ギリシャに猫が多い理由
ギリシャのお土産屋さんには、必ずと言っていいほど、猫の写真のカレンダーが売られています。国民の多くが猫好きなのかな、と思うと嬉しいですね。
気候が暖かいから
ギリシャは、地中海性気候の温暖な地域で、猫が戸外で生活しやすい環境です。
屋外で食事をするから
ギリシャでは、屋外で食事をすることが多いので、野良猫がおこぼれをもらいやすいのでしょう。
ギリシャ人の国民性から
自由を愛するギリシャの人たちは、野良猫を大切にしています。そのためか、街では猫だけでなく、犬に出会うことも多いです。どの猫や犬も自由に、のんびり暮らしているのです。
とはいえ、ただ放ってあるだけではありません。ギリシャの猫や犬は、ボランティアによって世話をされているのです。
ギリシャは、世界の中でもボランティアの多い国で、動物保護の他、ビーチの清掃など多くの人がボランティアに従事しています。
ギリシャの猫スポット
猫が多いギリシャの中でも、特に猫がたくさんいるスポットをご紹介します。
サントリー二島
ギリシャの島の中でも、広い面積を持つサントリーニ島は、観光スポットとして人気があります。断崖絶壁に建ち並ぶ白い壁の家々が、青空に映える美しい光景です。
ここでは、街のいたるところで、のんびりとくつろぐ猫たちに出会えます。
ミコノス島
ミコノス島は、エーゲ海のキクラデス諸島の北東部に位置する島で、「エーゲ海の白い宝石」と呼ばれています。その名の通り、コバルトブルーの海と白い街並みが美しい島です。
丘にはかわいらしい風車が建ち並び、教会やレストラン、カフェも多い街では、路地を歩いていると、たくさんの猫に出会えます。どの猫も人懐こく、近寄ってきてくれますよ。
イドラ島
アテネにほど近い、3つの島のひとつが、イドラ島。イドラ島にも、たくさんの猫たちが暮らしています。イドラ島は、自動車やバイクの乗り入れが禁止となっていますので、猫たちも安心して寝そべっています。
観光客の荷物を運ぶのは、ロバ。のんびりとした光景に、猫がお似合いですね。イドラ島の家々は、壁の色も様々でオシャレです。
ギリシャ原産の猫
ギリシャを代表する猫といえば、イジアンという種類です。
イジアンはキクラデス諸島に数千年の昔から生息していました。短毛種で毛色は白をベースに黒や茶色、クリームが混ざっています。体格は小柄でスマート。性格的には人懐こく、マイペースです。
島で暮らしてきた猫だけあって、水が嫌いではなく、時には泳いでしまうこともあるのだとか。
見た目は日本猫によく似ていますが、世界的にはメジャーではないので、日本で出会うのは難しいかも知れません。
増えるギリシャの猫
ギリシャでは、経済危機によってペットを飼えなくなった家庭が増え、それによって野良猫が増えています。
しかしアテネでは、動物保護に使われる市の予算が半減したにもかかわらず、これらの猫を殺処分はしないそうです。
ボランティアによって去勢・避妊手術された猫は、里親が見つからなければ、また街へ放されます。放された猫たちは、地域猫として、ボランティアがエサを与えるなどの世話をしています。
日本では、まだまだ多くの猫が毎年殺処分されているのが現状です。ギリシャのように、共に生きる命として、猫を大切にしたいものですね。
まとめ
ギリシャは、猫の多い国です。街を歩けば、たくさんの猫たちを見かけます。どの猫も、安心して暮らしている様子。
それができるのも、ギリシャの人たちがボランティアを中心に、猫を大切にしているからなのです。猫好きにとっても、猫たちにとってもうらやましい環境ですね。
30代 男性 匿名
少しはギスギス感が減ると思います。