猫の肉球が濡れる時
猫の肉球が濡れるのは、こんな時のようです。
- 汗をかいた
- 水に濡れた
- 猫自身が舐めた
1 汗をかいた
猫の肉球から、汗が出ることがあります。その理由は次項で説明しますが、肉球から分泌される汗は、滑り止めやマーキングの匂い付けになるようです。
緊張したりした時にも、肉球が汗で濡れるのだとか。猫の肉球を触った時に濡れていたら、もしかして緊張しているのかも?一刻も早く逃げたい!と思っているのかもしれません。
2 水に濡れた
猫は基本的に、水に濡れるのを嫌う動物ですが、前足の先程度であれば、平気な場合もあります。
好奇心旺盛な猫は、飼い主さんの飲み物を前足の先でちょいちょいすることもありますし、慎重な猫になると、美味しそうな水があってもいきなり口をつけるのは怖いので、前足ちょいちょいで飲んでも大丈夫な水か、味見をする事も。
また、水に濡れた場所を歩いた時も、肉球がビチャビチャになっていることがあります。それで室内を歩かれるのはご勘弁頂きたいので、愛猫の肉球が濡れていたら、拭いてあげましょう。
3 猫自身が舐めた
猫自身が肉球を舐めたために、濡れている場合も。通常の毛づくろいの一環でしたら問題ありませんが、肉球にケガや皮膚病などの異常があ理、気になって過剰に舐めている可能性も考えられます。肉球チェック、してあげてください。
肉球で猫が汗をかく理由
猫も汗をかきますが、人のように体温調節を行なっている為ではありません。猫が汗をかくのには、以下のような理由があります。
- 皮膚の柔軟性を保つ
- 老廃物排出
- 皮膚の細菌に栄養を補給する
- 化学薬品や危険な微生物から体を守る物質を保つ
- ホルモン分泌
大切な皮膚を健康に保つ為や、ホルモンを分泌していわゆるマーキングを行う為に、汗が分泌されているようです。
猫の汗が分泌される汗腺がある場所は、
- 目の周り
- 口周り
- 首と肩
- 臀部
- 足の指の間
- 肉球
- 肛門付近
です。主に、マーキングをする時に使う体の部分に、汗腺が集中しています。
尚、猫の汗腺はアポクリン腺とエクリン腺で構成されています。猫の汗には、多くの役目があるのです。あまり目立ちませんが、猫の体の上で、大活躍しています。
猫は体温調節はどうやってしてる?
猫の汗が体温調節の為でないとすると、猫はどうやって体温調節をしているのか、気になりますね。
パンディング
猫は毛づくろいやパンディング(犬のように口を開けて呼吸する)によって、体温調節をしています。元々、自分にとって快適な場所を探す名人ですから、体温を適度に保てる場所にいる事によっても、調節しているのでしょう。
ですが、なるべく愛猫の体温を適切に保つよう、暑い夏には涼しくする対策を、寒い冬には暖かくいられる環境を、用意してあげてください。
まとめ
かわいい猫の肉球鑑賞でもしようか・・・と思った時にもし濡れていたら、ご紹介した点に注意してあげてください。
濡れていると、せっかくのぷにぷに感が、半減してしまいます。
とは言え、猫の肉球や足先は敏感な部分ですので、触られるのを嫌がる猫も多いです。猫のストレスにならないよう、肉球鑑賞は行いましょう!