【世界にゃん事情】タイ・バンコクの猫たち

【世界にゃん事情】タイ・バンコクの猫たち

世の中、国が変わればにゃん事情も変わる・・・微笑みの国タイの首都、バンコクには、どんな猫がいて、猫たちはどのような環境で暮らしているのでしょうか?優しい人たちに囲まれて、幸せに過ごしているのでしょうか?そして、バンコクで猫を飼う環境は、どうなっているのでしょう。実際のところを、見て行きましょう♪

猫はバンコクではどのような存在?

野菜と猫

バンコクの人たちは猫好きが多い

バンコクの人たちは動物好きな人が多く、野良猫や野良犬によく、ごはんをあげているそうです。安心して暮らす様子の野良猫たちの姿を、ここかしこに見る事ができます。

猫保護のための募金箱も設置されているほど、大切にされています。仏教徒の多いタイでは、現世で良い行いをすると来世で良い人生を歩めると信じられており、その背景もあるのかもしれません。

猫カフェもある!

猫をペットとして飼う人も増えてきており、猫カフェも充実してきているのだとか。

日本人街で有名なトンロー近くには何と!猫がいる猫ホテルまで、あるそうです。猫とまったり過ごす時間を楽しみ過ぎて、1ヶ月滞在したお客さんも(笑)。

バンコクの野良猫事情

一方で猫嫌いの人もいて、毒入りのご飯を与えて殺してしまう事もあるのだとか。

TNR活動(猫を捕獲して不妊手術をし、元の場所に返す活動)もあまり活発でない事から、猫の数はどんどん増えているのが現状だそうです。

バンコクの人は猫の飼い方

バンコクの二匹の猫

基本放し飼い

現地の方は基本、放し飼いにしているようです。「猫は外で飼うもの」という意識があるのだとか。外国から来た方は、室内飼いをしている場合が多いよう。

ワクチン接種が普及していない

タイはワクチン接種がそれほど普及している訳ではなく、日本と異なり、猫に引っ掻かれたり噛まれたりする事での狂犬病なども発症する可能性があります。

たとえワクチンを打っている飼い猫であっても、猫によって受傷した場合は、ただちに病院を受診するようにしてください。

バンコクの猫はどこで手に入れる?

日本と違い、ペットショップがあまりないバンコク。

猫を飼う場合、道端の野良猫を拾うか、市場(ウィークエンドマーケット)やショッピンモールなどのペットフェアで、またはブリーダーから直接購入して猫と出会う方法があります。

ウィークエンドマーケットでは、猫の健康状態が良い、とは限らないので、購入の際には注意が必要です。

里親募集情報が掲載されている掲示板サイトもあり、そこで愛猫と出会った方もいます。猫の保護団体も存在しているので、そちらから譲り受ける事もできるそうです。

バンコクの賃貸物件で猫は飼える場所

たたずむ猫

バンコクの賃貸物件で猫を飼える場所は、限られています。

ペット可物件が少ない

新築のコンドミニアムではほぼ不可能、という厳しい状況です。猫を飼う場合、敷金から修繕費をがっぽり取られる事を覚悟しておいた方が良いのだとか。

また、部屋を借りたとしても、周囲の苦情があれば立ち退かなければいけない事もあるそう。にゃかにゃか、難しいですね。

でもきっと、諦めなければ愛猫と暮らすお家は、見つかるはず!!

こっそり飼う

猫と暮らしたい人には良いとは言えない環境のせいか、こっそりと隠れて、猫を飼う人も。猫であれば鳴き声もそれほどうるさくないですし、バレないように飼う事はできそうですが、トラブルとならないよう、注意が必要ですね。

バンコクのペットホテルやペットシッターの充実度

猫の後ろ姿

とても充実している、とは言えない環境です。日本人の方が経営しているペットホテルは、数件あるそうです。探して見ると、相性の良いところに、出会えるかも!?

長期不在で愛猫を留守番させる時は、友人に頼んだり、メイドさんにお世話をお願いしたりする人も、いるそうです。

バンコクの動物病院について

バンコクの寺社

バンコクの動物病院は費用が高い!

バンコクの動物病院は割と件数が多く、設備も整っているようです。ただ、医療費は高い!!これは日本も、同じですね。

しかも、病院のレベルも、様々です。飼い主さんが納得できる病院や獣医師を見つけるまで、情報収集に努めた方が良いかもしれません。

動物病院のトリミングは安い

一方で、動物病院にトリミングサロンが併設されている事がありますが、トリミングの料金は安いのだとか。長毛猫ちゃんなど、トリミングが必要な場合には、気軽に利用できて良いですね!

ですが、料金だけで見るのではなく、信頼できるサロンなのかどうかは、必ず確認するようにしてください。

ペット保険は無い

尚、タイにペット保険会社はないようで、もしどうしても入りたければ、海外の保険会社のものに、加入することになるようです。補償内容など、事前にしっかりと確認を取ってから、申し込んでください。

猫に関してのバンコクの法律

金の像

特に確認はできませんでしたが、タイに限らず、日本から海外へ猫を連れて行く場合は、マイクロチップや狂犬病ワクチンなどの接種が必要となります。

現地で手に入れた猫を飼う場合でも、万が一迷子になってしまった時のことを考え、マイクロチップを入れておいた方が良いでしょう。

無料でマイクロチップを入れてくれる動物病院もあります。併せて狂犬病ワクチンも、打っておきましょう。

バンコクの飼い主がいない猫はどうなる?

バンコクでは飼い主がいない猫に、ご飯をあげる人が多いようです。日本のような行政による殺処分は、今のところないようですが・・・。野良猫の数はそこそこ多いので、猫嫌いの人には少し、厳しい環境かもしれません。

バンコクで猫関連グッズを手に入れるには

大きなあくびをしている猫

地元のスーパーで、種類は少ないものの、キャットフードが売っています。大型ショッピングモールやスーパー、デパートには、ペットコーナーが設けてあるところやペット用品店があり、猫グッズが手に入ります。

日本のおやつはバンコクでも人気で、キャットフードはドイツやイタリア製のものが人気だそうです。

バンコクのペットショップ

↑ペットショップ

バンコクのキャットフード1
バンコクのキャットフード2
バンコクのキャットフード3
バンコクのキャットフード4

↑写真は、とあるスーパーのもの。一通りは揃っている印象。

バンコクでは猫1匹、1ヶ月飼うのに最低いくらかかる?

飼い方やこだわり方にもよりますが、1000バーツ(3000円程度)で飼えるとの情報が。

一般的なカリカリは、2kgで300バーツ(600円程度)、80g入りの猫缶は、15~30バーツ(30~60円程度)で購入可能。猫砂は10kgで180バーツ(360円程度)するそうです。

まとめ

手を合わせる黒猫

タイ・バンコクは、賃貸住宅のこと以外は、猫を飼う環境が整っているようです。

もう少し、狂犬病ワクチンなどの摂取率が、上がってくれると助かりますね。でもゆったりと、猫と暮らすには楽しそうな場所です。ぜひバンコクを訪れた際は、安心して暮らす猫たちに会ってきてください。

情報を提供してくださったAさん、本当にありがとうございました。この場をお借りして、お礼申し上げます。

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