子猫に与える餌の量・回数の計算式
猫の餌の計算式
- 子猫の場合:体重(㎏)×160~240kcal
- 成猫の場合:体重(㎏)×80kca
成猫の健康を保つ1日の餌の量は「体重(㎏)×80kcal」で計算され、この量を2~3回に分けて与えます。生後6ヶ月齢くらいになると発情期を迎え、避妊・去勢手術をする猫も多いでしょう。不妊手術をすると肥満になりやすいため、不妊手術を受けた猫用の餌に変えたり、今まで以上に餌の量に気をつけなくてはなりません。
では、子猫にはどれくらいの量の餌が必要なのでしょうか?
子猫は成長するのにエネルギー消費が激しいため、体重当たりのカロリー数を成猫の2~3倍にしなくてはなりません。つまり子猫に必要な餌の量は「体重(㎏)×160~240kcal」ということになります。
子猫が生後3~8週齢、1~2ヶ月(離乳期)の餌の量
餌の量の計算式
- 体重300gの場合:0.3×160~240=48~72kcal
- 1日3~4回に分ける
この頃の体重を300gとして計算すると、0.3×160~240=48~72kcal分必要となります。
まだ胃が小さいので、これを1日3~4回に分けて与えてください。
餌の量は何グラム与えるべき?
ロイヤルカナンのキトン用(409kcal/100g)を与えると仮定した場合
子猫の体重 | 計算式 | 1日で必要な餌の量(g) |
---|---|---|
400g | 0.4(kg)×160〜240(kcal)=64〜96kcal | 1日約15.6〜23.4g |
600g | 0.6(kg)×160〜240(kcal)=96〜144kcal | 1日約23.4〜35.2g |
800g | 0.8(kg)×160〜240(kcal)=128〜192kcal | 1日約31.2〜46.9g |
こちらに表記した餌の量はあくまでも目安です。子猫の時期しっかりと栄養を取らせなければいけませんのでお腹の調子を見ながら量を増やしてあげるなどして調節してください。またドライフードだけではなくウェットフードを混ぜて与える時は量を調整して与えるようにしましょう。
子猫用ミルクから離乳食を
乳歯が生え始める生後3週目はミルクから離乳食に切り替え始める時期になります。子猫用ミルクに加えて少しずつ子猫(キトン)用の餌を与えましょう。キトン用の餌は成猫用と違い、栄養価が高い餌です。ウェットフードなら柔らかいのでそのままでも大丈夫ですが、ドライフードの場合はミルクやお湯でふやかして食べやすくしてあげてください。
徐々にミルクの量を減らしていき、生後6~8週の頃にはキトン用の餌とお水だけの食事に切り替えます。
生後2~3ヶ月齢の子猫の餌の量
餌の量の計算式
- 体重1㎏の場合:1×160~240=160~240kcal
- 一日3~4回に分けて与える
餌の量は何グラム与えるべき?
ロイヤルカナンのキトン用(409kcal/100g)を与えると仮定した場合子猫の体重 | 計算式 | 1日で必要な餌の量(g) |
---|---|---|
900g | 0.9(kg)×160〜240(kcal)=144〜216kcal | 1日約35.2〜52.8g |
1キロ | 1(kg)×160〜240kcal=160〜240kcal | 1日約39.1〜58.6g |
1.5キログラム | 1.5(kg)×160〜240kcal=240〜360kcal | 1日約58.6〜88g |
子猫は生後3ヶ月齢まで急激に成長するので、栄養不足にならないようにキトン用の高栄養の餌を十分にあげてください。
餌の量は、この頃の体重を1㎏として、1×160~240=160~240kcal分必要となります。
この頃もまだ胃は小さいので3~4回に分けて与えてくださいね。
またこちらで紹介した計算式もあくまで目安です。子猫の食いつきや体調をみながら量を調節してあげましょう。
生後4~6ヶ月齢の子猫の餌の量
生後4ヶ月齢くらいから徐々に成長のスピードが緩やかになって必要なエネルギー量も減ってくるので、この頃から餌の量を調整していくと良いでしょう。
体重は猫種や性別によっても違いが出ると思うので、愛猫の体重に合わせた餌の量を与えてください。
それでも胃の大きさはまだ成長段階なので1日3回くらいに分けてあげてくださいね。
子猫に与える餌の量についてのまとめ
子猫にとって、成猫に成長するまでの生後1年間がとても重要です。この間、成長を左右する要因はなんといっても「餌」!何をどのくらい食べるかで成長具合も変わってきます。餌の量が足りなければ栄養不足になって成長不足になってしまいます。
健康でたくましい猫さんに育ってもらうために、子猫に必要な餌の量を知っておきましょう。
30代 女性 nanairo
それまでどの様にしてエサを調達していたのか分からないのですが、保護当時はとても痩せていました。
子猫は成猫野良猫2〜3倍もカロリーが必要なんですね!全然食べてなかったんだろうなぁ…と感じました。
ミルクの時期を超えていたので、キトン用の餌をカリカリとウェットと両方与えていましたが、食いつきが悪い、イヤイヤ食べてるのかな?と思っていましたが、胃が小さいから分けて食べていたんですね。
4カ月辺りから、ダラダラ食いはなくなってきて
1日3食ペースになりました。
子猫の餌は、種類があまりない様に感じるので
食いつきが悪いと苦労するなぁ、と思います。
特にうちの猫は、お肉味があまり好きではないので、魚味をずっと選んでいるのですが、子猫用は魚味がほとんどなく、今思うと足りていたのかなとちょっと反省しました。
半年を迎えすぐに去勢をしたのですが、見事に太りました。
それまで痩せ型だったのが、立派な体格になりました。
うちで与えていた去勢後用の餌が魚味で、本人もこれだ!と思ったのか、見事に食べる姿が嬉しくて、規定よりちょっと超えても大丈夫かな…としてしまっていました。
体重に合わせてちゃんとこちらがコントロールしてあげないといけませんね。
子猫時代の食いつきの悪さが尾を引いて、今でも食いつきが悪くなると不安になっていましたが、あの時はあの時で、大丈夫だったんだなと思えたのは良かったです。
今、本人の食欲に反して減量中ですが、おとなになって苦労しない為にも
健康なカラダ作り、その子を見て
その子に合ったものを模索してあげないとですね。
20代 女性 ゆず
さらに、成長するにはたくさんの栄養とそれを消費するために運動することが大切です。なので、子猫の頃は特にたくさん遊んであげて下さい。
20代 女性 芽以
子猫時代は目安量より多少多く食べても問題はなく、栄養不足に陥ることのほうが問題だと指導して頂きました。特に子猫時代は、体の基本をつくるとても大切な時期であり、栄養価の高いご飯をしっかり与え、丈夫な体づくりを意識することが大切だそうです!もちろん、肥満になりやすい不妊手術後からは食事の制限も必要です。でも、人間と同じように個々の体格や、体質もあるのでフードのパッケージに表記されている数字だけに囚われないよう注意が必要ですね。
また、愛猫は4歳になりますが、いまだに一日の食事回数は3~4回と小分けにしています。これも、おねだりがしつこい!と獣医さんと話していたときに頂いたアドバイスです。猫は食にうるさい子も多いですよね。たとえドライフードであっても器に入れたまま放置しているとニオイが少なくなってしまい、新しいの入れてよ!と文句を言われることもありました。おねだりを無視し続けるのも心苦しく、食事の回数を獣医さんに言われた通り、3~4回に小分けにしたところ、おやつ以外のおねだりは今のところありません。
子猫時代の習慣は、その後の生活に大きな影響を与えます。成猫になったときに、どんなご飯でも食べられるように、月齢にあったフードへの切り替えを行いながら、できるだけ様々な種類のフードを与えてあげるのも大切です。
40代 女性 しほ
生後2ヶ月になってからは、仔猫用の缶詰を与えていました。与える量は、獣医さんに相談して与えていました。お腹が敏感な猫ちゃんなので、神経を使いました。結局、仔猫の間は缶詰でした。半年ぐらいになったときには、お野菜を少し湯がいて刻んで混ぜて与えたりもしました。色々、試してみましたが、やはり仔猫用の缶詰がよくて頼っていましたよ。
40代 女性 匿名
30代 女性 匿名
最初は2匹とも下痢が続いていたので、病院に連れて行って下痢止めを処方してもらい治りました。
まだ産まれて1ヵ月位と獣医さんに言われたので、ご飯は仔猫用の缶詰めとドライフードをお湯でふやかして潰してあげています。
4回に分けてあげてますが、おねだりが酷い場合はドライフードを追加であげています。
(ドライフードの方がカロリーが低いので)
うちの子は好き嫌いなく、なんでも食べてくれるのが救いです。
トイレもすぐに覚えてくれたので良かったです。
太らせないように、カロリーコントロールだけきちんとしたいと思います。
今は1日4回ですが、どれくらいから回数を減らしていけば良いのでしょうか??