野良猫だった猫を抱っこするための方法
環境を作る
猫は寒さや暑さに敏感で気持ちの良い所を探す天才的な動物です。野良猫だった猫を抱っこするための一つの方法として家の中の気温を低くし飼い主の暖かさを暖と考えてもらえるように環境を整えておきましょう。
存在を認めてもらっているか確認
野良猫だった猫は身体に触れられるのを嫌がる場合が多いです。もしも野良猫だった抱っこをしたい猫に触れないのなら「まだ」抱っこのタイミングではありません。
側に近寄っても逃げない、側でご飯を食べてくれるなど飼い主を信頼しているようでしたら猫に触ってみましょう。まずは鼻先に指を近づけ「クンクン」してくれれば大丈夫です。
低い位置で撫でる
高い位置から猫を抱っこしようとすると警戒されますので、野良猫だった猫の目線に近い位置に座ります。次に触れるようになった猫の顎の下を撫でます。気持ち良さそうにしていたら猫のみけんも撫でてくださいね。そして徐々に身体の下を触るようにしていきます。
身体の下に手を入れ抱き上げる
身体の下に手を入れられるようになれば抱っこも近いです。差し入れて持ち上げてすぐに下ろす事を時間をかけて繰り返します。抱えながら猫を膝に誘導しても効果が高いでしょう。
さあ、抱っこです
両手のすぐ後ろに手を差し入れお尻を抱え抱き上げます。猫を抱き上げた時に身体が安定していないと嫌がります。猫のお尻を安定させ落ち着いた様子を見せれば抱っこ完了です。
猫が足を突っ張っていたり、耳を倒したり、尻尾をバタバタさせているのであれば嫌がる様子ですからすぐに離してあげましょう。
野良猫だった猫を抱っこするメリット
しつけがしやすい
野良猫だった猫は好きな時に好きな所でトイレをしていました。ただし家の中で一緒に暮らすには野良猫だった時の習慣を変更するためトイレのしつけが必要になります。
トイレのしつけは抱っこをしてトイレに猫を連れていく事が多いので抱っこが出来るようになるとしつけが早く行えますね。子猫は成猫より抱っこはしやすいかもしれません。
病院時のストレスが軽減
ワクチン接種、定期検診など野良猫だった猫に限らず人間と同じように猫も病院とは切り離すことはできません。抱っこに慣れておけばキャリーバッグへすぐに入れる事ができます。苦手な病院に対して野良猫だった猫も飼い主もストレスが少なくなりますよね。
猫の病気の早期発見
抱っこをし身体に触れると猫の身体の変調に気づきやすくなります。皮膚、被毛の状態、しこりなど猫の身体に触れる事により重大な病気でも早期発見が可能になります。野良猫だった猫に長生きしてもらいたいですから抱っこになれてほしいですね。
病気になった時の投薬のため
野良猫だった猫が病気になってしまった時、抱っこに慣れていないと病院への通院や家での投薬が猫にとっても飼い主にとってもストレスになりかねません。
投薬も飲ませる薬だけではなく病気により飼い主が家で注射や点滴を行ったりしなければなりません。普段から飼い主が猫を抱っこする事に慣れていれば野良猫だった猫にも良い影響があります。
シャンプー時
野良猫だった猫が真菌症やノミやダニなど皮膚炎をおこした時、人間の使用する化学的な油が猫に付いてとれなくなってしまった時にはシャンプーが必要になります。
元々水が嫌いな上、抱っこも出来なければ毎回美容院へ連れて行かなければなりません。その上野良猫だった猫が暴れてしまうと麻酔を使用しシャンプーをする必要があります。せめて抱っこは出来るようにしておきたいですね。
野良猫だった猫を抱っこする際の注意点
無理強いはしない
野良猫だった猫は生きるため大変に用心深く慎重です。人間に可愛がらた野良猫だった猫でしたら慣れるのは早いかもしれませんが、生死をさまようような生き方をしてきた猫は警戒心が強いようです。
時間をかけて無理強いをしないようで抱っこのチャンスを作ってくださいね。猫の性格により抱っこが本当に嫌いな猫もいますからその場合は諦めてくださいね。
ノミやダニに気をつける
野良猫だった猫は、すでにノミやダニに寄生されている可能性があります。ノミやダニに寄生されている野良猫だった猫を抱っこした場合、飼い主にも一時的にノミやダニがうつる恐れがあります。
野良猫だった猫を抱っこしようとする前に、まずはノミやダニがいないか確認し、ノミやダニが寄生されている場合は駆除するようにしましょう。
飼い主が強い匂いを身につけない
犬よりは敏感ではありませんが猫も嗅覚が優れていますので飼い主の強い匂いを好まない事が多いです。特に野良猫だった猫は香水や柔軟剤、シャンプーやリンスなど化学的な匂いは苦手な事が多いでしょう。
そして男性の汗の臭いも嫌いな猫は多いようです。野良猫だった猫だけではなく猫と暮らすのであれば強い香りをまとわないように気をつけましょう。
猫を抱っこする正しいやり方を動画で紹介
嫌がる猫でも大丈夫
歩いている猫をそっと追いかけて抱っこする動画です。野良猫だった猫は後ろを向いて逃げやすいですから大変効果的な抱っこの仕方ですね。猫の柔らかさと支える部分がはっきりと分かる有り難い動画ですね。腋から支えお尻からくるりと抱っこすると良いのですね。
基本的な抱っこの仕方
シンプルな動画ですがなるほどと思われる猫の抱っこの仕方です。野良猫だった猫が触られるのが嫌でないなら動画のようにリラックスさせてから抱っこできますね。
嫌がる抱き方も示しています!
猫が安定するためにはどこを支えれば良いのか、そして猫の嫌がる抱き方も載っていますので、野良猫だった猫を抱っこする時にも大変参考になりますね。
猫との接し方入門
野良猫だった猫や外で遊んでいる猫に接したくても嫌いな事をすると猫が逃げてしまいます。初対面の触れ合い方から抱っこの仕方や遊び方まで入門編ですが濃い内容の動画で勉強になります。
元・野良猫の抱っこ練習
野良猫だった猫の親子を引き取った飼い主さんのおっかなびっくりの抱っこ練習の動画です。慣れないと柔らかい猫を抱っこすると緊張しますよね。お互いに緊張した中での抱っこ練習はこちらもワクワクドキドキします。
まとめ
野良猫だった猫を抱っこするための方法は?注意点や抱っこの動画紹介などについてお伝え致しました。
野良猫だった猫でも子猫でしたら抱っこは好きな場合もありますし、野良猫だった猫でも個体により抱っこが好きな性格の猫もいます。その場合は問題はありませんが、猫への敬意を表し猫の好きな挨拶の仕方をして仲良くなって抱っこをしてくださいね。
わが家の猫は抱っこ嫌いですが、投薬の時だけは自分のためと分かっているようで我慢してくれます。
愛猫が抱っこをねだる姿を期待しつつ記事の締めとさせていただきます。