1. 「臭腺」がある部位をなでる
臭腺がある部位は気持ち良く感じやすい
猫が触られて気持ちが良く感じる部位には共通点があります。それは「臭腺があるところ」です。猫は自分の体臭によるマーキングを行います。猫が体臭によるマーキングをする際には、体臭が強く出る臭腺のある部位をこすり付けて自分の体臭を移します。
猫は物や場所だけでなく、親しい猫や人などの他者にもマーキングをします。これは、他者から自分の体臭がすると安心できるということが理由の1つです。そのため、臭腺がある部位を触られると気持ちが良く感じやすいと言われています。
猫がなでられると嬉しい部位4つ
猫の臭腺があるのは
- 頬
- あごの横~下
- 耳の付け根の後ろ
- しっぽの付け根
です。
猫ちゃんをなでる時には、これらの部分を優しくなでてあげると喜んでもらいやすいです。
2. 猫的ベストタイミングで触れ合う
なでてほしい時になでて
猫という動物はその気まぐれさも魅力の1つですが、スキンシップに関してはタイミングを間違えるとご機嫌を損ねてしまう恐れがあります。猫ちゃんとのスキンシップで最も重要なのは「猫ちゃんがなでてほしい時になでること」です。なんとも自由な猫らしいですね。
猫がスキンシップを喜んでくれるタイミング
では、猫って一体いつなでてほしいの?と思いますよね。猫がスキンシップを喜んでくれやすい時にはいくつかのサインがあります。
- しっぽをまっすぐ立てている
- 自ら近寄ってくる
- 自ら飼い主さんの身体に触れてくる
- 前足で踏み踏みしている
このような時には猫ちゃんが甘えたい気持ちでスキンシップを求めていることが多いので、1の部位を意識して優しくなでてみましょう。
これらのサインが出ている時には猫ちゃんから頭突きやスリスリをしてくることも多いので、まずは猫ちゃんの目の前に手の甲を差し出してみると分かりやすいと思います。
3. 手の甲でなでる
触られることが苦手な猫ちゃんの場合は、指の手の甲側でなでてあげると抵抗感がない可能性があります。
手の甲側は手のひらよりも
- 汗をかきにくくサラサラしている
- 力が入りにくくソフトに触れる
- 「捕まえられる」という恐怖を与えにくい
などの理由によって、手のひらでなでるよりも嫌がりにくいです。
4. 短時間を心がける
犬の場合は「濃厚なスキンシップを数回取りたい」という習性がありますが、猫の場合は「軽いスキンシップを複数回取りたい」という習性があります。わんこと触れ合う時と同じスキンシップを猫にしてしまうと、猫にとっては「うっとうしいな」と感じてしまう恐れがあります。
猫ちゃんと触れ合う際には「触りすぎ」に注意し、猫ちゃんが去っていったり飼い主さんから関心がそれたと感じた時にはしつこくしないことがポイントです。
まとめ
今日のねこちゃんより:あんこ♂ / マンチカン / 3.5kg
「飼い主さんと1日1回スキンシップをとる猫ちゃんは長生きする」という獣医さんもいるくらい、愛猫とのスキンシップの時間はとても大切です。飼い主さんとのスキンシップは猫ちゃんに安心感を与え、ストレスの解消になります。
そして、言葉を使わない猫と絆を結んでいくには、スキンシップが重要であるという理由もあります。しかし、猫が喜んでくれるスキンシップ方法には少しコツが必要ですので、ぜひ今回ご紹介したポイントを意識して猫ちゃんとのスキンシップをしてみてください。