猫とオウムは同居できる?一緒に飼う時の注意点

猫とオウムは同居できる?一緒に飼う時の注意点

猫とオウムは一緒に暮らすことができるのでしょうか?猫と鳥の組み合わせは、相性があまり良くないイメージがありますよね。実際に猫とオウムを一緒に飼っている人もいるようなので、一緒に飼うときの注意点や仲良くさせるコツ、仲良しな様子がわかる動画などをご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫とオウムは一緒に飼っても良い?

猫とオウムがお互いにちょっかいを出し合うような、一見すると仲良しに見える動画インターネット上やテレビでも度々紹介されていますよね。

オウムが猫の毛づくろいをしているように見える動画です。猫たちは少々邪魔だと感じつつも、オウムの好きにさせているようです。たまにオウムにちょっかいを出す猫ですが、オウムは遊んでもらっていると思っているのかもしれませんね。

このような姿を見て、猫とオウムを一緒に飼ってみようかと考える人もいるかもしれません。

しかし、猫にもオウムにも個性がありますので、仲良くできるかどうかは性格により異なるようです。動画のように仲良しになってくれたら、飼い主さんも安心ですが、そうでない場合もあります。

猫とオウムを一緒に飼うこと自体は悪いことではありませんが、飼う上で注意する点がいくつかあります。注意点を踏まえて、仲良く暮らせるように工夫しましょう。

猫とオウムを飼うときの注意点

猫とオウムの部屋は分ける

横を向くオウムを見つめる猫

猫とオウムを一緒に飼う場合、基本的には過ごす部屋を分けた方がよいでしょう。猫もオウムも環境の変化にストレスを感じやすいので、同居動物が増えることや飼い主が構ってくれないことがストレスとなる場合があります。

猫にオウムが怯えることも考えられますし、猫がオウムに襲いかかる可能性もゼロではないですので、お互いの安全のためにも猫とオウムの部屋は分けた方がよいでしょう。

猫が鳥かごに乗らない工夫をする

鳥かごの上のオウムと見つめ合う子猫

オウムの鳥かごを高い位置に設置しても、猫は壁や棚を使って簡単に鳥かごに近づくことができるでしょう。

猫が鳥かごに乗らないように、鳥かごの上や周りに猫よけシートを設置することも効果的です。猫の苦手なトゲトゲがついた猫よけシートがあれば、鳥かごに近づくことはないでしょう。鳥かごを覆えるアクリルケースも、オウムを猫から守るために有効ですよ。

赤ちゃんのときから飼う

子猫

猫とオウムを仲良しにするには、それぞれの社会化期に一緒に過ごせるとよいでしょう。猫の社会化期は生後12週まで、オウムの社会化期は生後6週くらいまでと言われています。動物たちはこの期間に、さまざまなルールを学びますので、猫とオウムはお互いを仲間であると認識するでしょう。

実際に鳥と猫を飼っている方は鳥を先に飼い、その後子猫をお迎えしたという方が多いようです。猫とオウムを同居させるためにはやはり子猫の社会化期までに同居をさせる事がポイントなのですね。

お互いを対面させる時は必ず飼い主さんが見ている時にして、少しずつ一緒の時間を増やしてあげるといいでしょう。

猫とオウム同居出来るかどうかしっかり見極めよう

仲良しな猫とオウムのイラスト

猫とオウムが同居できるかは、猫の性格によることが多いようです。猫がおとなしく、何事にも動じない性格をしていれば、オウムが近づいてきてもおおらかな気持ちで受け止めることができるかもしれません。

オウムが猫に怯えないで生活できること、オウムが近づいてきても猫は威嚇しないことが、同じ空間で過ごす上での条件となります。

猫とオウムが仲良くなれる可能性はごくわずかで、ふとした瞬間に猫がオウムを襲うことも考えられますし、その逆も可能性としては0ではありません。

猫とオウムを近づける際には、飼い主が目を離さないように注意してくださいね。飼い主は仲良くできるかをしっかりと見極め、難しい場合は決して無理に近づけず、部屋を分けるなどの対策を取りましょう。

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