猫が親離れするのはいつぐらい?
猫が親離れする時期
子猫が母猫から離れるのは3か月頃からで、6か月を過ぎると完全に独立するそうです。
母猫は子猫に対し、自立させようと威嚇をするような行動をとる事もあるのです。
我が子を激愛していたのが嘘のような豹変ぶりを見せるのです。最初は子猫も戸惑いながらも傍に寄ろうとしますが、次第に母猫の接する姿を見て、自立心が芽生えていきます。
母猫は子猫を認識できない
親離れした親子が再会したときに自分の子と分かるのでしょうか?
猫はそもそも血縁関係を認識していないと言います。子猫に母猫の匂いがついていることで我が子だと認識するようです。もしも親離れまでの間に人間の匂いを付けると、母猫は自分の子と認識できず、育児放棄をしてしまう可能性もあると言います。
親離れをさせる意味
猫が親離れをするまで、狩りの仕方や生きていくために必要なことを教えます。
猫はどうして親離れをさせる必要があるのでしょうか?
これは猫の本能で、繁殖期になると血の繋がりなど関係なく交尾をしてしまいます。猫は6か月目に入ると性成熟を迎えだします。なので母猫は近親の繁殖を防ぐために縄張りから追い出そうとするそうです。猫の本能は単純ではないことがわかりますね。
親離れしていない猫
早いうちから親や兄弟と離れてしまった猫は、親離れができていないので、いろいろな問題が出てきます。
人間を親と思い、ずっと後をついてきたり離れなかったりする行動をします。また自立心がなく、甘えん坊、不安症、独占欲等が見られます。簡単に言えば、自己主張の強い、わがままな子に育ってしまうと言う感じでしょうか。
子猫の育て方
子猫の体温に注意する
子猫は自律神経の発達ができていないので、3週目までは不安定な時期と言われています。なので体温を失われやすく、低体温や高体温等の気温の変化に対応できないのです。
子猫の体温には、特に注意してあげなければいけません。温湿度計や毛布等を用意して、囲まれた箱に寝かせてあげましょう。
子猫がいる空間の温度は26度前後にし、湯たんぽやカイロを置くときは、母猫の体温と同じ38度くらいになるようにすると子猫が安心できるでしょう。
身の回りのお世話をする
母猫がいる場合は3週目までは母乳で育ちます。そして肛門や尿道を舐めてあげて刺激して排泄させます。
母猫のいない場合は飼い主さんがお世話をしてあげなければいけません。
子猫用のミルクと哺乳瓶でミルクを与える、ぬるま湯に濡らしたガーゼ等で肛門周りを刺激して排泄させてあげます。3週目が過ぎると離乳食を食べ、排泄も自力でするようになってくれます。
4週目からの子猫に必要な物を揃える
- 猫用トイレと砂
- 子猫用のフード
- ケージ
- おもちゃ
- キッチンスケール
- ベッド
等を揃えてあげましょう。
3か月頃から子猫にトイレや爪とぎ食事などのしつけをしましょう。
子猫のときは病気にかかりやすいので、体重のチェックやワクチン接種等をして健康管理をしましょう。
子供のいる家での注意
猫は大きな音や追いかけられることを嫌がります。
子供が猫に構いすぎたり、大声を出してしまったりして怖がらせてしまい、ストレスにもなるので気をつけてあげましょう。
子猫が逃げられるスペースを確保したり、高い場所等を作ってあげたりするといいと思います。新しい環境に不安になっているので、人間に対して警戒心を持たないようにしてあげるよう心がけてあげましょう。
まとめ
猫の親離れについて書きました。
母猫が子猫が自立するまでは命に変えてでも守る精神があると言います。
大事に育てて、一人でも生きていけるように教育して親離れさせると言った、中途半端ではない愛情を感じます。親離れしていない子猫を引き離すのは、あまりよくないそうです。
できれば、私は母猫の元で育てる方が良いと思います。また、子猫は繊細なのでストレスや健康面に気をつけていかなければいけません。