猫に白髪は生えてくる?
猫にも白髪は生える
人間に見られる白髪は、猫にも生えてくることがあると言います。猫の毛色が濃いと、白髪に気づきやすいようです。
もちろんのこと、白い毛色の猫は白髪と気づかないようです。全ての猫に、白髪が生えるとは言えませんが、猫にも白髪が生えることはあると言えるでしょう。
何歳から白髪が生えるの?
猫の7~8歳くらいから白髪が見られるようです。人間で言うと、44歳ほどでしょうか。猫は7歳を過ぎたあたりから、高齢期に近づく年齢でもあり、老化現象が見られるそうです。
また、人間で言う若白髪と言うのは、猫にもあるのでしょうか?もちろん猫の白髪が生えてくるのは、一般的に7歳くらいからですが、個体差や環境によっては、年齢差もあると言えるでしょう。
白髪はどの部分に多い?
猫の白髪と言われるのは、目の上や口周りの顔の周辺から、ちらほら目立ってくるようです。年齢とともに、背中やお腹の周辺にも生えてくるようです。
白髪が老化現象のひとつとしてあげられますが、猫の毛色が薄くなる傾向も見られるそうです。縞模様がある猫の模様が、薄くなるなどの傾向が見られることもあるそうですね。
猫に白髪が生える原因
1.加齢による老化
髪の毛に色があるのは、メラニン色素と言う色素によって、均等に色がつけられるそうです。その、メラニン色素を作るメラノサイト(色素形成細胞)が、加齢とともに減少してしまうことで白髪になる原因と言われています。
猫の毛も、何度も抜けたり生えたりを繰り返すうちに、メラノサイトが低下することで白髪になってしまうようですね。
2.遺伝によるもの
猫の白髪の理由には、遺伝と言う解釈もあるようです。両親猫の祖先を辿ると、猫の毛色が変わりやすいこともあるそうです。早い年齢から白髪が発見されたり、親子で同じ部分が白髪になったりするのは、遺伝による可能性もあるようです。
ただこれには、科学的な根拠はないようです。ひとつ言えるのは、親猫の影響でメラノサイト機能が低い子猫が生まれたから、それを遺伝と言っているのかも知れません。
3.ストレスによるもの
ストレスと白髪は、深い関係があるようです。猫の白髪が老化現象によるものではない、若白髪の場合ストレスが原因と言われることもあります。
猫が、強くストレスを感じることがあれば、毛の色が変わるそうです。ストレスを抱えやすい体質の猫は、白髪になりやすいと言えるかも知れません。
4.免疫力の低下
ストレス同様に、生活のリズムが変わると毛にも影響が出てしまいます。心も体も健康でなければ自律神経が乱れてしまいます。すると、血行が悪くなり、栄養も行き渡らなくなり、メラニン色素を形成する力が低下します。
年をとると免疫力が低下しやすくなります。運動不足や、バランスのとれた食事も白髪と関係があるそうです。
白髪に見えるけど白髪ではない
猫の毛に白髪を見つけたときは、それが白髪かどうかの確認をしましょう。猫にも白髪が生えることを説明しましたが、毛の色が変わったから白髪と思い込んではいけません。
特に年齢の若い猫の場合は、毛の色がまだ定まっていないことが多いです。どんどん白っぽくなったり、模様がはっきりしてきたりします。
日焼けによる毛の変化もあります。猫の白髪は見つけても、抜く必要はないそうです。しかし、白髪の原因が老化現象以外と考えられるときは、原因を突き止め、異常があれば病院に相談してみましょう。
まとめ
猫にも白髪が生えるのか?についてご説明しました。猫にも白髪が生えます。生えない猫もいます。人間と同じように、猫の毛色にもメラニン色素から色がつけられています。
そして、白髪になる原因も人間と同じように老化やストレスや生活習慣があるそうです。白髪は自然に生えるものと考え、猫の様子や症状に問題なければ気にすることもないと思います。あまりにも、白髪が気になる場合は、病院で相談してみてもいいと思います。