平均的な猫の体温
猫を足の上に乗せているとほんのり暖かく感じますよね。猫の体温は皆さんはご存じですか。猫は人間よりも体温が高く「38.5度くらい」が平均的になっています。
しかし、肉球だけが冷たいと病気ではないかと心配になってしまいますよね。そこでつづいては、猫の肉球が冷たい理由についてご紹介させていただきます。
猫の肉球が冷たい理由
地面が冷たいから
タイルやコンクリートなどの冷たい床に座っていた場合にそのまま肉球が冷たくなってしまうことがあります。猫の肉球は、表面温度を直接感知するのでとても冷たくなってしまいます。
シャンプーをした後
猫は寒さに弱い動物です。シャンプーをした後に体が極度に冷えてしまったり、寒い環境にいた場合などに低体温になってしまいます。こちらの場合は肉球だけでなく体全体の体温が下がってしまいます。
怪我や病気
怪我や病気によってショック状態になってしまうことがあります。人間が見てもわからない内部の異常であったり、骨折や捻挫などによっても起こってしまうことがあります。嘔吐や下痢、食欲不振なども併発していれば早めの受診を心がけましょう。
血栓症
猫の心臓の病気では、心筋症が多く見られます。オスの大型の猫に多いと言われていますが遺伝などによって引き起こされることもあります。
- 無気力
- 食欲不振
- 呼吸困難
などがあげられ、一刻をあらそう病気です。猫は痛みで鳴いたり、歩けなくなってしまうこともあります。猫の歩き方に違和感があったり肉球の色が紫に変化しているときには血栓症を疑いましょう。
肥大型心筋症
心臓の壁が厚くなり、大きくなることで心臓に負担をかけてしまう病気です。手足の血行が悪くなってしまうことによって肉球が冷えてしまいます。
- 肉球が白っぽい
- 体温が低い
- 呼吸がしにくそう
- 食欲不振
などの症状があるときには早めの受診が大切です。
壊死
病気や事故によって足が壊死をしてしまっていることがあります。車との接触事故や、自宅のどこかで足を挟んだりぶつけたりしてしまうことによっても壊死をしてしまう可能性があります。
足を見て、
- ケガをしている
- 変色している
- 臭いがおかしい
などという症状があれば必ず病院を受診しましょう。
猫の肉球が熱い理由
逆に猫の肉球が熱いこともあります。風邪なのかな?熱なのかな?と心配になってしまいますよね。そこでここでは、猫の肉球が熱い理由についてご紹介させていただきます。
眠たい
猫だけでなく、哺乳類は眠たいときに体温が上昇する傾向にあります。猫も同じように、眠たいと体温があがるので肉球が熱くなることがあります。
熱中症
部屋が極度に熱かったりすると人間と同じように熱中症になってしまいます。
- 肉球だけでなく体全体が熱い
- ぐったりしている
- 口をあけている
などという症状があれば、冷やす、水を飲ませて体温を下げてあげないといけません。水は舌を動かし飲み込めるようなら飲ませても構いませんが、できないならば誤嚥しますので無理に飲ませないようにしてください。
体調が悪い
猫も体調が悪いと熱を出します。肉球だけでなく、耳などの全体が熱くないか確認するようにしましょう。
- 食欲不振
- ぐったりしている
などという症状があれば、病院を受診するようにしましょう。
猫の肉球が冷たいときの対策
では、寒いときには猫のためにどのような対策をすれば良いのでしょうか。いくつかご紹介させていただきます。
室温をあげる
エアコンを使って部屋の室温をあげるように設定しましょう。またペットヒーターなどを使っても良いですね。
湯タンポなどを使う
猫が近くで暖まれるように湯タンポなどを使っても良いでしょう。毛布でくるんでそこに寝せてあげると良いですね。
猫の肉球が熱いときの対策
熱いときの対策についてご紹介させていただきます。
室温をさげる
エアコンで室温をさげましょう。エアコンがすぐに効かない場合には扇風機と併用して空気の循環を良くすると室温も早く下がります。
水を置く
猫は熱いときに熱中症になりやすいです。なるべく水分補給ができるように、水を近くに置いてあげるようにしましょう。
まとめ
猫の平均的な体温は38.5度です。それ以上でもそれ以下の体温でも何かの病気のサインであることもあります。猫の肉球の色や食欲などを見て、今一度元気かどうかを確かめてあげましょう。
血栓症や熱中症などは命とりになってしまうこともあるので、異変があれば急いで受診するようにしてくださいね。