猫にとって快適な部屋作りにおける8つのポイント

猫にとって快適な部屋作りにおける8つのポイント

猫が心地良く暮らせる部屋を作るためには、気を付けたほうが良いポイントがあります。部屋の中には猫にとって危険なものも多く存在するので、「知らなかった」では済まないことも。猫は快適、飼い主さんも安心できる部屋作りのポイントをご紹介します。

猫が快適な部屋作りの8つのポイント

カウチに座っている猫

当然ではありますが、猫は私たち人間とは異なった習性を持っています。猫と爪とぎは切っても切れない関係ですし、できれば部屋の中でも思い切り運動したいし、日向ぼっこも外せない!植物があったら口に入れてしまうかもしれないし、小物類にはじゃれたくなる……。

そんな猫たちがストレスなく快適に暮らせる部屋とは、どういったものなのでしょうか。8つのポイントを順番に見ていきましょう!

猫が快適な部屋作り・ポイント1

爪とぎにつかまっている猫

爪とぎは必ず設置する

部屋の中のあらゆるインテリアや壁、柱を猫の爪から守るために、爪とぎの設置は必須です。オーソドックスな紙製のものから、布製、樹脂製、縄を巻き付けたものなど、さまざまな種類の爪とぎが売られています。形状も、床置きタイプ、ポールタイプ、球体などバリエーションが豊かです。

猫によっては特定のタイプでないと爪とぎしないコもいるので、愛猫の好みに合わせて選びましょう。

猫が快適な部屋作り・ポイント2

プランターと猫

猫に有害な植物を置かない

私たちの身の周りでよく見かける植物の中にも、猫にとって毒となるものはたくさんあります。シクラメンやアジサイ、ポトス、つつじやアヤメなど、数え上げたらきりがありません。

観葉植物として普通に売られているものも多いので、深く考えずに部屋に飾ってしまいがちですが、万が一猫が食べてしまった場合に害はないかを調べてから購入されることをおすすめします。

愛猫を外に遊びに出している場合は、部屋の中だけではなく庭やベランダに置くことも要注意です。

猫が快適な部屋作り・ポイント3

フローリングで伏せている猫

畳よりフローリングがおすすめ

畳敷きの部屋は風合いや香りで落ち着きますし、猫と一緒に畳でゴロゴロ日向ぼっこをすることは、猫好きさんでしたら一度は夢見るシチュエーションですよね。

しかし、畳は猫が爪とぎをしたくてウズウズしてしまいます。新品の畳を敷いても、数日後には爪とぎされてボロボロに!などという可能性もありますので、畳よりはフローリングの部屋がおすすめです。

猫が快適な部屋作り・ポイント4

キャットタワーの上にいる猫

キャットタワーなど垂直運動ができるものを置く

猫が高い所を好むということはよく知られています。部屋の中でも猫が落ち着ける高い場所を作ってあげましょう。大きくジャンプをして飛び乗ったり飛び降りたりと、猫の運動にもなって一石二鳥です。

いろいろな種類のキャットタワーが売られていますので、部屋のスペースが許すようならそういった物を利用するのが便利です。その他の方法としては、棚やタンスを組み合わせて高低差を作ってあげるだけでも猫は喜びます。日曜大工で飼い主さん自らキャットタワーを作ってあげるのもいいですね。

猫が快適な部屋作り・ポイント5

外を眺めている猫

外が眺められる場所を確保する

窓辺に座って部屋の外を眺める猫……実に絵になりますよね。好奇心旺盛な猫たちは日当たりの良い場所で外を眺めることが大好きです。窓際にはあれこれと物を置かずに、猫がゆっくりと外を眺められるスペースを確保してあげましょう。

猫が快適な部屋作り・ポイント6

仰向けで眠っている猫

猫が落ち着ける狭い空間を部屋の中に作る

猫は広々とした場所よりも狭い場所のほうが落ち着く動物です。人間にとっては狭苦しく「もっと広い所に引っ越したい!」と思うような部屋でも、猫にとっては居心地の良い場所となります。

そんな猫のために、部屋の中には猫が隠れられる狭い空間を作ってあげましょう。とは言え、わざわざ作らなくても、ベッドや机の下など、猫が自分で安心できる空間を見つけて、お気に入りの場所にしてしまうことも多いです。

猫が快適な部屋作り・ポイント7

 蛇口から水を飲んでいる猫

水飲み場は複数設置が望ましい

食事とは違い、水は1日に何度も飲むものです。部屋の広さにもよりますが、水飲み場は複数用意してあげると猫も喜びます。2階建ての家で猫が自由に1階と2階を行き来できる場合、最低でも1階と2階に1ヶ所ずつは水を置いてあげましょう。

猫が快適な部屋作り・ポイント8

アクセサリー

猫がじゃれつきたくなる物を出しっぱなしにしない

ネックレスやブレスレットを掛けて、お店のように飾れるアクセサリースタンドなどを利用されている方も多いと思います。アクセサリーを収納するのではなく、あえて見せることにより、オシャレな部屋を演出できるグッズですが、猫の標的になる危険性を忘れてはいけません。

猫がじゃれついてネックレスが破損し、外れた部品を猫が飲み込んでしまう可能性もあります。部屋が殺風景になり少々寂しいかもしれませんが、アクセサリーに限らず、細々とした物は猫が取り出せない場所にしまっておいたほうが安全です。

まとめ

ブランケットの中で眠っている猫

猫が安心して快適に暮らせる部屋作りの、8つのポイントをご紹介しました。中には飼い主さんにとっては不自由や、「もっとこうした部屋にしたいのに……」と思うこともあるかもしれません。

ですが、猫と生活していく上では私たちが我慢して譲ってあげることも、猫の安全を守るためには必要なのではないかなと思います。そうすることによって、飼い主さんも愛猫のイタズラなどに必要以上にヒヤヒヤすることなく、安心して生活できるのではないでしょうか。

飼い主さんのライフスタイルや猫の性格、好みは様々です。もちろんここで紹介した以外でも、その家庭それぞれに適した部屋作りがあります。愛猫をよく観察してそのコに合った部屋を考えてあげましょう!

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