北欧を代表する猫ノルウェージャンフォレストキャット
世界各国にはさまざまな品種の猫がいますが、その中でも北欧を代表する猫といえばノルウェージャンフォレストキャットが挙げられます。
北欧の「森の妖精」
ふわふわとした長い被毛や、気品溢れる立ち振る舞いから「森の妖精」ともいわれており、今でも人気の高い品種といえます。
今回は、そんな北欧の猫・ノルウェージャンフォレストキャットについて詳しく紹介していきます。
北欧生まれの猫ノルウェージャンフォレストキャットの歴史
- 原産国はノルウェー
- 家庭でネズミ捕りの役目を果たしていた
- 正式に繁殖されるようになったのは1930年代から
- 神話にも度々登場している
北欧ノルウェーでの呼び名は「スコグカット」
ノルウェージャンフォレストキャットの原産国は、北欧の国であるノルウェーです。はっきりとした起源は分かっていませんが「トルコの品種の猫が関係している」という意見を出している人もいるそうです。
故郷である北欧ノルウェーでは長年「スコグカット」という愛称でよばれており、あらゆる家庭でネズミ捕りを行う役目を荷っていました。
ノルウェージャンフォレストキャットという名前がついて、正式に繁殖されるようになったのは1930年代です。ノルウェーの森林で育ってきた経緯があったことから、このような名前がついたといわれています。
北欧の猫は神話にも登場している
ノルウェージャンフォレストキャットは、実は神話にも度々登場しています。女神フレイヤが乗る戦車を引いていた猫や、北欧神話に登場する雷神トールが持ち上げられなかった猫は全てノルウェージャンフォレストキャットのことを指しているのではないかといわれているのです。
その神話通り、確かにノルウェージャンフォレストキャットは体重が重たく、ガッチリとした体型をしています。ノルウェージャンフォレストキャットは神話にも登場する、神秘的な猫ともいえるでしょう。
北欧の猫ノルウェージャンフォレストキャットの性格
北欧の猫として知られているノルウェージャンフォレストキャットですが、実は日本でもこの品種の猫を飼っている人はたくさんいます。ノルウェージャンフォレストキャットは猫を初めて飼う人でも飼いやすい性格をしているのです。
穏やかな性格
ノルウェージャンフォレストキャットはとても穏やかで優しい性格をしています。からだがとても大きいせいで、ワイルドで気が強そうなイメージをされがちですが、飼い主さんにベタベタと甘えたり、じっと耐えたりする性格が特徴的です。
気候の低い北欧地域で雪や寒さに耐えながら、大人しく生活してきた背景が関係しているのかもしれません。ノルウェージャンフォレストキャットは周りの人間や生き物に対して温厚に接することが多いため、家族の多い家や、多頭飼いなどにも向いている猫といえます。
フレンドリーな性格
北欧の猫、ノルウェージャンフォレストキャットはフレンドリーな性格をしていることが多いです。猫というと、クールで一匹狼のような性格をしている子もたくさんいます。
しかし、ノルウェージャンフォレストキャットは犬のような性格に近く、初めて会う人や親しみのない生き物でも、すぐに仲良くなるという特徴を持っています。
ただし、あくまでも「フレンドリーな性格が多い」というだけであって、全てのノルウェージャンフォレストキャットがそうというわけではないため、なかには一人を好む猫もいます。
遊ぶのが大好きな性格
ノルウェージャンフォレストキャットは北欧ノルウェーで長年ネズミ捕りの役目を背負っていたこともあって、何かを追いかけて遊ぶことが大好きです。また、キャットウォールの上などを軽々と移動して、思いっきり走り回るといった行動を見せることもあります。
猫じゃらしなどで遊んであげると大喜びする猫も多いので、猫用おもちゃと通してコミュニケーションをとりやすい猫でもあります。
賢い性格
ノルウェージャンフォレストキャットは北欧ノルウェーの家庭で人に飼われ、ネズミ捕りを忠実に行っていた影響もあってか、人のいうことをよく聞いて芸を覚える猫も少なくありません。
お手やベルをならす芸など、簡単なレベルのものであれば覚えることもあるので、ノルウェージャンフォレストキャットを飼っている人や、これから飼う予定がある人はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
北欧の代表的な猫、ノルウェージャンフォレストキャットは神秘的でおとなしく、人懐っこい性格も持っています。高貴な見た目とは裏腹に、ひょうきんな行動を見せることもあるため、そのギャップにキュンとくる人もたくさんいるでしょう。
とても魅力を感じることのできる品種なので、猫をこれから飼うという人は、ぜひノルウェージャンフォレストキャットも検討してみてはいかがでしょうか。