愛護センターで出会ったにゃこちゃん
今回の主役は、茶白猫のにゃこちゃん。もうすぐ1歳になる男の子です。可愛らしいお名前は、ラーメンを食べている最中に思いついたのだそう。呼びやすくて、覚えやすいお名前にしたかったそうです。
にゃこちゃんとは、動物愛護センターを通してご縁が結ばれました。そこには、飼い主さんが抱いたある思いがきっかけになったそう。
「保護猫を迎えようと思った理由は、保護猫カフェに通ううちに外にいる猫ちゃんたちの境遇を知ったからです。今この瞬間にも、お外で震えていたりお腹を空かせていたり、痛みに耐えている子がいる。そう思うと私も何かしなくてはと日々モヤモヤしていました。助けたい猫ちゃんはたくさんいるけどそこまでの余裕はなく、せめてその中の1匹だけでも幸せにしたいと思いました」
“保護猫をお迎えしよう”と心に決めた飼い主さんは、動物愛護センターでも譲渡の受け付けをしていることを知りました。早速、保護された猫に会いに行ってみると、そこにはにゃこちゃんがいたのです。
当時のことを、「私たちは捨て猫を作り出してしまった人間なのに抱っこを許してくれるにゃこを見て、申し訳なさと愛おしさがあふれました」と振り返っています。
そうして、にゃこちゃんをお迎えした飼い主さん。新生活は、波瀾万丈の幕明けとなったのだとか。
「うちに来て2日間は飲まず食わず動かずでした。3日目もそうだったら病院に連れていこうと思っていましたが、2日目の夜になって急にケージ越しにスリスリしてきてちゅーるも食べました。ですがなかなか夜鳴きがおさまらず、1週間ほど寝不足の日々が続きました」
環境の変化に戸惑いながらも、徐々に夜鳴きもなくなり、少しずつお家に慣れていきました。
愛のキューピットに!!
まん丸おめめがかわいらしいにゃこちゃんは、人間のそばにいるのが大好き! 常に、人がいるお部屋に自分もいたい様子なのだとか。
「にゃこはもともと寂しがり屋なのかな?よく私のお腹の上で寝ています。遊ぶことも大好きで、猫じゃらしをくわえてきては私の前で落とします」
こうして、無邪気で甘え上手なにゃこちゃんの存在は、いつしか飼い主さんの生活に大きな変化をもたらしたようです。
「にゃこが来てから、同居人との生活がさらに楽しいものになりました。ふたりとも、にゃこ中心の生活をしており、会話もより増えたと思います。にゃこがうちに来てから絆も一層深まり、同居人はまもなく夫になります」
飼い主さんと旦那さまの“愛のキューピット”になったにゃこちゃん。これからも優しいパパとママのもとで幸せいっぱいに過ごしていくことでしょう。
「今まで私の中で、ペットを飼うのはペットショップでという概念がありました。もちろんペットショップという選択肢もあります。その選択肢の中の1つに、保護された子も入れてくださると嬉しく思います。今はネットで保護猫カフェや動物愛護センター、保健所などにいる子の情報が見られます。その中に、あなたのお迎えを待っている子がいるかもしれません」
にゃこちゃん、飼い主さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!
※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています
取材/ねこちゃんホンポ編集部
文/めろんぱん
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