猫の爪が引っかかってしまった時の対処法
かわいい愛猫がの爪が引っかかってしまった時の対処法には以下のものがあります!
- 優しく外す
- あらかじめ爪を切っておく
- 出血した時は止血
- 自力で取れる場合も
- 猫が爪を引っ掛けるものを置かない
優しく外す
猫が爪を引っ掛けて困っている場合は優しく手を添えて外してあげましょう。無理やりはがすのは危険なので、あくまでも優しく行ってあげてください。飼い主さんが爪を外してくれた事が嬉しくて病みつきになり、飼い主さんが席を立とうとするとすかさず、爪をソファに引っ掛けて取れないふりをする猫さんもいるそうです。そんなアピールをされたらたまりませんね!
あらかじめ爪を切っておく
猫が爪を引っ掛けた時、飼い主さんが在宅していれば良いですが、もし留守の時は危険な場合もあります。愛猫が危険な目に遭うのを防ぐため、あらかじめ爪を切っておくと予防になります。猫用爪切りを使ってカットしてあげてください。猫によっては爪切りが難しい場合もあります。その時は、動物病院やトリミングサロンでカットして貰うと良いでしょう。
猫の爪を切らないと引っ掛ける可能性があるばかりでなく、巻き爪となって柔らかい肉球に刺さってしまうかもしれません。若い猫では、好みの爪とぎを置いておけばそこで爪とぎをしてお手入れをするので巻き爪になることは少ないのですが、老猫になると爪とぎが億劫になり、伸び放題になって巻いてしまうのです。愛猫が歳を重ねてきたら気をつけてあげてください。
出血した時は止血
猫が爪を引っ掛けて根元から折れてしまうこともあります。猫の爪には血管や神経が通っており、折れると出血してしまいます。もしそうなってしまったらガーゼなどを当てて止血してあげてください。そして化膿を防ぐため、動物病院で治療を受けましょう。人用の薬を塗ることは避けてください。
自力で取れる場合も
爪を引っ掛けた猫は、まず自分で外そうと努力します。大抵は外れることの方が多いので見守ってあげましょう。もしどうしても取れない場合、手を貸してあげると良いですね。
猫が爪を引っ掛けるものを置かない
こちらは予防策になりますが、目の荒いカーペットやカーテンなど、猫の爪が引っかかりやすいものを室内に置かないのも有効です。フローリングで猫が滑るのが気になる場合は、ジョイントマットなどを敷いてあげると良いでしょう。ジョイントマットが爪とぎにされてボロボロになる可能性はありますが、簡単に取り替えができるのが良いところです。
猫の滑り止め専用に作られたシート等もあります。猫の滑り止め対策をするのは猫の足腰への負担を軽減する効果もありますので、取り入れてあげるのも○。
猫の爪とぎ場所で困る時は...
猫が壁や柱、ソファなど、爪を研いで欲しくないところで研いでしまう、とお悩みの飼い主さんは多いです。そんな時、猫を叱ってもあまり効果はありません。それよりも猫が飼い主さんの望む場所で爪とぎをした時、褒める、おやつを与えるなどして、ご褒美を与えると良いでしょう。
また、猫が爪とぎをしてしまう場所に爪とぎを設置する方法もあります。ソファなどは普通の爪とぎを置くのが難しいですが、シート型になった爪とぎも売っています。そのような爪とぎをうまく使って、猫による爪とぎストレスを軽減しましょう。
尚、猫が好む爪とぎの素材は、1位がカーペット素材、2位がロープ、3位がダンボールです。爪とぎの置き方にもポイントがあって、縦置きを好む猫が一番多く、次いでキャットタワー2段以上のもの、水平置き、斜め置きとなります。もちろんこれは一般論であって、猫によって好みが異なります。いくつかの素材や置き方で爪とぎする猫もいますし、1つの素材と置き方でしか爪とぎしない猫もいます。
愛猫の好みに合わせた爪とぎを設置することで、飼い主さんが困る場所での爪とぎを防ぐことにもつながります。愛猫の好みを確かめるため、いくつかの素材と置き方でテストしてみてください。猫にとって爪とぎは本能的なもので、やめさせることはできません。猫が快適に爪とぎでき、なおかつ飼い主さんもストレスにならないような方法を見つけることが大切です。
まとめ
猫の爪は武器になりますが、人と暮らす猫の場合は凶器になってしまいます。尖った猫の爪は飼い主さんにとっては危険なシロモノですし、猫自身も爪を引っ掛けて危険な目にあうこともあります。尖った猫の爪が皮膚に刺さると本当に痛いです。ご経験のある飼い主さんはお判りかと思いますが...。愛猫と飼い主さんを守るためにはマメな爪きりが重要です。愛猫とのスキンシップも兼ねて、爪を切ってあげてください!