猫が食糞!?自分のウンチを食べてしまう時に考えられる5つの理由

猫が食糞!?自分のウンチを食べてしまう時に考えられる5つの理由

猫が食糞すると聞いた事ありますか?食糞は、猫に限らずあらゆる動物にある行動です。飼い主さんが気づいていない所で、食糞してしまう事もあるそうです。食糞してしまわないように注意が必要ですが、まずは猫が食べる理由を知っておいた方がいいようです。今回は猫の食糞についてまとめてみました。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫は基本的に食糞をしない

ピンクのトイレの中に座る猫

食糞とは?

自身の糞をした後に、糞を食べてしまうことを食糞と言うようです。あらゆる動物に食糞行為は見られるのですが、糞を食べる目的も違うと言われています。糞を食べる習性のある動物は、自分自身の糞、またはほかの個体や他の種の糞も食べてしまうこともあるそうです。

どうして猫は食糞をしないの?

猫の中にも食糞をしてしまう猫もいるそうですが、基本的には食糞をしません。猫は害になると判断した物を食べる習性はありません。むしろ、うんちの臭いを嫌う方が強く、隠したがる習性があると言えます。

食糞をする動物には、犬、うさぎ、鳥、昆虫などが挙げられます。犬が食糞をしてしまうのはよく聞きますよね。 うさぎの場合は糞の中に含まれるビタミン12が、健康を維持するために必要不可欠なため行っているそうです。このように、動物によっては栄養を補足するなど目的があり、食糞をするようです。

猫が食糞をしてしまう理由

1 糞と理解していない

クエスションマークと猫

たまに子猫が食糞をしてしまうことがあると言います。子猫の場合は、うんちを理解できずに食べてしまうことがあるそうです。

うんちには、猫の食べた物のにおいがあります。それを食べ物と勘違いしてしまうそうです。また、うんちで遊んでしまう猫もいると聞いたことがあります。

2 母猫が子猫の糞を隠すため

子猫の顔を舐めている母猫

稀に、敵に居場所がバレないようにするために、食糞する母猫がいるそうです。子猫がうんちをして処理のしようがないときに、母猫が処分するためにする行為だそうです。危険から守るための行動だったのでしょうか?

3 フードの量や質が足りていない

ご飯を食べている猫の横顔

猫が食糞してしまう理由に、食べる物がないから、お腹が空くから、栄養不足だからといった理由も考えられます。フードに満足できずに食糞をしてしまうことが可能性があります。また、体の中に寄生虫がいると、栄養不足に陥り食糞する可能性もあるそうです。

4 ストレスによるもの・異食症

布団に隠れて不機嫌そうな猫

猫が食糞をしてしまうのは、異食症やストレスからくる場合も考えれます。様々な理由からストレスを感じたり、異食症になっているのかもしれません。異食症になる原因はストレス以外の事も考えられますので、動物病院へ受診して獣医さんに相談してみましょう。

5 病気

具合の悪そうな猫

猫が食糞をしてしまう原因として、何かの病気にかかっていたり、脳に障害が起きていたり、認知症になっている可能性もあります。また嗅覚が衰えてウンチをフードだと勘違いして食べている可能性もあります。どちらにしても猫が食糞をする事は正常な状態ではありませんのですぐに獣医さんに相談するようにしましょう。

まとめ

獣医師と会話をする猫を抱いた女性

猫が食糞をする理由について挙げて見ました。猫が食糞をするのは、あまり一般的ではありません。しかしゼロではありません。

もし猫が食糞をしてしまうなら、原因を突き止めなければいけません。猫が食糞をするのは、猫にも飼い主にも不衛生ですし止めさせられるなら止めさせたほうがいいでしょう。

猫にストレスがないか、栄養が足りているか、フードに満足しているか、腸内環境は整っているか、脳に問題はないかなどに重視して、獣医師さんに相談してみましょう。

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