3匹目の猫をお迎えする時、注意したい7つの事

3匹目の猫をお迎えする時、注意したい7つの事

3匹目の猫をお迎えすると考えると夢が広がりますよね。猫団子を見ることができたり、仲良くグルーミングをしていたりと想像するだけで楽しくなります。しかし3匹目の猫を迎える場合は同じくデメリットもあります。メリットとデメリットをしっかりと考え、安心して3匹目の猫を家族に迎えたいですよね!

猫を3匹飼う時の7つの注意点

3匹の猫

1.先住歴の長い猫を優先させる

飼い主が3匹の猫に関わる時は、常に先住歴の長い猫から先に優先していきます。
「ご飯をあげる」「おやつをあげる」「遊ぶ」「ほめる」「撫でる」「猫の名前を呼ぶ」「抱っこをする」「ブラッシングをする」などなど思いつくことは全て先住猫を優先に行います。先住歴の長い猫から3匹の中で優先をしないと、先住猫のストレスが増えて問題行動を起こして病気になる可能性があります。

3匹目に迎える新入り猫は、通常の世話以外は積極的にかまわないようにし、先住猫が慣れてきたら徐々に差を埋めていくと良いようです。仲良くなるまでは仲間外れになったり、いじめられたりしないように注意をしましょう。

2.先住猫と新入り猫の相性に注意

喧嘩の2匹

オスは縄張り意識が高いですから、成猫のオス猫は数が増えるほど大変に注意が必要です。先住猫だけではなく3匹目の新しい猫にもストレスになってしまいます。

3匹のオス猫が子猫時代に一緒に暮らし始めれば大丈夫ですが、先住猫が2匹ともオス猫であれば、大人のオス猫を新しく3匹目に迎えるのはやめましょう。

3.老齢の猫には注意をする

老齢の猫

先住猫が老齢の場合は3匹目に迎える猫が若い猫や子猫であると、老齢猫のペースが崩されてしまいます。若い猫や子猫は飼い主でも体力が続かないくらい遊んだり、じゃれたり(攻撃)しますので、体力が落ちてきている老齢猫にはストレスになってしまいます。3匹目に迎える猫が老齢の場合も注意します。

4.飼育頭数の上限を見極める

当然3匹目の猫を迎えれば、先住猫たちの縄張りが減りますので、飼い主の居住環境も大変に重要になります。
可愛い猫たちですが、現在の住環境を冷静に判断し3匹目を引き取れるのか、飼い主自身が一緒に暮らせる飼育頭数の上限を知っておかなければなりません。

それぞれの猫が縄張りを保てる広さが必要となりますので、3匹目の猫を迎える場合は、少なくとも4部屋をそれぞれの猫が自由に行き来できると良いようですから部屋の数には注意をしましょう。

5.飼い主の手が行き届く範囲か

3匹目の猫を迎えれば、2匹の時より飼い主が猫たちに気を遣うことが増えます。例えば、1匹が療法食になってしまった時に、他の猫が療法食を食べてしまわないように、常に誰かが家にいてチェックしていなければならないでしょう。

猫の健康を確認するのにどの猫の排泄がどのトイレにされているのかなど把握することも大切です。3匹目が増えるとトイレの掃除も増えますので猫の世話をする時間が非常に増えます。飼い主が世話をできる範囲であれば3匹目を迎えても良いでしょう。

6.費用の問題

去勢や避妊、ワクチン接種など、3匹目の猫を迎えれば他の2匹と同じようにかかってきます。保険に入る場合は3匹で年間に10万円はかかります。

お世話ができなくなり保健所へ持ち込むケースも少なくはないようですが、そのような事態は絶対に避けなければなりません。3匹目を迎えても経済的に対応できるのか見極めましょう。

7.緊急時の問題

抱えられる3匹の猫

天災、火災など様々に起こってしまう緊急時には猫とともに避難をしたいですよね。緊急時に避難ができる頭数を飼うことも大変に大切なことです。

3匹ですとリュック型のキャリーに1匹背負い、両手にキャリーバッグを持つ形になりますが、猫たちと自分自身の荷物を運ぶのは難しいようです。一人暮らしで3匹目を迎えることは難しいかもしれません。

3匹目の猫をお迎えする時の準備

男性に抱かれる子猫3匹

トイレの数を増やす

トイレの数は家族として暮らしている「猫の頭数+1」が多頭飼いの基本になります。
相性が良い猫同士は同じトイレを使うことも知られていますが、仲の善し悪しを見極めるのには時間はかかります。
3匹目の猫をお迎えするのであれば4つトイレを用意しましょう。

頭数分のキャリーやケージを用意する

病院へ通ったりするのに同じキャリーは使わない方が良いですし、緊急時の避難にもキャリーは頭数分使用します。3匹目の猫のためにキャリーを用意します。

何か問題が起こった時はケージを利用することもあります。3匹目の猫のためにもケージを用意します。先住猫より小さくて良いでしょう。

猫を3匹飼うのは大変?

3匹の猫

3匹の猫を飼う良い面

1匹だけでは猫の社会性が育ちにくく、本気で噛み付いて飼い主が怪我をしてしまうご経験のある方は多いと思います。

複数で猫を迎えると猫同士で社会背を身につけることができます。そして飼い主の留守番中に人間に頼らなくても楽しく暮らすこともできます。猫同士が丸まって寝る姿など、3匹目を迎えれば猫たちの姿で喜べることも倍増します。

3匹の猫を飼う悪い面

皮膚病や感染症など病気になった時には罹患している猫を隔離する必要があります。健康状態、成長過程に合わせた療法食を摂取している時にも他の猫が他の猫の食事を食べないように注意が必要ですし、3匹と数が増えるほどトイレなど排泄物から健康状態を把握するのが難しくなります。

2対1など、3匹目いると相性の問題など、1匹が仲間外れになることもあります。賃貸のワンルームでは、猫が3匹になるとテリトリーを作れない可能性もあり、猫の鳴き声が3倍になり、ご近所からの苦情が増える懸念も考えておかなければなりません。

そして費用は「1匹の費用×3」で3匹分の費用がかかることも忘れてはなりません。

まとめ

3匹の猫団子

3匹目の猫をお迎えする時、注意したい7つのことについてお伝えをさせていただきました。
猫は増えれば増えるほど、飼い主が幸せになれるような気がいたします。しかし想像と現実はやはり違います。

3匹目をお迎えするメリットやデメリットはありますが、デメリットが解決できれば是非3匹目をお迎えしたいですね!猫と暮らせる幸せな日々を本当に大切にしたいですね。

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