猫も白髪が生える？原因や年齢について

猫も白髪が生えるのか

• 猫も白髪が生える
• 猫はよく目や口、耳の周りなどに白髪が生える

猫も白髪が生える事があります。人間の白髪同様、その原因は多岐に渡る為、年齢に関わらず白髪が生える可能性もあります。

猫の白髪が生えやすい場所

特に、猫の場合は目や口、耳の周りなどに白髪が発生する事が多く、被毛の色が濃い猫の場合は特に目立ちます。背中などにももちろん生えてきます。ただ、背中や足に他の被毛より少し硬い白髪のような毛が生えている場合、ヒゲの一種である可能性もあります。

どちらにしても、無理に白髪を引き抜く事はせずに、気になるようであればかかりつけ医に相談してみましょう。

猫に白髪が生える原因

• 老化で白髪が生える
• 生活習慣により白髪が生える
• 精神的ストレスで白髪が生える
• 皮膚炎が原因で白髪が生える

猫に白髪が生える原因は、人間に白髪が生えるメカニズムとほぼ同じと考えられています。毛は、メラニン色素と呼ばれる色素細胞によって着色されて生えてきます。

このメラニン色素を生成、供給する働きを持つ色素形成細胞であるメラノサイトの機能が低下する事によって、うまく着色されなかった毛が、白髪として生えてきてしまうのです。

猫の老化による白髪

人間同様、加齢と共に色素細胞の機能が衰えます。それが原因で白髪になることがあります。

人間でも「若白髪」という言葉があるように、若いうちから白髪が生える個体も稀に存在します。また、白髪の生え方にも個性があり、広い範囲で全身の被毛の色が薄い色に変化したり、耳や口の周り等の一部に真っ白な被毛が生えたりする事があります。

生活習慣による白髪

人間の場合、不規則な食生活による栄養不良等によって白髪が増える場合があります。食べ物と、白髪の関係は未だはっきりと解明されていない部分もありますが、猫も全身を健康に保つだけの栄養が足りていない場合、白髪が発生する事もあるかもしれません。

と言うのも、生命維持に関わりのない被毛は、栄養を行き届ける際に後回しにされてしまうからです。白髪予防のためにも猫にとって必要な栄養素がしっかり含まれている、良質なフードと新鮮なお水を与えられるよう心がけたいですね。

精神的ストレスによる白髪

これも、人間ではよく聞くお話しですね。人間の場合、精神的ストレスによって血管が収縮し、血行が悪くなる事が分かっています。その為、毛に栄養が行き届かなくなり白髪になると考えられています。

これらは、猫にも言える事で、来客や引っ越し、赤ちゃんが生まれた等、環境の変化を好まない猫にとってストレスになる可能性がある事が原因となって白髪が生える事があるようです。中には、ストレスを感じると、必ず同じ場所に白髪が生えるという猫ちゃんも居るようです。

皮膚炎による白髪

皮膚炎等の完治後に、患部の被毛が白髪のように白っぽくなる事があります。これらは、毛の生え変わりによって元通りになる事が多いので特に心配は要りません。ただし、場合によっては元通りにならないこともありますので注意しましょう。

年齢による白髪

加齢によって白髪が生えるのは、ごく自然な事でもあるので特に心配する必要はありません。ただ、若いのに突然白髪が増えた、一部だけ白髪が生えている等、心配な場合はかかりつけ医に相談してみるといいですね。

猫に白髪が生える年齢

猫に白髪が生える年齢は、個体によって様々です。一般的に猫のシニア期は7歳からと考えられており、さらに中齢期、高齢期、超高齢期に分けることもあります。

• 猫のシニア期中齢期：7歳～10歳
• 猫のシニア期高齢期：11歳～15歳
• 猫のシニア期超高齢期：16歳～20歳

猫の7歳と言えば、まだまだ元気で若々しい猫ちゃんも多いですよね。と言っても、猫の7歳を人間の年齢に換算すると44歳頃と考えられていますので、白髪が生えていてもおかしくない年齢とも言えます。

人間同様、年齢の割に見た目が若々しい猫も居れば、早くから目に見えて老化が始まる猫も居ますので、一概に猫の年齢と白髪を関係づけるのは難しいかもしれません。

白髪ではない可能性もある

また、若い猫の場合、白髪ではなく毛色自体の変化によって白い毛が生える場合もあります。一部だけが白くなった場合等は、無理に引き抜く事はせず、他に変わったところがないか観察しましょう。また、黒猫や濃い色の被毛を持つ猫の場合は白髪が目立ちやすいので、白髪を発見する事が多いかもしれません。

猫も白髪が生えるのかまとめ

猫も白髪が生えるのか、についてご紹介しました。猫に白髪を見つけた場合、どこか悪いのだろうか、ストレスが溜まっているのだろうかと心配する飼い主さんが多いようです。

ただ、人間と同じように加齢と共に色素が薄くなって白髪になる事はごく自然な事なので、あまり心配し過ぎなくても大丈夫そうですね。