『猫飼育不可』の物件はなぜ多いの?猫と暮らせる部件探しの方法

『猫飼育不可』の物件はなぜ多いの?猫と暮らせる部件探しの方法

間違いなく需要が増えているにもかかわらず、現在でもまだまだ「ペット飼育不可」の条件が付いた賃貸物件が多いです。なぜなのか?また、そんな中でどうすれば猫(ペット)飼育可物件を上手く見つけられるか?、を解説します。

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なぜ「ペット飼育不可」物件は多いのか

窓際にたたずむ猫

以前と比べると少しずつ増えてきたとはいえ、「ペット飼育不可」物件は全賃貸物件の約1割程度(5%以下という説もあり)しか無いのが現状です(当然、地域によってその割合は変わりますが)。

近隣のトラブル

ではどうしてこんなにも不可物件が多いのか?それはやはり大家さん側が、猫や犬の飼育によって発生するトラブルを嫌がるから、なのですね。そのトラブルも様々な内容があって、鳴き声や吠え声による他の住人とのトラブル。

ペットの臭い

部屋の中の匂い(排泄物や体臭)が取れないための退去時のトラブル(ちなみに私が今の部屋に引っ越す契約を交わした際に、大家さんに"何故ペット飼育可の物件が少ないのか?"と尋ねてみたのですが、その答えは一番はやっぱり匂いの問題ですかねぇだったのを思い出しました。

壁紙などの傷

なので、部屋には一般の物件よりも換気扇が3つ程多く設置されています)。そして爪跡、爪研ぎ跡などの傷のトラブル。そんなトラブルは、大家さんとしては当然避けたいですよね。

たとえペット飼育不可の一般の物件でも同じように様々なトラブルが発生するはずですが、ペットがそこに加わると更に面倒事が増えてしまうだろう、と考えるのも無理はないかもしれません...。

犬は飼えても猫は飼えない物件がある理由

賃貸物件の広告

しかも「犬は飼育してもいいが、猫はダメ」という、我々猫好きな者にしてみればまるで不可解な物件も存在します。「なんでそうなるのか??」、と調べてみたところ、一番の理由は大家さん側の猫の習性などに対する誤解と先入観によるものがほとんど、のようなのです。

「猫不可」物件の大家さん曰く、「爪研ぎで部屋の中の物がボロボロにされてしまう」、「オシッコの匂いが強くて簡単に消せない」「放し飼いされると他の住人トラブルになりやすい」「夜中などに走り回ったりされて他の住人に迷惑がかかる」...。そんな理由が並ぶようです。

猫の複頭飼いは不可の物件がある理由

遊んでいる猫

さらに不可思議なのが、「猫は一匹なら飼育可能。でも2匹以上は禁止」という物件がほとんど無い事です(今の私の物件もそう)。

なぜそういう「規則」が”横行”するのか?その理由のひとつには、単純に一匹が二匹以上になったらそれだけ傷を付けられたりトラブルが発生したりする確率も増えるに違いない、という先入観があるようです。

加えて、もうひとつの理由としては、複数以上の猫を飼う人は次々と猫を保護したり譲り受けたりして、いつのまにか増えてしまって、いわゆる「猫屋敷」状態になってしまうのでは?、という不安もあるようです。

猫を飼える物件を探すには?

家の中で遊んでいる猫

とはいえ、さすがに一昔前よりは「ペット飼育可」「猫(一匹までなら)飼育可」、の賃貸物件は徐々にですが増えてきています。ですので、まず始めは通常通り、住居希望地域の賃貸物件を各不動産会社のサイトにて「ペット可」物件がないか、こまめに探してみましょう。

先述のように「ペット可」=「犬は可でも猫は不可」物件はまだまだ多いので見つかりにくいでしょうが、猫が犬よりペットとして飼われている頭数が上回った、というニュースなども結構取り上げられたりもしていますので、不動産会社側の意識も変化してゆく段階にあると思いますから根気よく探し続けてみましょう。

ペット相談物件

あと、「ペット(飼育)可」ではなく「ペット相談」といった表記で募集広告を出している不動産屋さんがあります。

特にネット検索する際は必ずキーワード等、で「ペット可」だけでなく「ペット相談」でも探してみて下さい。連帯保証人など身元的に信頼出来るか、飼育経験と知識が豊富であるかという所をオーナーさんは重要視している事もあります。

猫が飼える物件だけを紹介してくれるサイト

階段に座っている猫

また、ほぼ首都圏対象、という条件下になりますが、「猫飼育可」物件だけに特化した不動産屋サイトが現れていますので、首都圏在住希望者ならばぜひ活用してみて下さい。

ペットが飼えるかどうか相談できる物件であれば、ご自身の経験と知識の豊富さを提示出来るような資料を準備して、プレゼンさながら、一生懸命「口説いて」みれば可能性も広がります。

また、多少の賃料アップや条件の変更、等も(程度の差こそあれど)こちら側も譲歩する姿勢と心づもりも必要です。お互いに十分理解、納得の上で契約しましょう。

まとめ

日向ぼっこをしている猫

私事で恐縮ですが、自分の場合は探し始めた時点ではそもそもまだ猫を保護する前の段階だったので、あまり焦る必要もなく「ペット(猫)可」の賃貸物件を探す事が出来、しかも運良く空室を見つける事が出来たのですが、ほとんどの地域においては、まだまだ猫や犬の飼育可能な賃貸物件が少な過ぎるのが現状なのを色々調べていくほどに痛感させられました。

私が何故こういった内容の記事を書いたのか?というと、この「猫や犬を飼いたくても飼えない住環境である事が、猫や犬の殺処分数がなかなか減らない一因じゃないの??」という気持ちが以前からあるからです。

賃貸物件の中にも当然一軒家もありますが、マンションやアパートと比べれば一方的に少ないですし、「マイホーム」を購入するのも人生の一大事。こういった意味でも、今後はぜひ「猫飼育可」の賃貸物件が増えてくれる事を願ってやみません。

もしも今回の記事が、そのためのほんのわずかでも一助になればとても嬉しく思います。また、運良く猫と暮らせる環境に身を置けるようになれば、当然ながら飼育上のマナー厳守、部屋はあくまで「借りている部屋」である事を忘れずに猫と共生してゆく事、そして何があっても絶対に最後まで猫を守り通す事。その3つを忘れずに、幸せな猫との暮らしを楽しんで頂ければと思っています。