猫にカロリーはどれくらい必要?計算に役立つサイトや餌の量をご紹介

猫にカロリーはどれくらい必要?計算に役立つサイトや餌の量をご紹介

猫も人間もカロリーをとらないと活動することが出来ませんが、カロリーを取りすぎると肥満の原因となりよくありません。猫ちゃんに適切な量の餌を与え適切なカロリー摂取をさせる為に、適切なカロリーと餌の量を把握しましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1日に必要な猫のカロリー

大皿で食事する猫
  • 成猫の適正なカロリーは体重×80キロカロリー
  • 運動量の少ない場合は体重×70キロカロリー

公式では成猫の健康を守る為の適正なカロリーは「体重×80キロカロリー」という計算式となっています。体重3kgの猫ちゃんなら240キロカロリー(3kg×80カロリー)、6kgの猫ちゃんなら480キロカロリーとなります。しかし、これはあくまで目安です。

最近は室内飼いの猫ちゃんも多いですし、運動が大好きな子、嫌いな子も様々です。完全室内飼いで、運動量が少ない猫ちゃんなら、公式の計算式より少な目の「体重×70キロカロリー」で計算してください。

子猫の適正なカロリー

食事をする子猫
  • 子猫は成猫よりも多くのカロリーが必要
  • 体重×100~200キロカロリーで計算

子猫は急速に成長する身体に対応するため、成猫よりも多くのカロリーを摂取しないといけません。成猫が体重×80キロカロリーに対し、子猫は体重×100~200キロカロリーと成猫よりも1.2~2倍以上の比率のカロリーを摂取することになります。つまり子猫が0.2kgの場合必要となるカロリーは約40キロカロリーとなります。

生後間もない子猫の場合

生後間もない猫ちゃんはミルクのみでこのカロリーを摂取する必要がありますが、一気にこの量を飲むこともできませんので1日に数回に分けてあげてください。

生まれたての子猫は1日で体重が増加しますので、毎日体重を図り体重にあったカロリーを与えられるようにしっかりと計算しましょう。

子猫のカロリーから成猫のカロリーの移行時期

4週に入ると離乳食が始まります。その後離乳食から子猫用のフードに移行し、生後6カ月を過ぎ、体重も3kgとなったら成猫の通常のカロリー量にして問題ありません。

子猫用のキャットフードはカロリーが高めなので餌の量には注意してください。カロリーが足りないのは問題ですが、カロリーを取りすぎるのもよくありません。しっかりと餌の量を管理してあげましょう。

猫のカロリー計算おすすめサイト

パソコンの前にいる猫
  • 様々な要因にそってカロリーを計算できる
  • 猫のカロリー計算サイトを使う

猫のカロリー計算は、室内飼いや運動量の他にも、去勢済みか?持病はないか?何の猫種か?今現在の体型は肥満か痩せすぎではないか?子猫や高齢猫ではないか?などの細かい要因によって変わってきます。そんな細かい事を言われたらわからない!と、お困りの方はご安心下さい。世の中には便利なサイトがあります。

↑こちらのサイトは獣医師広報版というサイトで、「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」という目的で設立されたウェブサイトです。

こちらの中にある「ネコのカロリー計算」は、細かい項目を選べるので愛猫にあったカロリーを簡単に計算できます。無料なので是非ご活用してみてください。

成猫のカロリーと餌の量

ご飯の前にいる猫
  • 猫の体型や種類によって様々なフードがある
  • フードによってカロリーが違う

愛猫の適正な1日の摂取カロリーがわかったところで、次は適正な餌の量についてです。猫が食べるご飯であるキャットフードにはたくさんの種類が存在します。

肥満気味の猫ちゃんの為に開発されたカロリー控えめのフード、食欲が落ちる高齢猫ちゃんの為のカロリーが高めのフード、腎臓が弱い猫ちゃん用のフード、長毛種の猫ちゃんの為のフードなど様々です。

フードのカロリーは、メーカーや種類によって異なります。そのフードのカロリーは裏面のラベルに記載されていますので、計算をした1日のカロリーに照らし合わせてあげるようにしましょう。

高齢猫のカロリーと餌の量

老猫とご飯
  • 高齢猫は食べる量が減る
  • 体重×60カロリーで計算

高齢猫つまりシニア猫となった場合、運動量はさらに減り1日に必要なカロリーは「体重×60キロカロリー」となります。とは言ってもシニア猫となると、食べる量が減ってしまい必要なカロリーを摂取できない猫ちゃんが多いです。その為、カロリーが高めに作られている高齢猫用のフードを与えることとなります。

しかし、シニア猫ちゃんの中には肥満気味の子やまったく食欲が落ちない猫ちゃんもいます。そういった場合は高カロリーなシニア猫ちゃん用のフードではなく、肥満気味のシニア猫用のキャットフードを選んで与えるようにしましょう。

あまり食べないのに体重が増えていくときやいつも何かを食べたがっている場合はには注意が必要です。高齢の猫でこのような傾向がみられる場合は、様子を見ないで早めに動物病院を受診しましょう。

まとめ

キャットフードと猫

今回は猫の適正なカロリーと適正な餌の量についてご紹介しました。健康を守るうえで、食事はとても大切です。食べ過ぎても食べなさすぎてもよくないので大食いの猫ちゃん、少食な猫ちゃん、それぞれに合わせてカロリーを計算し与えてあげるようにしましょう。

投稿者

40代 女性 けびん

姉が飼っている猫ちゃんは肥満体なので、いまダイエットをしています。わんちゃんや猫ちゃんの場合なかなか、ダイエットさせるのは難しいようです、ご飯を減らすともっとちょうだいと言ってくるしおやつをなくすときげんが悪くなるので、必要なカロリーだけ与えるといいのでしょうが、姉の猫ちゃんの場合は、運動をたくさんさせることにしたみたいで猫じゃらしで走らせていましたら少しずつ体重が減り体も引き締まってきたようです。猫ちゃんに必要なカロリーをしっかり勉強して与えすぎないように注意してあげたいですね。 
投稿者

40代 女性 かずみ

子猫の頃はカロリーが多く必要でしょうが、我が家の猫ちゃんのように、高齢になったら体重×60で必要なカロリーが算出できるので、参考にしています。
心臓の病気を持つ猫ちゃんもいるので、カロリーを摂りすぎないようにしていますので、猫ちゃんによって、必要なカロリーを考えてごはんを与えるようにしています。カリカリは固くて、食べられない猫ちゃんにはふやかして与えていますし、カリカリの固めが好きな猫ちゃんには、固さを残すようにふやかして与えます。そうすると、食欲がましてしっかりと、食べてくれます。それぞれに、好みがあるので、見極め、カロリーのことも考えて与えてあげたいですね。
投稿者

男性 匿名

体重×80kcalとか体重×70kcalだと多いような気がするのですが。

キャットフードに記載の必要量[g]から逆算すると5kgの猫でだいたい270~280kcalくらいになります。
さらに飼い猫であまり運動量が多くない場合はそれよりも少なめになると思いますがどうなんでしょう?

「公式では成猫の健康を守る為の適正なカロリーは…」とありますが、「公式」とはどこに行けばみれるのでしょうか?

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