ブラッシングで猫の抜け毛対策をする方法
ブラッシングでの抜け毛対策
ブラッシングで抜け毛対策をする際は、猫がリラックスしているときに行うのがいいでしょう。力を入れずに、毛の流れに沿って行います。次にお尻の方から毛の流れに逆らって梳かし、再び毛の流れに沿って整えます。
ブラッシングで抜け毛対策をする利点
- 毛玉予防
- マッサージ効果
- 皮膚病などの早期発見
ブラッシングは猫の抜け毛対策の基本です。ブラッシングは、抜け毛が舞い散る前に取り除くことができるのがメリットです。また、毛のほつれを取ることで毛玉予防や、マッサージ効果による血行促進も期待できます。皮膚病など病気の発見など健康チェックの役割もあります。
抜け毛対策でブラッシングをする時の便利なグッズ
- ブラッシングスプレー
- フーリー
- ファーミネーター
ブラッシング中に困るのが静電気や毛が舞い上がることですが、「ブラッシングスプレー」を使用することで抑えられるので、抜け毛対策の道具の一つとしてあると便利です。
また、ブラシの種類は様々あり、猫の好みもあります。抜け毛対策には「フーリー」や「ファーミネーター」など毛を取り除くのに特化したグッズが便利です。
ブラッシングでの抜け毛対策が苦手な猫ちゃんには
ブラッシングが苦手な猫には徐々にブラシに慣れさせる他に、「ハンドブラシ」で抜け毛を取り除く方法もおすすめです。手のひらにスプレーで水をつけて猫を撫でます。
この作業をするだけでもかなりの量の抜け毛を取り除くことができ、抜け毛対策が可能です。猫も撫でられてご機嫌になることでしょう。ゴムの突起がいくつもある手袋型ブラシも簡単でおすすめです。
ブラッシングをする際の注意点
猫の換毛期は抜け毛が多く、ブラッシングをするとたくさん毛が抜けます。ブラシの種類によっては抜け毛対策のためのブラッシングをし過ぎで、毛が薄くなってしまうこともあるので注意が必要です。
シャンプーで猫の抜け毛対策をする方法
シャンプーで抜け毛対策をする方法
- シャンプー前に耳掃除、爪切りを済ませておく
- シャンプー前にブラッシングをする
- シャンプーをしたらしっかりすすぐ
- タオルドライをしっかりする
- ドライヤーで乾かす
シャンプーで抜け毛対策ができると言っても、ブラッシングが必要です。ほつれを取り除き、抜け毛もある程度取っておきます。
耳掃除や爪切りも済ませておきましょう。シャンプーは猫用を使用します。十分なすすぎ、タオルで水気を良くとり、可能ならドライヤーで乾かします。最後にコームを使って毛を梳かすと大量に抜け毛がとれますが、これでしばらく抜け毛が落ち着きます。
猫の抜け毛対策でシャンプーをする時あると便利な道具
猫のシャンプーに便利な道具には、「ペット用バスタブ」やマッサージができる「グローブ型シャンプーブラシ」などがあります。
シャンプーで抜け毛対策をする利点
換毛期などブラッシングではやりきれないときの抜け毛対策として、シャンプーは手っ取り早い方法です。洗うことでむだ毛を落とすことができるのでしばらくの間は抜け毛が落ち着きます。
シャンプーをする時の注意点
抜け毛対策として有効なシャンプーですが、頻繁に行うと皮膚や被毛が傷むので、長毛種は月に1回、短毛種は換毛期に1回程度にします。
猫にとってシャンプーはとてもストレスになるため、なるべく短時間で終わらせます。猫によっては強いストレスで体調を崩してしまうことがあるので、無理やりシャンプーをするのは控えた方がいいです。
抜け毛対策として効果の高いシャンプーですが、毛が多く含まれた水が排水溝に流れるので、毛が詰まらないように注意が必要です。
バリカンで猫の抜け毛対策
猫の抜け毛対策でバリカンを使う利点
長毛猫などはお尻周りや足回りの長い毛をカットすることがありますが、猫の抜け毛対策としてバリカンを使うことにはあまりメリットがないという考えが多いです。
バリカンで毛を刈っても抜けることに変わりない、毛が必要な季節までに生えそろわない、などが抜け毛対策にならないと考えられる理由です。
しかし、毛が絡んでできてしまった毛玉を取り除くために、バリカンが使われることがあります。毛質によっては毛玉ができないような長さに、バリカンでカットすることがあります。
バリカンを使う方法やグッズ
犬猫用のバリカンは抜け毛対策としては使う機会は少ないかもしれません。抜け毛対策以外でよく使用されるのはおしり周りや足の裏の毛をカットする時です。
お尻周りでバリカンを使う際には肛門周りなどうんちやおしっこがつきやすい箇所だけカットします。
短毛の猫であればそれほど必要ではないかと思いますが、長毛の猫ちゃんの場合、おしっこやうんちが毛に絡まり不衛生になりやすいためバリカンを使用するという事があります。
また長毛の猫ちゃんの場合、足の裏の毛が伸び、そのままフローリングなど家の中を歩いたり走ったりするとブレーキが効かずケガをする恐れがあります。
そのため足の裏の毛をバリカンでカットしている方もいらっしゃいます。足の裏をバリカンでカットする際は肉球を傷つけないように手をしっかり押さえてカットしましょう。
できれば肉球と肉球の間の毛も短くカット出来れば良いですが、慣れていない場合はケガをさせる恐れがありますので肉球が露出するぐらいの伸びている箇所だけをカットするようにしましょう。
バリカンを使う注意点
バリカンの音を猫が嫌がる可能性があります。刈り取られた後の毛の長さによっては、体温調節ができなかったり、ケガをしやすくなるかもしれません。
バリカンの性能によっては柔らかい猫の毛が刈れなかったり、柔らかく伸びる皮膚を傷付けてしまうこともあるようです。
洋服で猫の抜け毛対策
洋服のメリット
猫に洋服を着せることで、抜け毛が舞い散らないというメリットがあります。猫と一緒に布団で寝る場合、布団が毛だらけになってしまいますが、それを防ぐことができるのです。その他に、お出かけの時の抜け毛対策として役立ちます。
猫用の洋服の買い方
猫用の服を多く取り扱っているのは通販です。猫の抜け毛対策や体温調節ができ、シンプルなデザインのものがあります。
洋服の注意点
抜け毛対策のためにいきなり猫に洋服を着せてもストレスを感じて、嫌がって脱ごうとするかもしれません。
少しずつ慣らしてあげましょう。また、脱ごうとしてかじったり、かじった布を飲み込んでしまう可能性があるので、様子を見て洋服を着せるか判断する必要があります。
猫の洋服のサイズは体の寸法と毛の量で判断します。
その他の猫の抜け毛対策
- 掃除機を使って抜け毛対策
- 空気清浄機を使って抜け毛対策
- 雑巾がけをして抜け毛対策
- ウェットシートで掃除をする抜け毛対策
- 猫の物は静電気が起きにくい素材の物を選ぶ
室内の掃除は掃除機がメインですが、毛が舞い上がってしまうこともあります。ペットの毛に対応した掃除機や、空気清浄機を用意するのも抜け毛対策の一つです。また、フローロングは雑巾がけや、ウェットシートなどで掃除すると毛が舞い上がりにくくなります。
猫の毛は静電気によって布に付着するので、静電気が起こりにくい素材を選ぶというのも抜け毛対策です。ペットカバーやこたつカバーなどがあります。
まとめ
猫の抜け毛対策を4つご紹介しました。
猫の毛が抜けるのは仕方ないことですが、猫の健康、飼い主さんの健康のために抜け毛対策は必須です。
今回ご紹介した抜け毛対策は猫によって合うものもあれば、合わないものもあります。
猫に適した方法、飼い主さんにとって無理のない方法で、ストレスなく抜け毛対策が行えるといいですよね。