高いところに登らせないしつけ方法
猫をしつける方法としてクリッカートレーニングと言う方法があり、これは高い所から降りたらおやつをあげ、猫に降りると良いことがあると覚えさせて、登るのを止めさせるという方法です。しかしこれは飼い主の留守中には効果がないので、根本的に登るのを止めさせることには繋がらないようです。
では逆に怒るのはどうかというと、大きめの声でしつけたりすると飼い主との関係にひびが入ったり、不信感を募らせて猫が攻撃的になったりする場合もあるようです。
このようなことから直接猫を叱ったりすると飼い主に対する印象が悪くなってしまうので、猫をしつけるには飼い主が関わっていないという前提で、ここに登ると不快感があるという印象を与えるのが望ましいと言えます。
1.ブルートゥースで音を鳴らす方法
その一つの方法として、とある飼い主さんがネットで紹介していたのが、ブルートゥーススピーカーを用いた方法です。これは音の鳴るアプリをスマホでダウンロードし、そのアプリの特定の場所をクリックすると、連動しているブルートゥーススピーカーが音を鳴らすというものです。
このスピーカーを猫に登ってほしくない場所に置いておき、見つけたらアプリですぐ音を鳴らすようにすれば、ここに登ると不快な思いをするという印象が猫に生まれ、やがてそこに上がらなくなるという方法です。
これならば、猫ちゃんに気づかれないので嫌われる心配もありませんし、猫は大きな音を嫌がりますので、かなり効果が期待できそうな方法と言えそうです。
2.両面テープを板やダンボールに貼っておいておく
これは両面テープを板やダンボールで作ったシート全体に貼っておき、猫の登ってしまう危険な場所に置いておくという方法です。この方法を用いると、猫は登ることで足がベタベタする感覚を覚え、不快になるのでやがてそこには上がらなくなる可能性が高いです。
猫の肉球は非常に敏感なので、ベタっとした不快感はかなりのものがあり、音に敏感なのと同様にちょっと可哀想ですが、それゆえに登る=嫌というインパクトも強く効果もありそうです。
また、音は大きくても危険がないと分かり慣れてしまうと登る可能性がありますが、こちらはその心配もありません。直接飼い主が介入しているようにも猫に見えないので、その点についても安心でしょう。
3.柑橘系や猫の嫌いな匂いをかけておく
3つ目の方法として、猫の嫌いな香りを登る場所にかけておくという方法があります。猫は柑橘系やミントやハッカの香りを苦手としているようです。
猫の嗅覚は人間の何万倍も優れているとされていますので、危険な場所に登ってきついにおいがしたら、そこに登ると不快だと覚える可能性もあるでしょう。
ただ香りの場合、持続性がないこともあり、なくなると猫がすぐに登ってしまうということもあるかもしれません。においによる対策は、自宅でスプレーを作ったりもできる手軽な方法ではありますが、専用のスプレーを購入するにしても自作するにしても、必ず猫が舐めたりしても害がないかよく確認してから使用するようにしましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:もも / ♀ / アメリカンショートヘア / 4.2kg
いかがでしたか?猫が危険な場所に登るのを止めさせる方法は様々なものが試されているようでしたね。いずれの方法を取るにしても、繰り返し根気強くしつけることが登らないようにするには必要なことのようです。
また、声で叱る際にも大きな声を出さないようにすることも、猫との信頼関係を壊さないためには大切と言えるでしょう。猫が不快感を覚えるのは少し可哀想ですが、危険なことは覚えさせなくてはいけないので、場合によっては試してみることも必要かもしれません。