猫にシャンプーは頻繁にしてあげた方がいいの?その必要性や頻度とは

猫にシャンプーは頻繁にしてあげた方がいいの?その必要性や頻度とは

猫のシャンプーは頻繁にした方が良いの?なんて疑問に思っている方、ちょっと待ってください!猫はセルフグルーミングを頻繁に行うほどのキレイ好きな動物です。わんちゃんみたいに1ヶ月も経つと臭ってくる…なんてこともないですし、そんなに頻繁に猫のシャンプーはしなくても気にならないのです。それでも「セルフグルーミングでは取りきれていない見えない汚れがあるかもしれない」とか「愛猫に良い匂いをまとわせたい」など、猫の飼い主さん的には思うこともいろいろあるでしょう。さて、猫は頻繁にシャンプーする必要があるのでしょうか?

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

そもそも猫にシャンプーが必要なのか

毛づくろいする猫

猫は砂漠生まれ

猫のシャンプーについては、賛否両論あります。ただ、猫は基本的に水で被毛や皮膚が濡れることを嫌がる動物です。猫の祖先であるリビアヤマネコは砂漠で生まれた動物で、昼夜の寒暖の差が激しい砂漠では体が濡れると体温を奪われて命を落とす危険性があったため、本能的に体が濡れることを嫌うのだといわれています。

なかには、お風呂や水遊びが大好きな猫もいますが、水を嫌がる猫にとってシャンプーはストレスを溜めてしまう行為でしかないのです。ですから、水を嫌う猫に対して無理にシャンプーを頻繁に行う必要性は低いと言えるでしょう。

猫のシャンプーを頻繁にしすぎるとどうなるの?

病気の猫

キレイになるからとシャンプーを頻繁にしてしまうと

  • 毛ヅヤが無くなり、被毛がパサパサになる
  • 皮脂のバランスが崩れて肌のバリア効果が薄れることで皮膚病になる恐れ
  • 逆にシャンプー剤が皮膚に残ると炎症を起こす恐れ

など、かえって逆効果になってしまうかもしれません。
ある獣医さんによると、反対にシャンプーをしなさすぎて病気になった猫は見たことないそうですよ。

シャンプーの必要性が高い猫

シャンプーをする猫

例外として、以下の特徴を持つ猫はシャンプーを定期的にしてあげた方が好ましいとされています。

長毛種の猫は月1でシャンプーをする

短毛種と違ってセルフグルーミングが行き届かないことがあるので、汚れや臭いが目立ってきたらシャンプーしてあげましょう。月1回くらいが目安です。

白色の猫は汚れが見えたらシャンプーをする

被毛が白いため汚れが目立ちやすいです。猫自身がグルーミングで取り切れない汚れが目に見えてきたらシャンプーしてあげましょう。

避妊・去勢手術をしていない猫にはシャンプーをする

猫は発情期に「スプレー」と呼ばれるオシッコより臭いの強い尿を出す行為をします。これが肛門付近について臭く感じる時にはシャンプーしてあげた方が良いでしょう。

完全室内飼いではない猫にはシャンプーをする

ときどき外にお出かけしちゃう猫はもちろん汚れもつくでしょうし、ノミなどの寄生虫を体につけてくる恐れもあるので注意する必要があります。

猫はセルフグルーミングを行う動物

猫は起きている時に暇さえあればというくらい頻繁に自分の体を舐める「セルフグルーミング」を行います。猫の舌には喉の奥に向かって小さな突起がびっしり生えていて、それが抜け毛やゴミを取り除いてくれます。
ちなみに猫がこのセルフグルーミングを全く行わない時は、体内に何らかのトラブルが起こっている可能性があります。逆に強いストレスを感じ、自身を落ち着かせようとした時にセルフグルーミングの回数が異常に増える事も。セルフグルーミングは、猫にとってとても大切な習慣であり、体調のバロメーターでもあります。

猫のブラッシングはしてあげよう

セルフグルーミングにプラスしてブラッシングは飼い主さんがしてあげると良いでしょう。取りきれなかったゴミも取り除ける上に、毛ヅヤも良くなります。

また、大量の被毛をセルフグルーミングで飲み込んでしまうと、毛球症を引き起こしてしまう可能性がありますので、必要以上に被毛を飲み込んでしまわないよう、こまめなブラッシングを心がけましょう。

なので、猫にシャンプーが必要な時といえばセルフグルーミングや、ブラッシングで取り切れない程の汚れが目立っている時や、いやーな臭いがした時くらいなんです。目安としては年1~2回で十分といわれています。
日頃から、ブラッシングや濡れタオルで拭く等のお手入れを習慣づけておけば、年に1~2回のシャンプーも必要ないかもしれません。

まとめ

猫のシャンプーに関しては、個々の性格、被毛の色や長さによって必要性が変わります。長毛種の場合を除き、嫌がる猫に無理矢理シャンプーする必要がないように、日頃からお手入れしておくのが理想ですね。また、シャンプー以上にお風呂後のドライヤーを嫌がる猫は多いのですが、濡れたままでは風邪を引いてしまう事もあります。部屋を暖かくする、吸水性の高いタオルで念入りに拭く等の工夫をしてあげて下さいね。

投稿者

40代 女性 anemone

我が家には避妊手術済みのキジトラ猫(3歳)がいます。1年前から飼っているのですが、今まで一度もシャンプーをしたことはありません。
でも、飼った当初は犬のように月に1度はシャンプーをする必要があると思っていました。そのため、自分でやれる自信がなかったので獣医師さんに相談したところ、その時初めて猫は基本的に体を洗う必要がないことを知りました。
でも、被毛が汚れているのでは?と心配だったりするので、月に2~3回、ぬるま湯に濡らしてよく絞ったタオルで顔や体、足や肉球を拭いてきれいにしています。ただ、お腹だけはどうしても触られるのを嫌がるので、できないのですが…。
また、私の猫は短毛種なのでブラッシングの手間も楽で、非常に助かっています。
投稿者

女性 ごじちゃん

シャンプーだけでなく、お風呂が好きな猫もいますよね。知人の家の猫は、毎日一緒に入浴していました。そういうのは例外で、ほとんどの猫は洗われるのは嫌いだと思います。それと洗った後のドライヤー。大人しくドライヤーで乾かしてもらっている猫を飼っているならうらやましい。以前、長毛種の猫が下痢して、数日おしり洗いでしたが、ドライヤーを見ただけでシャアシャア怒ってました。暴れるし、ひっかくしで、乾かすのが一苦労でした。
健康な若い猫なら、換毛期の徹底したブラッシングと、ウェットティッシュで汚れた部分を拭き取るだけで、十分だと思います。自由猫だと、どんなにのみ取り処置しても、どこからかもらってきますから、シャンプーしたくなる気持ちはわかりますが、それよりのみ取り首輪のほうが、効果があるように思います。
投稿者

女性 Kei

私は短毛の猫ちゃんを飼っています。世間一般には、猫ちゃんは自分で毛づくろいするので、シャンプーはいらない、という認識があるかと思います。実際、そうなのは間違いないと思います。自分で毛づくろいして、抜け毛を除去したり、皮膚の血行をよくしたり...。でも、私は半年に一回、つまり抜け毛の時期である春と秋に2回シャンプーをしています。といっても、性格的に難しいので、トリミングさんにお願いしてですが。
理由としては、まず抜け毛をしっかりとれるように、という点があります。短毛種は、週1ぐらいのブラッシングでいいといわれてる部分もありますが、実際は結構抜けます。特にブラッシングを積極的にさせてくれないこなので、なかなか難しいからです。毛づくろいだけでもいいのかもしれませんが、毛がうんちにたくさん出てくるので、便秘になったりする可能性もあるため、毛づくろいのサポートとしてシャンプーをしています。もう1つの理由としては、どうしても出てきてしまうフケなどをとり、皮膚を清潔にする意味で行なっています。もちろんシャンプーがすべててではないですが、少なくとも皮膚のマッサージになり血行も良くなるので、被毛のつやもよくなりますし、皮膚病などの予防にもつながります。
ただ、シャンプーは猫ちゃんの場合、性格が大きくかかわっているので、無理は禁物なのは間違いないと思います。私の愛猫はシャンプー時はとてもおとなしくしてますので、トリミングさんにだしても大丈夫ですが、少しでも苦手なこはストレスにもなりますし、人も猫ちゃんもいい思いをしないこともあるかと思うので、出来そうな子はしょっちゅうする必要はないかと思いますが、してもいいのでないかと私は思います。
投稿者

30代 女性 tonakai

初めて猫を飼育しているので分からないことが多く、室内飼いの猫は必ずシャンプーをするものだと思っていました。シャンプーについて調べてみると短毛の猫はシャンプーをしなくても良いという情報も多く、グルーミングを一生懸命しているので今までシャンプーはしませんでした。現在2歳になろうとしていますが、1歳半頃から毛の質が変わったように感じ、ニオイも気になるようになってきました。シャンプータオルを使用してもあまりニオイやフケが取れなかったので、シャンプーを検討しています。年に1回程度で良いということなので家でできるか、道具ややり方を調べています。もしできなかったら、シャンプータオルやホットタオルで体を拭く頻度を増やそうと思っています。
投稿者

女性 匿名

長毛種と短毛を飼っています。ベランダでゴロゴロして汚れがめだったりしだしたら天気の良い日に昼間シャンプーをしています。
シャンプーの匂いと長毛種の姿が変わりすぎにびっくりして短毛の方が怒り出すので、できるだけ同じ日に入浴させる事で匂いが一緒になるように心がけています。
投稿者

20代 女性 にゃんきち

以前動物病院で動物看護師として働いていました。
猫のシャンプーは基本的には必要ありませんが、場合によっては必要なケースがあります。

「スタッドテイル」という猫の尻尾付近がベタベタとしたようになる疾患がありますが、そのような場合は薬用シャンプーで定期的に洗う必要があります。
スタッドテイルとは、猫は尻尾の背側に皮脂腺など活発な部位があります。
ニキビと同じように、分泌物がたまり、細菌感染を起こすとそこが皮膚炎になります。
スタッドテイルは、去勢手術をしていないオス猫に多くみられます。
猫の尻尾の付け根付近の毛がベタベタしている場合は、全身は洗う必要はありませんので、そこの部分だけでもシャンプーを使い洗ってあげましょう。
しかし猫は濡れることがとても嫌いですので、飼い主さんが引っかかれて怪我をしないようツメを切ってからにし、注意して行いましょう。
投稿者

女性 匿名

猫にシャンプーは、誤解されておられる飼い主さんの多い事例の際たるものではないでしょうか。

猫にシャンプーするのは、基本的に犬と間違った扱い、と思われます。 猫が、自分の体が濡れるのをどれ程嫌うのかを知れば、敢えてシャンプーする愚を避けるので当然でしょう。

我が家では、保護した仔猫をシャンプーするのは、保護した当日のみですので、生涯に一度切りです。 例えば、純粋の家猫の長男猫も、当然ですが、十九年五か月の生涯に一度のみでした。 それは、無断外出して戻った折に念のためにしたことでしたが、外出させたのは飼い主の過失でした。 最初から外出させなければシャンプー等はしなくて済んだのです。 猫は、絶対に室内で飼うべきなのですから。

ただ、シャンプーしないのは当然として、被毛のケアは、しなくてはならないでしょう。

特に、年に二回ある被毛の生え変わり時には、日々、ブラッシングして抜けた被毛を取り除く作業が必要ですし、その折に、被毛に蚤等の駆除剤を撒くことも要ります。 今では、猫に害が少なく(皆無ではありませんので、使用上の注意が要ります)、効果も高い薬剤が入手出来ますので、猫の体質に注意して使用するのが賢明です。

定期的にブラッシングして、栄養が足りていれば、輝く程の被毛を見ることが出来ます。 

猫は、日々、自身で被毛のケアをする動物ですが、飲み込んだ被毛の取扱は、猫に依り様々です。 長男猫の「とら」は、自身でケアして飲み込んだ被毛のみを「毛玉」にして吐き出していましたが、多くの猫は、食べたものと同時に吐きだします。 

私は、「とら」の吐きだした毛玉を「芸術的ゲボ」と呼んでいました。 胃の中で、如何にして食物と区別して被毛のみを吐きだしていたのかと今でも疑問です。 それ程に一度口にした食物は吐きだすことはありませんでしたから。

生涯に一度のみ食物を吐きだしたのは、私と別れる折でした。 

突然、大きく息を吸い込み前夜に飲んだミルクを遠くにカーと吐きだし、慌てて抱き寄せた私を見据えたままこと切れました。 


投稿者

女性 阿部

確かに猫はシャンプーの必要が無いと言われていますよね。濡れる事も嫌がりますし。
ですが、我が家の猫は年に2度シャンプーしています。
やっぱりニオイがキツくなるとなるべく入れないようにしてあげたくても厳しいんですよね;;
いくら自分で毛繕いをして綺麗にしてるとは言っても
結構ニオイが気になってきます。
うちには小さい子供も2人いるので、毛の抜けやすい春・秋には必ずシャンプーしています。
お風呂ではニャーニャーと鳴きますが、暴れる事なく無事に洗えています。
そのかわり長い時間入れるのはストレスにもなるし、風邪を引かせたら大変なので、
5分以内に終わらせて、ドライヤーが苦手なので6畳のお部屋をストーブで暖めておいて
お風呂上りはタオルドライのあと、そこで毛が乾くまで休ませるようにしています。
投稿者

女性 のん

ウチも愛猫のシャンプーは、しようと思ったことはありましたが、お風呂場の方に連れて行くだけで様子がおかしくなるので、きっとこれは無理だ、と思って断念しました。その頃はあまり猫に関する知識がなかったのですが、後々色々と知っていく中でしなくても良い、と知り、無理矢理やらなくてホント良かったな、と思いました。もし無理に入れていたらたぶん愛猫は大暴れしてワタシは引っ掻き傷だらけ、猫も恐怖心でいっぱいになり、最悪の場合、ワタシとの信頼関係も崩れていたかもしれません。

もちろんシャンプーが必要な場合もあるでしょうが、水を嫌がる猫にはドライシャンプーが良い、とどこかに書いてありました。
確かにドライシャンプーだったら猫にあまり負担をかけずにできるかな、と思います。

トリミングサロンにお願いするのも良いですが、犬を主としているサロンだと充分な猫に関する知識がなく、
サロンに行ったあとで亡くなってしまった、という話もチラホラ耳にします。
それを聞いて、もし猫をサロンに連れて行くのであれば猫専用か、猫の経験が豊富なサロンにお願いした方が良いな、と思いました。
投稿者

40代 女性 Yuann

うちは9歳になる虚勢手術済みの男の子ですが生後3週間ほどで
保護してその時に1度だけシャンプーしたきりです。
完全室内飼いで寝るときも同じ布団で寝ますが臭いは全くありません。
少し水がかかるだけでも嫌がるのでシャンプーはかなりのストレスになりそうなので
これからもシャンプーすることはないと思います☺
投稿者

20代 女性 みるくてぃー

猫のシャンプーについては賛否両論ですよね〜。意見が分かれるのでこの辺りは飼い猫の種類や様子と飼い主さんの考え方次第かな?と思います。
猫の祖先は砂漠で生活し、水に濡れる事は命を落とすことになりかねないため、本能的に水に濡れるのを嫌うと言われています。ほとんどの猫は自分で毛づくろいなどのグルーミングをしますし、比較的体臭が少ない事からもシャンプーをしなくて良いと考えられてるんですよね。
これは野生など自然の生活をする猫の話だと思っています。
現在では、家庭猫として飼われる猫や、人間が産み出した新種の猫種なども多く存在します。なので猫にシャンプーをしなくていい考えは古いかな?と思います。猫種により変わりますし、個体によっても変わります。
ここにシャンプーをしなくて病気になった猫は見たことがないとありますが、病気というか皮膚トラブルになってしまう猫は少なからずいますので注意です。
もちろん、シャンプーのしすぎも良くないので猫ちゃんに合わせてシャンプーをしてあげるのが良いと思います。

ブラッシングや蒸しタオルなどで定期的にお手入れしている場合は頻度が減りますし(短毛種なら年に1.2度でも良いと言います)長毛種や排泄で汚してしまった場合は頻度が上がります。
あまり臭くならないとは言え、猫も匂います。
個人的には、適度なシャンプーは必要と思いますが、シャンプーのし過ぎは注意したいですね。
投稿者

10代 女性 匿名

猫ちゃんは、自分で舐めることが出来るので乾きやすい夏などに年1ぐらいで洗うのがいいと思います。
猫ちゃんが臭うのであれば病気の可能性もあるので注意です…。
投稿者

40代 女性 きき

シャンプーの必要がないのは、猫ちゃんくらいでしょうか。我が家の猫ちゃんも、手術前に一度シャンプーしてもらったくらいでそれ以来、シャンプーしていませんが、5年間臭くもなく綺麗なままです。毎日、猫ちゃん自身が、グルーミングしていますので、綺麗なのでしょうね。たまに、うんちが柔らかくなった時に、お尻についたら、お尻だけ洗ってあげています。それくらいならいつも、我慢してくれますよ。我が家の猫ちゃんも、水に濡れるのが嫌いなので、気付かれないようにしないと、逃げて隠れてしまうので、お尻を洗う日はギリギリまで知らん顔して、無視をしておきます。
投稿者

30代 女性 みちこ

我が家で飼っていた猫ちゃんを、シャンプーしすぎてかえって、皮膚炎をおこしてしまったことがありました。
皮膚が乾燥してしまいまして、保湿もしていませんでした。獣医師に診ていただきましたら、薬を塗ることと、専用の保湿用乳液を塗ることになり、1ヶ月もしないうちに皮膚が元通りになりまして安心いたしました。
猫ちゃんを、シャンプーしすぎてしまうと大変なことになるということを、思い知りました!
元々、猫ちゃんは砂漠にいきる動物だったので体をグルーミングして過ごすのは得意なのですね。

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