猫と柴犬は一緒に飼える?飼うときの注意点やコツ

猫と柴犬は一緒に飼える?飼うときの注意点やコツ

猫と犬、どちらも好きで両方飼っているという家庭はよくありますね。では、室内で柴犬と猫を同居させることはできるのでしょうか? 活発な柴犬と自由気ままな猫では、相性が悪くはないのでしょうか? ここでは、柴犬と猫を飼う時の注意点やコツをまとめました。

猫と柴犬は一緒に飼える

並んで立ってこちらを見る黒柴と子猫

かつて、犬は外で飼うことが一般的でした。そのためか、犬と猫を一緒に飼う家庭も多かったように思います。

しかし、近年では、犬も猫も室内で飼うことが多くなりました。犬と猫を同じ部屋で同居させて大丈夫なのでしょうか。特に、元気いっぱいの柴犬だったら、猫と相性が悪いような気がしますね。

しかし、柴犬と猫はどちらも自分の居場所を確保できていれば一緒に飼っても案外ケンカをしないものです。

どちらかというと、柴犬の方が猫に近づきたがりますが、ここはしつけがポイント。成功すれば柴犬と猫も仲良くできます。柴犬と猫の同居で失敗しないためにいは、いくつか注意点があるのでご紹介します。

猫と柴犬を一緒に飼う上手な方法

籠の中からこちらを見る柴犬と猫

子犬、子猫のときから飼う

柴犬と猫を一緒に飼いたいなら、どちらも子犬、子猫の時に同時に飼育を始めるのがおすすめです。生後2ヶ月から6ヶ月くらいの子犬、子猫は一緒に育った相手を種族を越えて家族と認めることがあるからです。室内で柴犬と猫を一緒に飼うなら、最も有効な方法だといえます。

猫の専用スペースを作る

柴犬と猫を飼ってみて、相性が良いと思えても、場合によっては仲良くできない時も。そのため、猫には逃げ場が必要です。猫には猫専用のスペースを作ってあげましょう。

仲良く遊んでいるように見えても、猫より体が大きく活発に動き回る柴犬が、猫にとってストレスになることがあります。

同じ室内にいても、猫専用のスペースがあれば、テリトリー意識の強い猫は安心することができます。特に、柴犬は高い所には登れないので、キャットタワーを置いて高い位置に猫のスペースを用意してあげるといいでしょう。

また、餌をあげる時は猫を隔離するようにします。柴犬が入れない部屋で猫に餌を与えるといいでしょう。

柴犬のしつけをする

柴犬は、賢く忠実で従順な日本犬の代表ともいえる犬種ですが、古くは狩猟犬として飼われていただけあって、動くものに敏感で、攻撃的になりやすい面もあります。

そのため、しつけをしっかりしておかないと、猫がケガをしかねません。リーダーである飼い主のいうことを聞くよう上下関係を明確にし、子犬の頃から甘噛みはやめるようしつけましょう。無駄吠えもしないようしつけることが大切です。

猫を家族と認めさせる

犬と猫が仲悪いと思われているのは、お互いに習性が全く違うからです。群れで行動する習性を持つ犬、特に日本犬である柴犬は、家族には忠実でもよその人や動物を警戒します。なので、猫も群れの一員で家族であると認めてもらえばいいのです。

そのためには、家族が猫と遊んでいるとこを柴犬に見せるなど、家族が猫を大切にしていることをアピールしましょう。そうすることで、柴犬は猫が家族であると理解することができます。

猫と柴犬、どちらを先に飼った方がいい?

伏せている柴犬の子犬に顔を近づける猫

柴犬が先の場合

柴犬が先住ペットで、そこに猫が新入りとして入って来た場合、柴犬は猫に対してやきもちを焼きます。

子猫の場合は特にその傾向が強く、子猫をいじめてしまうことも。柴犬を先に飼っていて、子猫を新しく迎える場合はしばらく子猫を隔離しておいた方がいいでしょう。

やきもちを焼いたから叱るのではなく、先住ペットである柴犬のケアが重要になります。

猫が先の場合

柴犬ほど激しくやきもちを焼くことはないでしょうが、猫はテリトリー意識が高いので柴犬に対して攻撃的になることがあります。

猫にとってもストレスになります。柴犬を後から飼う場合も、しばらく隔離して徐々に会わせてあげる方がいいでしょう。猫が先住の場合も、新しく来た子犬ばかりを構うのではなく、猫のケアをしてあげることが大切です。

同時期に飼うのが一番いい

理想は柴犬と猫を同時期に飼うことです。できれば、柴犬も猫も小さいうちに飼う方がうまくいきます。

とはいえ、柴犬と猫でも相性があるので、子犬、子猫でも仲良くなるまで時間がかかったり、どちらかが大きくなってから子犬、子猫を迎えてもうまくいく場合もあります。

同居が成功するかしないかは、最終的には、お互いの相性によるものです。柴犬と猫、どちらも心地よく過ごせるよう飼い主さんが配慮してあげることも大切です。

猫と柴犬が仲良く一緒に暮らしている様子

ここからは、柴犬と猫が仲良く暮らしている様子を写真と動画でご紹介します。

おでこにチュ

黒柴の額にキスをしているような猫

黒柴の銀くんと黒いブチ模様の猫ちゃん。犬と猫だけどきょうだいみたいですね。おでこにキスは仲良しのしるしかな。

優しいまなざし

こちらを見ている黒柴とその向こうにいる子猫

こちらを見ている黒柴のエマちゃん。その向こうには、まだあどけない子猫の姿が。お姉さん犬の優しいまなざしが印象的です。

おしゃべり

床に寝そべって向かい合う白猫と柴犬

床の上に寝そべって向かい合う白猫さんと柴犬のひなちゃん。お話しているみたいですね。

大好きだよ

猫の顏のまわりを舐める柴犬

とっても仲睦まじい様子の猫ちゃんと柴犬のチャコさん。毛づくろい気持ち良さそうですね。

猫ちゃんが大好きすぎる柴犬


黒猫ちゃんを抱きしめたり、肩に手をかけて毛づくろいしたり、猫が大好きな様子の柴犬さん。くっついて眠る姿がかわいいです。

柴犬と子猫の種族を超えた親子


ベッドの上でくつろぐ柴犬さん。子猫たちは遊んで欲しいのか、足をかじってみたり、猫パンチしたり。親子みたいですね。

まとめ

子猫を抱きかかえる柴犬の子犬

猫好きだけど、人気の日本犬、柴犬も飼ってみたい。そんな方は多いと思います。猫と柴犬を室内で一緒に飼うのは難しいように感じますが、子猫、子犬の頃から一緒に飼えば、案外仲良くなれますよ。

とはいえ、猫と柴犬を一緒に飼うには、飼い主さんの配慮が欠かせません。猫にとっても柴犬にとってもストレスなく同居ができるよう気をつけてあげましょう。

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