子猫団子
現場の様子
ロスアンジェルスの保護団体、Hope for Paws(ホープ・フォー・ポーズ)が懇意にしている猫の一時預かり団体から、猫の親子の緊急保護依頼!
現場にかけつけると、こんな場所でした。
この排水溝の構造、以前にも似たような場所で猫が保護されています。
過去に紹介した「危険な排水溝から子猫の鳴き声…困難を極める救出活動の行方は?」の記事にある排水溝と同じ構造です!
子猫発見・保護
どうやら猫たちは、道路の反対側の溝の中にいるようです。母猫が「シャーッ」と言って逃げていった後には、コンクリートの床の上に子猫たちが残されていました。
これまでにも他の人たちが、もう2年も前から母猫をケージトラップでつかまえようと試みてきましたが、賢い猫はケージに入らないそうです。
まずは穴の中に降りて、三つ又になった開口部を全てふさぎます。子猫たちもすでに自力で走れるほどに成長していますから、逃げ道をふさがなければなりません。
子猫団子!
一生懸命シャーシャー言っている子猫たち。
手を伸ばして1匹ずつ、救出することができました。
次々とキャリーケースに収まる子猫たち。全部で5匹です。
生まれたてのふわふわの子猫たち。はかなげで小さな命が救われて本当によかった……。
この子たちに協力をしてもらって母猫に来てもらう作戦なのですが、女性職員の髪の毛の中でクモがモゾモゾ。いったん外へ逃げてしまいました。
1人になったリーダーは子猫に大接近。みんな戦闘態勢を解除してのほほんとした表情がかわいらしいですね。
ケージトラップの後ろ側に子猫のキャリーケースを置いて、まわりに食べ物をまき、母猫が入ってくれることを祈るように待ちます。
子猫たちは落ち着いてしまって声をあげないので、YouTubeで子猫の声を拾って流します。母猫、反応してくれるでしょうか?
残念ながら、母猫は姿を現してくれませんでした。子猫たちを家に連れて帰り、ミルクを与えることに。
TNR猫コロニー
このあたりはTNR(つかまえて、避妊・去勢して、放す)の猫たちのコロニーになっているそうです。一時預かり施設の人たちが、その世話をしています。
それから
さて、一時預かり施設で子猫たちは元気!少し成長して、ホワホワです。きっとみんなに素敵な家族が見つかるでしょう。
気になる母猫ですが、後日、コロニーの世話をしている人たちが2年越しに保護することができました。やっとTNRも終えたようですよ。ママ猫と子猫たち、どうかこれから幸せな猫生を過ごしてね。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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