猫のひげがちぢれている原因
猫のひげがクルンとカールをしていると、「かわいい」で済むかもしれませんが、ちぢれてしまっているのはとても気になりますし、心配になってしまいますよね。いったい、猫のひげがちぢれる原因とは何でしょうか?
1.温めすぎたから
ガスコンロやヒーターなどに、あやまって猫のひげが当たってしまうと、ちぢれてしまうことがあります。人間の髪の毛も、火に当たったり、ヒーターに巻き込まれたりしてしまうと、ちぢれてしまうことがありますよね。それと同じような原理です。
ヒーターの前やストーブの前、こたつの中など、暖かいところが大好きな猫に起こりやすい事故なので、ひげがちぢれないように注意をしましょう。
2.狭い隙間を通ろうとしてひげに負担がかかったから
猫は狭い隙間や、家具と家具の間などが好きなため、少々無理があったとしても無理やり入ろうとすることがあります。
通常であれば、猫は自分のひげをセンサーの代わりにして、頭が通れるかどうかを確認してから入ります。しかし好奇心旺盛な猫や、チャレンジ精神が旺盛な猫だったならば、少々無理があっても、頑張って入ろうとしてしまいます。
その行動が、無理に猫のひげを引っ張ってしまい、ちぢれの原因となることもあります。
3.くせ毛だから
猫の中には、元々ひげがちぢれている子も存在しています。猫種によっては、ひげや被毛がカールしている猫も存在していますし、雑種猫だとしても遺伝子の関係や突然変異で、くせ毛のようになっている場合もあります。
猫のひげ全体ではなく、1本だけがちぢれている場合もありますので、いつもひげがちぢれている場合は、もしかしたらくせ毛なのかもしれませんね。
4.寝癖がついたから
寝相によっては、ひげがちぢれてしまうこともあるようです。
一回や二回の寝方では簡単にちぢれてしまうことはないでしょうし、猫は通常ひげを倒して寝ているため、寝癖がつくこともあまりないとは思いますが、実際に寝癖がついて猫のひげがちぢれてしまったという事例もあるようです。
猫のひげがちぢれてしまったときの対処法
猫のひげがちぢれる原因は様々ですが、ちぢれたときの対処法が、基本的には「経過観察をする」というものになります。
ひげはいずれ生え変わるものですし、無理にひげを切ったり抜いたりしてしまうと、神経が大変多く集まる箇所のため、猫が痛い思いをしたり、出血が止まらなくなったりすることもあります。
そのような事態を防ぐためにも、猫のひげがちぢれたからといって焦らずに、まずは様子を見るようにしましょう。
ただし、猫のひげがちぢれるということは、温めすぎている結果、引き起きている可能性もあります。何かヒーターなどの熱によってやけどをしていないか?炊飯器やガスコンロなどに触れていないか?など、ひげの他に何かの被害が出ていないかをしっかりと確認をしましょう。
また、猫のひげがちぢれてしまわないように、ヒーターなどは直接触れられないようにゲートを作る、炊飯器やガスコンロなどは猫が触れないように気を付ける、エアコンなどもひげがちぢれる原因になりますので、エアコンの真下に来ないように注意をしましょう。
まとめ
猫のひげは真っすぐだったり、ちょっと下向きだったりと、その猫の個体によって違いがでる場所であります。中にはもともとひげだけちぢれているユニークな猫も存在していますが、ひげがちぢれている原因によっては、他に怪我をしている場合もあります。
ひげが急にちぢれたというときは、まずはその原因を調べてから、他に何か怪我をしていたり変化があったりしないか確認をするようにしましょう。
また、猫のちぢれたひげを無理に抜いたり切ったりしないようにしてくださいね。