ビビりな猫の性格を直す3つの方法

ビビりな猫の性格を直す3つの方法

猫の中には臆病で小心者といった、ビビりな性格を持つものもいます。ビビりな猫はかわいいと思えることもありますが、できればビビらないで済むように直してあげたいものですね。猫がビビりな性格になる原因と、その直し方についてご紹介します。

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猫がビビりになる原因

カーテンの間から顔を見せる猫

猫の性格は、大胆で社交的なものと、臆病で小心なビビりなものといった大きな2つに分けられます。猫の性格が決まるのは先天的なものと後天的なものによるものがあります。

先天的なものとは生まれ持ったもので、親猫の性格を受け継いだ性格です。後天的なものとは、生まれ育った環境や経験によって培われた性格ということになります。
猫がビビりの方になってしまうと考えられる原因は、次のようなものです。

親猫がビビりな性格である

親猫、特に父親の方の性格が、子猫の性格を決めるのに大きな影響力があると言われています。父親猫が社交的、友好的な性格だと子猫も社交的で友好的になり、父親猫が臆病でビビりな性格だと、子猫もビビりになってしまう傾向が強いということになります。

もちろん先天的なビビりな性格を受け継いでも、後天的な要素にも影響を受けるので、友好的になるような成長の仕方をすると、変わることもあると考えられます。

毛色との関係

猫の毛色と性格とは、何かしらの関係があるという説があります。毛の色を決定する遺伝子が、感情を生み出す神経伝達物質の生成と関わっていることがその理由です。

例えばアルビノの猫は、色素が欠乏しているので、日光に弱く、暗い時間にだけ行動することが多いので、人間には臆病でビビりに見えます。

毛色に関しては実験により、白い猫は騒音に対しての恐怖心が強い、という結果があります。
ただし、はっきりとした関係があるとされているわけではないので、必ず白猫がビビりだということではありません。

母猫とのつながり

子猫が成長する生後2週間から7週間までは社会化期と呼ばれており、性格や行動を決定する大切な時期です。社会化期に母猫と一緒に行動することが多いと、母猫の行動を真似て行動し、行動や性格が決まっていきます。

実験によると、社会化期に母猫がそばにいると、未知なものに対しての恐怖心が和らげられ、逆に捨てられたり人間に保護されたりなどして母猫がいない状態で過ごすと、恐怖心を持つことが増えるという関係があることがわかっています。

子猫は母猫が見守ってくれていたら、恐怖心や警戒心をあまり持たずに人間と接したり、新しく行動できたりすることができるのですね。

社会化期に母猫と過ごせないで成猫になると、怖がりになる、つまりビビりになる可能性も高いということになります。

子猫の時の栄養状態が良くなかった

生まれて間もない頃や、妊娠中の母猫の栄養状態が良くないと、行動や性格の発達に影響があるとされています。子猫の脳が発達する大切な時期に栄養が制限されてしまい、発育不全が起こることが理由だと考えられます。

身体的な影響のほか、学習能力が低かったり、協調性がなかったり、極度の怖がり=ビビりや、激しい攻撃性などといった不安定な性格になることがあるとされています。

ビビりな猫の性格を直す方法

抱かれる猫

子猫の頃から人間に慣らす

1日に何度か、人間の手に撫でられたり抱かれたりして成長した子猫は、それがない子猫よりも身体的発達が早く、新しいおもちゃや人間にも怖がらずに近づいていくという行動をとったそうです。

野良猫でも、成猫になるまでに全く人間と触れ合わなかったものは、保護されても人間に慣れるまでにとても時間がかかり、心を許すことも低いとされています。

生後2週間から7週間における社会化期に、適度に人間と触れ合っておくと、ビビりな性格にはなりにくいと考えられます。

他の生き物と一緒に暮らす

社会化期の頃に、人間だけでなく他の猫やペットと生活すると、社会性が高まり、また自分がどの種類に属するのかという認識力も培われるということです。

例えば小さい頃から小鳥と一緒に過ごしていれば、成猫になってからも小鳥を襲うということがないということです。他の生き物に対して受け入れる寛容さが生まれるため、ビビりの性格にはなりにくいとされます。

ビビりの成猫でも、相性の良い猫と一緒に暮らすことができれば、ビビりの性格が改善できる場合があります。同じ行動を取れる仲間の猫が増えるので、一緒にいることで学習することができるためです。

一緒にいる猫が、大きな音がしても怖がらなかったり、知らない人が来ても物怖じせず近づいていったりするのを見ることで、怖がらなくても良いということを学んでいくことができます。もちろん、一緒に暮らす猫とは喧嘩をせずに相性が良く、その猫がビビりではない必要があります。

室内飼いをし、飼い主さんと長く過ごす

猫の生活環境も、性格に影響を及ぼします。室内飼いの猫の方が、飼い主さんとの接触を好む傾向があるということです。猫を限られた空間で飼うことで、その世界での好奇心を満たそうとしたり、刺激を得ようとしたりする感情が増えるのかも知れません。

さらに、飼い主さんが長く猫と一緒にいることで、ビビりな性格が改善することもあります。
室内という空間で一緒に過ごすことで信頼関係や安心の感情が高まり、大きな音や知らない人などにも怖がる必要がないということを、時間をかけて学習していけると考えられます。

限定的な空間に隔離されたことで、攻撃的でビビりな性格から、愛情深く好奇心旺盛な性格に変わることは、成猫になってもあり得ることだそうです。

ビビりな猫がする仕草

棚の下に隠れる猫

耳を伏せて歯をむき出し威嚇する

シャーッと音を出して、ウーと唸るという威嚇は、攻撃の意味だけでなく、恐怖心の表れでもあります。
怒りっぽいというのではなく、怖がってビビりのために発しているということも十分あります。見知らぬ人にはもちろん、新しいおもちゃや、見慣れないものがあった時などにも威嚇をすることがあります。

隠れて出てこない

ビビりな猫は恐怖を感じて不安なことがあった時には、隠れて出てこなくなることがあります。
来客があれば、その人が玄関を開けたとたんにすぐ隠れ、帰ってもしばらくは出てこないといったこともあります。雷や工事の音など大きな音に驚いて、ずっと隠れて出てこない場合もあります。病院へ行った後家に戻ってからも、物陰に隠れてずっと出てこない、といった猫もいるようです。

走り回って逃げる

知らない人を見たり、新しいペットを見たりした時、走り回って逃げるタイプのビビり猫もいます。隠れる場所がなくて走り回ることもありますし、隠れても不安になって移動し続ける、といったこともあります。
このようなビビり猫の場合には、脱走しないように注意する必要がありますね。

小さくなりじっとして動かない

恐怖や不安などがあると、体を強張らせて動けなくなってしまうビビりの猫もいます。
飼い主さんに抱かれていても、耳が後ろに向きで力が入っている、といった状態ですね。又は、猫ベッドやゲージ、部屋の隅などに行き、じっとしていて動かないといったこともあります。

ビビりな猫の性格を直す方法のまとめ

物陰から顔を出す子猫

ある程度母猫やきょうだい猫と過ごし、子猫の頃から人慣れさせることで、ビビり猫にならないようにすることができます。しかしビビりな猫の性格は、生後1年以上であれば、もう性格は確立されているものと考えられ、なかなか簡単に直せるものではありません。

雷や台風、物が落ちたなど、突発的なことに対してのビビりは、直すことは特に難しいでしょう。また、病院に行くのを怖がるというものも、慣れることは難しいと考えられます。

ふだんの生活でもビビり猫ができるだけ安心して過ごせるように、隠れ場所を作り、飼い主さんと過ごす時間を増やすなどしてあげましょう。

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