子供好きな猫の特徴って？
子供がいる家庭で「猫を飼いたい」と考えている時、どのような猫を選ぶべきか迷いがちです。せっかく飼うのであれば、子供と仲良くなって、家庭の中でうまく共存できるような特徴を持つ猫が良いと考える人は多いでしょう。特に、以下のような特徴を持つ猫は、比較的子供とも仲良くなりやすい傾向にあるため、検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
穏やかで優しい
攻撃的な性格を持つ猫だと、子供に対して引っ掻いたり噛みついたりするリスクは当然上がります。そのようなリスクを極力避けたいのであれば、穏やかで優しい性格を持つ猫を飼うと良いでしょう。ただし、猫にも感情がありますから、どんなに穏やかで優しい性格を持った猫でも、警戒している時や怒らせてしまった時は、攻撃に出る可能性があります。どんな猫を飼ったとしても、そのことは必ず念頭に置いておきましょう。
遊ぶことが大好き
ツンデレでクールなイメージの強い猫ですが、なかには遊んでもらうことが大好きで、甘えん坊な性格を持つ、犬のようなタイプの猫もいます。そのような性格を持つ猫は、人間にかまってもらうことが好きな傾向にあるため、子供とも仲良くなりやすいといえるでしょう。
社交的
社交的な性格を持つ猫は、積極的に子供とも仲良くなろうとします。逆に、人見知りで警戒心の強い猫はなかなか心を開いてくれないこともあるため、猫への接し方に慣れていない子供だと、猫にストレスをかけてしまう可能性があります。
子供のいる家庭におすすめしたい猫の品種
猫は品種によっても性格が異なってきます。もちろん、猫によって個体差はありますが、以下のような品種だと比較的子供がいる家庭でも飼いやすい傾向にあります。
アメリカンショートヘア
アメリカンショートヘアは、穏やかで優しい性格の猫が多いです。また、鳴き声が小さかったり、あまり鳴かなかったりといった特徴を持っています。子供のいる家庭はどうしても騒ぎ声などが響きがちです。それに加えて、猫の声もうるさく響いてしまうと、近所迷惑になりかねません。そのため、アメリカンショートヘアのようなあまり鳴かない猫は、子供のいる家庭に向いているといえます。
ラグドール
「ラグドール」とは、「ぬいぐるみ」という意味です。ラグドールはとても人懐っこい性格をしており、抱っこをしてもぬいぐるみのようにじっとしている事が多いため、このような名前がつけられました。子供に触られても、猫の方から手を出すことが少ないため飼いやすい品種といえるでしょう。
メインクーン
メインクーンは、温厚な性格を持つ猫が多い品種です。また、猫の品種の中ではかなり体が大きくなることから「ジェントルジャイアント」とよばれています。やんちゃな子供相手でも、優しく対応してくれる傾向が強い猫といえます。
子供のいる家庭で猫を飼うメリット
猫を飼うということは、責任も伴います。また、猫が子供に、もしくは子供が猫に危害を加えていないか見ておく必要があります。そのような注意点もありますが、子供のいる家庭で猫を飼うというのはメリットもたくさんあるのです。
命の大切さを勉強できる
猫を含め、動物を飼うということを子供のうちに体験しておくことによって、命の大切さを学ぶことができます。猫の寿命は長くても20年程度であるため、いつかは死別しなくてはいけない時がやってきます。また、猫と接することによって、動物にも感情や感覚があるということを学ぶことができるのです。そのような貴重な体験をすることによって「動物の命は尊い」ということを知ることができます。
猫が「家の中の癒しの存在」になってくれる
猫は癒しの効果を与えてくれます。猫と触れ合うことによって子供が癒されるのはもちろん、育児や家事で疲れたお母さんや、仕事疲れが溜まっているお父さんを癒してくれる存在にもなってくれます。
動物を飼うことに対して責任感が芽生える
猫を飼うということによって「飼育する責任感」というのを学ぶことができます。餌や水やり、トイレ掃除、健康管理などを習慣的に行うことによって、「生き物を育てる=責任が伴う」ということを知ることができるのです。
まとめ
猫の性格によって、子供好きかどうかは変わってきます。しかし、どんな猫を飼ったとしても、動物を育てることの大切さなどについては、子供にしっかりと教えてあげることができます。猫を飼うことによってたくさんの幸福感やメリットももたらしてくれるため、猫と子供を同じ環境内で育ててみてはいかがでしょうか。