猫は基本的に食糞をしない
食糞とは?
自身の糞をした後に、糞を食べてしまうことを食糞と言うようです。あらゆる動物に食糞行為は見られるのですが、糞を食べる目的も違うと言われています。糞を食べる習性のある動物は、自分自身の糞、またはほかの個体や他の種の糞も食べてしまうこともあるそうです。
どうして猫は食糞をしないの?
猫の中にも食糞をしてしまう猫もいるそうですが、基本的には食糞をしません。猫は害になると判断した物を食べる習性はありません。むしろ、うんちの臭いを嫌う方が強く、隠したがる習性があると言えます。
食糞をする動物には、犬、うさぎ、鳥、昆虫などが挙げられます。犬が食糞をしてしまうのはよく聞きますよね。 うさぎの場合は糞の中に含まれるビタミン12が、健康を維持するために必要不可欠なため行っているそうです。このように、動物によっては栄養を補足するなど目的があり、食糞をするようです。
猫が食糞をしてしまう理由
1 糞と理解していない
たまに子猫が食糞をしてしまうことがあると言います。子猫の場合は、うんちを理解できずに食べてしまうことがあるそうです。
うんちには、猫の食べた物のにおいがあります。それを食べ物と勘違いしてしまうそうです。また、うんちで遊んでしまう猫もいると聞いたことがあります。
2 母猫が子猫の糞を隠すため
稀に、敵に居場所がバレないようにするために、食糞する母猫がいるそうです。子猫がうんちをして処理のしようがないときに、母猫が処分するためにする行為だそうです。危険から守るための行動だったのでしょうか?
3 フードの量や質が足りていない
猫が食糞してしまう理由に、食べる物がないから、お腹が空くから、栄養不足だからといった理由も考えられます。フードに満足できずに食糞をしてしまうことが可能性があります。また、体の中に寄生虫がいると、栄養不足に陥り食糞する可能性もあるそうです。
4 ストレスによるもの・異食症
猫が食糞をしてしまうのは、異食症やストレスからくる場合も考えれます。様々な理由からストレスを感じたり、異食症になっているのかもしれません。異食症になる原因はストレス以外の事も考えられますので、動物病院へ受診して獣医さんに相談してみましょう。
5 病気
猫が食糞をしてしまう原因として、何かの病気にかかっていたり、脳に障害が起きていたり、認知症になっている可能性もあります。また嗅覚が衰えてウンチをフードだと勘違いして食べている可能性もあります。どちらにしても猫が食糞をする事は正常な状態ではありませんのですぐに獣医さんに相談するようにしましょう。
まとめ
猫が食糞をする理由について挙げて見ました。猫が食糞をするのは、あまり一般的ではありません。しかしゼロではありません。
もし猫が食糞をしてしまうなら、原因を突き止めなければいけません。猫が食糞をするのは、猫にも飼い主にも不衛生ですし止めさせられるなら止めさせたほうがいいでしょう。
猫にストレスがないか、栄養が足りているか、フードに満足しているか、腸内環境は整っているか、脳に問題はないかなどに重視して、獣医師さんに相談してみましょう。