猫の毛が抜ける原因
猫の毛はオーバーコートとアンダーコートの二種類で、季節に合わせて生え変わっていきます。ただ、それ以外にも毎日のように毛が抜けるのでブラッシングなどで抜け毛対策をしている飼い主さんもたくさんいます。
そのように自然に生え変わるための抜け毛には何も問題がありませんが、皮膚病などが原因で猫の毛が抜ける場合があります。
猫は体が痒くなるとよく舐めるようになったり、直接足で引っ掻くようになります。集中的に一部分、又は複数の箇所をずっと舐めたり掻いたりすることで毛が抜けるんです。
痒み以外にも猫の毛が抜ける場合があります。それはストレスなどの心因性によるものです。模様替えや引っ越しなどで住んでいる環境が変わってしまったり、大好きな飼い主さんが忙しくてあまりかまってくれなくなったりと、毛が抜ける原因は色々あります。
ストレスによって猫の毛が抜ける場合の多くは痒みを伴わず、それと同じように内科的な病気から猫の毛が抜ける場合も、痒がることはありません。いずれにしても不自然に猫の毛が抜ける場合は、動物病院へ行って診察を受ける事をおすすめします。
猫の毛が抜ける時のお手入れやお掃除方法
猫の毛が病気やストレスで抜けるとき、場合によってはごっそりと抜けてしまうことがあります。そんな時猫の事ももちろん心配ですが、家の中が毛だらけになってしまうのも困りものですよね。そこで、ここでは猫の毛が抜ける時におすすめの掃除の方法をご紹介します。
まず必須アイテムはブラシです。毎日のブラッシングは猫の毛が抜ける時以外にも皮膚のマッサージ効果があるので日課にしましょう。子猫のうちから慣れさせておくとストレスを感じさせることはありません。
ただし、過剰なグルーミングなどで皮膚が炎症を起こしている場合は患部に注意してあげましょう。
掃除機も吸い込みの良いものが適していますが、猫の毛は性能の良い掃除機でもなかなか取れづらい場合があります。そんな時はペットの抜け毛を取る専用の掃除道具やコロコロを使って仕上げをしましょう。
猫にも直接コロコロを使ってあげても良いでしょう。意外とコロコロされるのが好きで目をつぶってコロコロされている猫も多いようですよ。
衣服には静電気防止スプレーが猫の毛を付きにくくしてくれます。スプレーしておく事でサッと手で払っただけで落ちてくれるようになる素材も結構あるので、猫の毛が抜ける時には試してみてください。
猫の毛が抜ける病気の可能性
猫の毛が抜けている部分がどこなのかを特定すると、猫の毛が抜ける原因となっている病気が推測できます。ここでは猫の毛が抜ける部位で考えられる病気をご紹介していきます。
猫の頭部の毛が抜ける場合
顔の周辺に小さな円形の抜け毛跡がある場合、「皮膚糸状菌症」が考えられます。猫には痒みが少しあり、毛が抜けた部分が少し赤くなっていたりするのが特徴です。
そして目の上からおでこや耳の辺りの毛が抜ける場合ですが、「食物アレルギー」の疑いがあり、便がゆるくなっていたり吐く回数が多くなる場合もあります。
顔や耳の毛が抜けてかさぶたができ、とても痒がっている場合には「疥癬」かもしれません。ダニの寄生による症状です。
猫の胴体の毛が抜ける場合
背中全体から尻尾の先までの部位で大きめの赤い発疹があり、毛が抜けるようであれば「ノミアレルギー性皮膚炎」の可能性が高いです。猫がかなり痒がるのが特徴です。
胴体やお腹など口が届く範囲を全体的にしつこいくらいグルーミングをする事で猫の毛が抜ける場合、「舐性皮膚炎」が起こっている可能性がありますが、これは心因性の皮膚炎である場合が多いです。
特にお腹全体や股の内側に炎症を起こすケースが多いので、よく舐めていると思ったら、その部分が赤く炎症を起こしていないか見てみましょう。
後ろ足の膝裏に線のように真っ直ぐ猫の毛が抜ける時、「線状肉芽腫」が考えられます。原因ははっきり分かっていませんが、アレルギーが関係しているのではないかと言われています。
猫の毛が抜ける時にできる応急処置
何かの原因によって猫の毛が抜ける場合、基本的にはすぐに病院へ連れて行く事がおすすめです。
どうして猫の毛が抜けるのか、病院では細かい検査をして調べてくれます。ノミや疥癬などの寄生虫が原因の場合は特に、きちんと寄生虫を最後まで駆除してやる必要があるので通院がベストです。
ただし、ストレスなどから猫の毛が抜ける場合は、ストレスを無くしてやることで直ぐに毛が生えてくることもあります。清潔なトイレ、十分な食事、遊べる環境は猫にとって、とても重要な生活環境です。また、不快な音や匂いなどにもストレスを感じやすいので、いま一度見直してみましょう。
猫の毛が抜ける時のまとめ
猫の毛は抜けるのが当たり前ですが、抜け方によっては心配な病気が隠れている場合があります。猫の毛が抜ける原因で一番多いのは痒みが起こって掻くことによる脱毛です。猫の毛が部分的に抜けていたら、まずは病院で診察してもらいましょう。
40代 女性 かえで
獣医さんにも、診ていただき病気が原因ではないとゆうことがわかり、あとは何がストレスなんだろうと考えてその当時、私の仕事が変わって帰りが連日遅くなってしまっていたので寂しくてそれがストレスになっていたことがわかり、部署を変えていただくことができたので早く帰ることができました。
なので猫ちゃんの抜けた毛も生えてくるだろうと安心していました。
ですが、治らないのでもう一度獣医さんに診ていただいてみると、舐性皮膚炎だとゆうことがわかりました。
内腿やしっぽの毛も抜けだしたのでおかしいなと観察していたら獣医さんのおっしゃる通りに、舐めつづけていました。
止めさせるために、よく遊んであげたりしました。少しずつ舐めなくなって毛が生え始めました。
これを機にストレスを溜め込まないように猫ちゃんに注意をして、またたびも与えたりして、ほどよくストレス解消させるようにしました!
猫ちゃんは思っている以上に寂しがりやなので時間があるときは、かまってあげなければなりませんね。
女性 ケロキ
ブラッシングで抜け毛対策をすることは必要なことですが、やり過ぎないようにすることも大切です。以前ブラッシングをしたときに猫がとても気持ちよさそうにしていたので、やり過ぎてしまったことがあり、一部分だけ毛が薄くなってしまったことがあります。
抜け毛で家の中が毛だらけになってしまわないように掃除も重要ですよね。我が家では掃除機と粘着シートを使用して掃除をしていますが、他にも猫の毛の掃除グッズがたくさんあるので試したいと思っています。
20代 女性 いちご
短毛種や長毛種によって量は変わりますが、猫ちゃんって思ってるよりも毛が抜けるんですよねー。
なのでまめにブラッシングをしてあげないと、特に長毛種の場合はグルーミングの際に毛玉として吐き出す事ができず良くないとお聞きした事があります。季節の変わり目は特に毛が抜けますが、それは生理現象なのでブラッシングしてあげれば問題ありません。猫ちゃんとのスキンシップも出来ますし、ブラッシングタイムは大事です。
猫ちゃんの中には、繊細な子も多いのでストレスから毛が抜けてしまう子もいるもしれません。特に引越しや家族が増えたり環境が変わった場合にストレスが溜まってしまい抜け毛が増えるとともに体調を崩す場合もありそうです。
一部分だけが抜けたり様子がおかしければ病院で診察してもらうのが安心するので良いと思います。
抜け毛の掃除に関しては、カーペットなど敷く場合は毛が付きにくい素材にする。家着も毛の付きにくい素材にすると少しマシです。掃除機や、コロコロや空気清浄機やまめに掃除をするなど、手間はかかりますが地道にコツコツ掃除をするのが一番です。ルンバなどを使うのもおすすめです。
30代 女性 しおり
驚いて、動物病院で診ていただきました。すると、ストレスでなった皮膚病が原因でした。
かきむしったので余計に、被毛が抜けてしまったのだそうです。塗り薬を処方してくださいました。塗り薬を1週間ほど続けた結果、かさぶたができて、産毛が生えてきていました。
それから、傷がわからないくらいに、生え揃いまして今は、フサフサの被毛で楽しく暮らしています。それ以来、ストレスをためないように、よく遊んであげるようにしました。
すると、皮膚病にもならなくなりました。