子猫と暮らす初日にする事
さぁ、今日から子猫との暮らしが始まります!
しかし何だか想像と違う?こんな時はどうすれば…と戸惑っている方もいるかもしれませんね。
とりあえず子猫と初日にやるべきことを順に追っていきましょう。
トイレ
まずは子猫にトイレを用意してあげましょう。
一度トイレの場所を決めたら、その後はなるべく場所を変えない方が良いので、最初のトイレの場所決めはとても重要なのです。
なるべく静かで、子猫が落ち着いて排泄できる場所が望ましいですね。あまり人がいる所では緊張して子猫が初日は排泄してくれないかもしれません。
そんな時はケージにトイレを置いたあと、ケージの上にタオルなどをかぶせ、目隠しをしてあげると落ち着いて排泄してくれることがあります。ケージにひとつ、別のお部屋にひとつと、猫の数+1でトイレを用意しておくと良いですよ。
フード
子猫の初日で行うトイレの次は子猫のごはんです。元々ペットショップにいた子猫や譲り受けた子猫であれば、その時食べていたキャットフードをあげます。
野良の子猫であれば、歯が生えていなければミルクを、歯が生えていれば子猫用ウェットフードかドライフードをあげましょう。
ドライフードが食べづらそうでしたら、ぬるま湯でふやかしてあげると子猫が食べやすくなります。ミルクは栄養価が高いので、痩せている子猫であれば、溶かしたミルクをフードに混ぜてあげてもOKです。
水
お水は猫ちゃんにも大切なもの。ごはんとお水は隣同士にセットで考える人が多いですが、フードとは離れた場所に置く方が良いようです。子猫がいつでも新鮮なお水が飲めるように、水飲み場は2箇所以上あるのが望ましいです。
寝床
子猫が安心して休めるよう、屋根付きのベッドやふかふかな座布団などを用意してあげます。
肌触りのよいタオル、寒そうな時は湯たんぽも良いですね。
母猫がわりにぬいぐるみを子猫のそばに置く人もいます。ぬいぐるみを置く場合は子猫が誤って飲み込んでしまわないように、ボタンやリボンなどの飾りはきちんと外しておきましょう。
子猫のうちは目を離した隙にどこかの隙間に入り込んで行方不明になってしまうことや、自由に動き回った結果、怪我をしてしまうことも考えられるので、大きめなケージがあると安心です。
子猫と暮らす初日はそっとしておく
猫ちゃんは「家に憑く」と言われるほどナワバリ意識が強い動物です。
初日は知らない人、知らない場所で、ここが安全なところかどうかが分からず、とても不安を感じています。なので、子猫をあまり頻繁に構ったり、カゴの隅でジッとしているからと無理にカゴから出そうとしたりすると、恐怖心とかなり強いストレスがかかってしまいます。
子猫の方から歩み寄ってくれるまで、構うのは必要最低限にとどめ、「子猫はいないんだ」と思うくらいにそっとしておくようにしましょう。
もちろん子猫が怖がるそぶりなく歩き回っている様子なら、多少遊んであげても構いません。
ただどちらにせよ、子猫も初日は疲れやすいので、あまり長時間相手をするのはやめたほうがよいでしょう。
子猫をお迎えした初日でチェックする健康チェック
うんち
突然知らない場所にやってくることになった子猫は、どれだけ気を使っていてもやはり多少のストレスはかかってしまいます。そうすると、便秘、又は下痢になってしまうことが良くあります。
慣れてきたら自然に治ることが多いですが、2~3日と長期間続くようであれば、一度病院に連れて行ってあげるのが良いでしょう。初日の便秘や下痢は、あまり深刻に考えなくても大丈夫です。
嘔吐・血便
ただ子猫が初日から嘔吐や血便、水下痢がみられる時は何らかの病気の可能性もあります。
これらの症状がある場合かなり体調が悪いと思われるので、自己判断せずに獣医師さんに診てもらいましょう。
食べない
警戒心が解けてないと子猫はごはんも食べないことがあります。人がそばからいなくなることや、部屋が暗くなったら食べる子もいるので、ごはんをあげたらそっとしておいて様子を見ましょう。
それでも食べている様子がみられなければ、ドライをウェットにしたり、おやつを少量混ぜたりして食べてもらえるように工夫します。子猫は1日でもごはんを食べないと栄養失調になる恐れがあるので、なるべく食べてもらえるように頑張ってトライしてあげてください。
まとめ
初日の子猫は、性格によって歩き回り落ち着かない子や、逆にジッと動かなくなってしまう子と様々です。
落ち着かない子猫は基本的に好奇心旺盛で元気なタイプ。自分の体力の限界を考えずに遊び続けてしまうので、あまり長いこと遊んでいる時は一旦ケージに入れクールダウンさせてあげます。
ただ大体の猫ちゃんは、新しい場所にやってくるとジッと動かなくなる子が多く、このタイプの猫ちゃんならば自ら動き出すまで長い目で待ってあげることがとても大切です。
初めての猫!と、あまり身構えずに、あくまで自然にしていればきっと子猫もすぐ慣れてくれるハズです。健康チェックはしっかりと行いつつも、あとは知らないふり~で、できるだけそっとしておくようにしましょう。