けで忘れがちですが、抜け毛問題は私も常に悩んでいるところ。

特にうちのネコ達は、掃除機の音が大の苦手なので、我が家ではわき役です。
ほうきにコロコロ、モップにクイックルワイパーをフル活用して掃除をするものの、1日経たずに毛が家の中を舞っています。

マンチカンの毛球症、マンチカンに限らずの病気だと思いますが、酷いと手術。なんて事も聞きます。
自分のにおいを洗う為のグルーミングなので、それが出来ないとストレスにもなってしまうし、飼い主さんの適度な微調整が必要そうですね。

スポンサーリンク