ほぼ子猫時代で終わるウンチ外問題
ウンチをトイレの外に持ち出す行為は、ほとんどの場合1歳を超えればおさまります。子ども時代の理由は、主に食べるためか遊ぶため。どちらも猫にとってそれほど不自然なことではありません。
1. 食べるため
原因
「食糞」は猫にはめずらしい行為ですが、胃腸が未発達な子猫時代には食べたものが未消化のまま出てきて、それが食欲を呼び覚ますことがあるようです。
対策
消化不良が原因なら、その後の体調が心配です。その場合には、食事の内容と量を見直し、子猫の身体の発達に合わせて食べさせるようにしましょう。
2. 遊ぶため
原因
我が家では一時期「帰宅時、部屋の真ん中にウンチが落ちている」という怪奇現象が起きていました。犯人は長男猫。彼はウンチをくわえて持ち出し、おもちゃ代わりにしていたのです。
対策
この場合、猫の意識をそらすしかありません。とにかく楽しいおもちゃを準備するのが1番です。しかし、我が家の場合は件数が少なかったので、そのまま放っておいたら飽きたのでしょう。数ヶ月でしなくなりました。
おとなの猫のウンチ外問題は?
おとなの猫でトイレの外にウンチがこぼれているようなら、これは子猫のときの問題とは別の問題です。
3. トイレが汚い
原因
前のウンチやオシッコがあると、神経質な子は砂をかき回してウンチをはじき飛ばすことがあるようです。また、多頭飼いでは、不満の表明として意図的に出す子もいるようです。
対策
トイレ掃除をこまめにすること。散らからないようにフード付きや深めのトイレに変えるのもいいかもしれません。また、猫はウンチとオシッコを別の場所にしたがるものです。余裕があれば、もう1台トイレを増やすのもおすすめです。
4. トイレがフィットしてない
原因
猫はトイレのどの位置で用を足すかにこだわりがあります。トイレのふちギリギリの場所を好む猫はお尻が外に向いてしまい、そのため外にこぼれてしまうことがあるようです。
対策
そうなる原因は、トイレが狭いからなのかもしれませんし、壁やフードカバーがうっとうしいからなのかもしれません。砂の感触が嫌なのかもしれません。原因は猫それぞれ。対策をたてて対処するには猫をよく観察することから始めましょう。
まとめ
ウンチがトイレの外にあるなんて、飼い主にとっては頭の痛い話です。子猫はいずれおさまるとしても嬉しくはありませんし、おとなの場合は無言のSOSかもしれません。猫は本来トイレのしつけがとても簡単な生き物です。何とか答えを出したいものですね。