猫は餌を丸飲みしても大丈夫?注意したい事とは

猫は餌を丸飲みしても大丈夫?注意したい事とは

猫が噛まずにフードを飲み込んでいると「大丈夫なのかな?」と心配になってしまいますよね。そんな猫の早食いは体にとって大丈夫なのでしょうか。またデメリットはどのようなところにあるかについてご紹介させていただきます。

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

猫が噛まずに餌を丸飲みするのは大丈夫なの?

ご飯をもらう猫

猫が噛まずに餌を飲み込むのは大丈夫なのでしょうか。猫が丸飲みをしたり早食いをしていると「喉を詰まらせちゃう」とか「体に悪そう」だとか心配になってしまいますよね。こんな猫の行為は大丈夫なのでしょうか?

実はこの猫の早食いや丸飲みの行為は「体内の消化や栄養吸収」に影響はないと言われています。元々野生の猫は捕獲した獲物を丸飲みしていたので、人間のように早食いをしても消化不良などが起こりづらいのです。しかしカリカリ等のキャットフードは野生の猫が食べるような生肉と比べて消化に時間がかかりますので注意が必要です。

猫が丸飲みできる体の仕組み

猫の歯

猫の歯は私達人間のように食べものを噛んですりつぶして食べる「臼歯」があまり発達していません。猫などの肉食動物の歯は鋭く尖っていますよね。大きなものを食べる時は、その鋭い牙である程度の大きさに噛み切って食事をしているのです。

猫の内臓

人間のように消化不良を起こしてしまわないように内臓がしっかりとサポートしてくれます。猫の消化液は酸性度が高く、たとえ大きなものを丸飲みしたとしてもしっかりと消化をしてくれます。

猫が餌を丸飲みするデメリット

バケツに顔を突っ込む猫

猫はフードを丸飲みしても基本問題はありませんが、注意したい事もあります。健康な猫であれば内臓などの消化器官に負担をかけてしまうことはあまりありません。しかし、デメリットもいくつかありますのでご紹介させていただきます。

喉に詰まらせる可能性もある

一般的なドライフードは、猫が丸飲みしても大丈夫なように小さい粒になっていたり、噛み砕かないと飲み込めないようにして対策をしてくれていますが、その時の猫の健康状態によって喉に詰まらせる事もあります。

肥満になる

猫が餌の早食いや丸飲みをすると、ゆっくり食べる猫よりも量をたくさん食べてしまうので、肥満になりやすいことが一番のデメリットです。肥満は、糖尿病などの病気をもたらす危険もあるので注意が必要です。

異物誤食・誤飲の可能性がある

早食いや丸飲みの癖があると目の前に食べ物らしきものがあるとさっさと飲み込んでしまうことがあります。これが消化できない異物であったら胃腸障害や閉塞を起こす原因になってしまうので非常に危険です。

歯石がたまる

猫がフードを噛まずに飲み込んでしまうことによって歯石が溜まりやすくなってしまうデメリットがあります。猫の食事にはドライフードやウェットフードがありますが、特にウェットフードを噛まずに飲み込んでしまうことで歯石が溜まりやすくなってしまいます。

歯石は放っておくと歯周病などのお口のトラブルの原因になりやすく、治療も大変になっていきます。後に紹介する早食いや丸飲みを防止するアイテムを使って解消してあげましょう。

嘔吐をする

猫がフードを短時間で一気に食べてしまうと吐き戻しをしてしまう事もあります。私の愛猫がよくするのですが、空腹だったために餌を出すと同時にがっついて食べてしまいます。そして、その直後にそのままの形で吐いてしまうのです。猫が頻繁に嘔吐をしてしまうことは体への負担ももちろんですが、それが病気のサインなのか気付けない事にもなります。猫の病気は早期発見が大切ですので猫の早食いやフードの丸飲みはなるべくさせないように、早食い防止のお皿を使ったり、一回の食事量を減らし回数を増やす等の対策をしましょう。

まとめ

ご飯を丸飲みする猫

猫の早食いや丸飲みは心配ですよね。でも猫は本来食事を丸飲みをする生き物と言われています。

そのため、人間のように消化不良を起こさないのは「歯」や「内臓」がサポートしていてくれているからです。

とはいえ、猫の早食いや丸飲みは肥満や誤食・誤飲、嘔吐などの引き金になってしまうこともあるので、丸飲み、早食い防止のために対策をしてあげるようにしましょう。

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