猫がお風呂で暴れる理由と正しい入れ方のコツ

猫がお風呂で暴れる理由と正しい入れ方のコツ

お風呂好きの猫っているのでしょうか?猫のほとんどは、お風呂が嫌いで暴れると言う印象を持ちます。お風呂に慣れている猫は、お風呂で暴れたりする事もなくストレスもかからないようですね。では、お風呂で暴れてしまう猫の理由や暴れる猫をお風呂に入れる仕方について紐解いて見たいと思います。

猫がお風呂で暴れる3つの理由

お風呂を嫌がる猫

1 水に濡れるのが嫌い

猫がお風呂で暴れる原因として、猫は本能から、水に濡れることを嫌うということがあります。砂漠地帯に生息していた猫は水に濡れてしまうと、冷え込む夜に体温が下がってしまうという本能から、水に濡れるのを嫌がるそうです。

水に濡れるのに、必死に抵抗し暴れる理由です。犬よりも猫は水に濡れると乾きにくいのです。猫の毛質に脂が付きやすいことも乾きにくい理由です。

2 シャワーの音が怖い

猫が暴れる理由はシャワーの水の音が怖いということもあります。
猫の聴覚は人間よりも優れています。私たちがふだん使用しているシャワーは、猫の耳には何十倍も騒音として聞こえているのです。なのでシャワーの音でパニックになってしまい、暴れてしまうことがあります。

3 お風呂に入る意味が理解できない

猫がお風呂で暴れるのは、自分が何をされるのか分からない、という恐怖や不安から暴れることが考えられます。猫の身体を清潔にするためにお風呂に入れようとしていますが、猫からすれば、ただの嫌がらせにしか思えないかも知れません。

お風呂に入って水に濡れる、大きな音、足場が不安定、身体をゴシゴシとされるのは、猫には理解できずに嫌なことをされていると思ってしまう可能性もあります。その場から逃げたくて仕方ないことから暴れるのではないでしょうか。

猫がお風呂で暴れるときの入れ方のコツ

タオルで包まれている黒猫

暴れる猫に濡れタオルを使う

いきなりお風呂に入れると恐怖で暴れてしまうので、まずはホットタオルや濡れタオルで身体を拭いてあげると良いと思います。それだけでも十分ですが、猫の様子を見て、慣れてきたらシャワーを使うと良いと思います。

暴れる猫に時間をかけない

猫にお風呂はストレスになる場合があるので、暴れてしまう前に時間をかけずに済ませる方がいいでしょう。好きなおもちゃや、おやつを与えながらお風呂に入れると暴れずにスムーズに終わらせることができるかも知れません。

できれば1人よりも2人で行い、1人は猫を抑えて猫の気を紛らせる、1人は猫を洗うようにするとスムーズに行くと思います。

暴れないようにシャワーの水と音に気をつける

どうしてもシャワーの音や水で暴れてしまうと思います。シャワーの水を緩めに出して、音を立てないようにします。水しぶきを立てないことも大事です。猫はお腹や手足を触られると嫌がるので、洗うときは背中から洗います。
その流れでお腹を洗ってあげます。手足、顔付近を洗うと暴れることもあるので、そういうときは洗う必要はありません。

暴れる猫に安定した場所を作る

猫がお風呂で暴れないように必ずドアを閉めましょう。
そして猫の安心できるサイズのオケ、タライなどを用意してあげましょう。できるだけ小さい方が良いと思います。また、お風呂マットを使い、猫が暴れて足元が滑りケガをしないようにしましょう。

猫をお風呂は必要ない

グルーミングをしている猫

猫にお風呂は必要なのか?
猫にとってお風呂はストレスになる方が大きいと思います。猫は自身でグルーミングをして、身体の汚れを綺麗にする習性があるのでお風呂が絶対必要であるとは言いきれません。

お風呂に入れる理由

  • 毛玉や抜け毛の排除
  • ノミやダニの除去
  • 体臭を防ぐ
  • 汚れを落とす

が挙げられます。これらについて解説していきたいと思います。

猫にお風呂は必要ない

猫にお風呂は必要ないと言う意見では、飼い主さんの気持ち次第であり、自己満足でもあると言うようです。
猫はお風呂に入れる必要ないのは、嫌がって暴れるのにわざわざシャンプーをしなくても、他に方法や理由があるからなのです。

  • 毛玉はブラッシングの方が効果がある
  • ノミやダニはフロントラインなどの専用の薬がある
  • 品種により、猫は汗をかかない、敵に存在がばれないように体臭が少ない
  • シャンプーのにおいが身体につくと嫌がる、汚れている部分だけ綺麗にすればよい
  • シャンプーで油分が落ちるのでフケや皮膚トラブルになりやすい

お風呂を必要とする猫種

やはり短毛種よりも長毛種です。被毛がダブルコートの

  • ペルシャ
  • ラグドール
  • エキゾチック

などです。毛玉ができやすく、尻尾やお尻周りが汚れやすいのです。

毛の種類では、毛がカールして巻き毛の猫の、

  • セルカークレックス
  • ラパーマ

などがお風呂を必要です。毛がカールしている分、皮脂が被毛に溜まりやすいのでベタつきやすいと言われています。

そして体毛のない猫の、

  • スフィンクス
  • ドンスコイ
  • バンビーノ

などは毛がない分、毛に皮脂が付いても抜け落ちて排除できないことから、皮脂が蓄積しやすいのでシャンプーが必要と言われています。

猫がお風呂で暴れるまとめ

シャンプーされている猫

お風呂が嫌いな猫もいれば、平気な猫もいるようです。
猫がお風呂で暴れるのは、水に濡れたくない本能と匂いや音を嫌がるのが理由です。お風呂に入るのは「楽しいこと」と思ってもらうのが一番良い方法ですが、そのためには猫の興味で喜ばせるようにしましょう。ご飯やおやつが効果的だと思います。
何より無理にお風呂に慣れさせる必要もないので、猫がストレスにならないようにしてあげましょう。

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