猫に「好きな人」と見分けてもらおう!そのためのポイントとは

猫に「好きな人」と見分けてもらおう!そのためのポイントとは

久しぶりに再会した猫が自分のことを覚えていて擦り寄ってきてくれたらうれしいですよね?猫はどのようにして人を見分けているのか、記憶力はどうなのか調べてみました。

猫は人を見分けることができる

ドアの前に座る猫

猫は賢い生き物で、きちんと人を見分けることができます。何を基に判断するのかというと、主にニオイと音です。猫同士でもニオイと音はコミュニケーション手段としても使われています。「目で見て見分けないの?」と思うかもしれませんが、実は猫の目は近視のためはっきりとは見えないのです。その代わり聴覚はとても良く、犬の2倍の聴力があります。

猫は優れた聴覚を使って、声や足音で人を判断しています。飼い主の声と他人の声を猫に聞かせ反応を見る実験で、猫は聞き分けることができると証明されました。また、猫を飼育している人なら経験があると思いますが、家に帰ってきてドアを開けたらお出迎えしてくれる、家族の足音を聞き分けてドアの前で待つなど、音を感じることで人を見分けることができるのです。ちなみに、飼い主が声や動きが似ている双子の場合、ニオイで判断している可能性があります。

猫の記憶力はどれくらい?

パソコンの上の猫

ニオイや音で人を見分けるには、その違いを記憶しておく必要があります。猫の記憶力について調べてみると、様々な体験談がありました。「一度その人を覚えたら3か月は覚えていて、何人かを記憶している」「警戒心が強い猫と数日過ごし、3年後に再び会ったが警戒しなかった」などです。

また、猫の記憶力は1週間程度しかないとも言われていて、生存率の低さとの関係や集団行動をしないことが理由として挙げられていました。

猫の気まぐれな性格から記憶力について調べるのは難しいようですが、生活環境や性格によって違うのかもしれません。

飼育されている猫の様に毎日顔を合わせたり、動物病院に行った時のような特別な体験があったりすると記憶するようですが、嫌な体験はしっかり覚えているという特徴もあります。




猫に「好き!」と思ってもらうには

指先のニオイを嗅ぐ猫

猫に「この人好き!」と記憶して覚えてもらいたいですよね。そのためには、猫に近づくためのポイントを知っておくことが大切です。

近寄りすぎない

猫との距離は2メートル以上とります。これ以上近づくと逃げてしまうことがあります。野良猫など警戒心の強い猫に近づこうとしたところ逃げられてしまったという経験がある人は多いのではないでしょうか?

静かにする

動作が大きい、ドスドス歩く、声が大きい、などの動作は猫が驚いてしまいます。猫に近づくときは体を小さく見せるようにしゃがむなどしましょう。

ニオイに注意

タバコや香水など強いニオイは嫌われてしまいます。

高めで小さな声、目を見つめない

低い声は猫に威嚇していると思わせてしまいます。話しかけるときは高めで小さな声にしましょう。また、目を見つめることは敵意を表す動作です。瞬きをしながら視線を外すなどしましょう。

このようなポイントに注意し、猫から近づいてくれるのを待ちます。近づける雰囲気になったら、人差し指を猫に向けニオイチェック(キャットスキャン)を受けます。これは「あいさつ」でもあるのです。

まとめ

足に擦り寄る猫

猫は嗅覚と聴覚を使って人を見分けることができます。声で飼い主かどうかが分かるということは、猫に話しかけているのもちゃんと聞いてくれているということですよね。それを記憶してくれるのも飼い主としてはうれしいことではないでしょうか。初めて出会う猫にも「この人好き」と覚えてもらえるように、ポイントを実践してみてください。

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