猫はじゃがいもを食べてもいいのか
猫にじゃがいもを食べさせることは問題ありません。
むしろ猫にとってじゃがいもは水溶性の食物繊維のため消化にいい食べ物とされています。そのため便秘気味の猫ちゃんにはとてもおすすめの食材です。
ビタミンC、ビタミンB6、鉄分、マグネシウムなどの栄養も豊富なので手作りごはんを作ってあげている飼い主様で便秘にお悩みの方はじゃがいもを取り入れてみてはいかがでしょうか?
猫にじゃがいもを食べさせる方法やその適量
じゃがいもを与える時は生よりも茹でたりマッシュしたものを与えると消化にもよく猫ちゃんも食べやすいです。普段の食事、市販のドライフードやウェットフードに添えてあげるだけでもいいでしょう。
その際に気をつけたいのが大きさです。あまりにも大きすぎると丸飲みをしてしまい喉に詰まらせてしまう原因となります。消化のことを考えても茹でたじゃがいもをマッシュしてあげるか、細かくしてあげるようにしましょう。
また、いくら消化にいい食べ物だからと言って大量に与えては逆効果になってしまいます。猫は元々肉食動物で食物繊維を消化することが得意ではありません。またじゃがいもは炭水化物です。炭水化物のとりすぎは肥満の原因になると同時に、糖尿病の原因にもなります。与えすぎにはくれぐれも気をつけてください。
猫にじゃがいもを与える時の注意点
猫にじゃがいもを与える注意点は与える量の他にもあります。それは皮と芽に含まれる毒です。
ソラニンといわるこの毒は摂取すると嘔吐、下痢を伴う胃腸炎、腸閉塞の他に意識障害を引き起こし大量に摂取した場合、最悪は死に至る可能性もあります。猫にじゃがいもを与える場合は必ず皮や芽はしっかりと取り除くようにしましょう。
またじゃがいもを使ったものだからといってポテトチップス、じゃがりこ、フライドポテト、など味の濃いものを与えるのはいけません。これらのものは大量の塩と油が使われています。塩は糖尿病などの病気を引き起こし、油も健康上身体に多量に摂取することはよくありません。
じゃがいもを与えるときは味付けしていないものを与えるか、猫用に調理をした手作りご飯を与えるか、市販のキャットフードでじゃがいもの使われているフードを選ぶようにして与えましょう。
猫のじゃがいもを使ったレシピ
猫のごはんは市販のフード、特にプレミアムフードにじゃがいも添えてあげるのが栄養バランスもよく必要な栄養素もとれるためおすすめです。手作りごはんを与えるときは、品質のいいフードの横に添えてあげるような感じで与えてあげましょう。
じゃがいものスープ
材料
- じゃがいも
- にんじん
- 水
- 鶏胸肉(ササミ)
①水に細かく刻んだ鶏肉を入れ火にかけ沸騰したら弱火にし、鶏のだしをとる
②細かく切ったにんじん、じゃがいもを入れ柔らかくなるまでしっかりと煮る
③しっかりと冷まして出来上がり
注意点は食材をしっかりと細かくすること。大きすぎると猫ちゃんが喉を詰まらせる原因となります。水分をあまりとらない猫ちゃん、ご飯で水分補給ができるようにしっかりと鶏の味がする出汁で水分補給をしてもらうためのメニューでもあります。
じゃがいものそぼろ炒め
材料
- じゃがいも
- ごま油
- 牛合い挽き肉
①じゃがいもは細かく刻みあらかじめ茹でておく。
②ほんの少量のごま油で合い挽き肉をしっかりと炒める。
③合い挽き肉に火が通ったらじゃがいもを加えサッとあわせ炒める
④冷ましてできあがり
注意点は油は少量でとどめておくことと、じゃがいもはあらかじめ火を通しておくことです。牛肉は好きな猫ちゃんはとても食いつきがいいので、何を与えてもいまいちでまだ牛肉を試したことがない飼い主様は是非お試しください。
じゃがいものマッシュ添え
材料
- じゃがいも
- 普段与えているキャットフード
①じゃがいもを茹でしっかりとマッシュする
②普段のご飯に混ぜこむ、トッピングをする
じゃがいもを初めて与える場合はこれだけでもいいです。非常にシンプルでだれでも出来ます。与える際はくれぐれも量に気をつけてください。
まとめ
今回は猫とじゃがいもについてご紹介しました。猫にとってご飯は身体を健康に保つ上で欠かせないことです。是非愛猫が末永く長生きしてもらうためにも、身体にいい栄養素をバランスよくとれるように上手にじゃがいもなどの食材を使ってご飯を与えてあげましょう。
じゃがいもに対してアレルギー症状が出る猫もいますので、あげるときにはまず少量から始めてください。痒がったり、嘔吐・下痢が起こるようならばアレルギーかもしれませんので、動物病院を受診してください。
その他、猫が食べていいもの・悪いもの
今回紹介した食材以外にも、人間には安全でも、与え方や量によっては猫にとって有害な食べ物が数多くあります。場合によっては命に関わるような食材もあるため、飼い主さんは正しい知識を身につけておくことが必要です。万が一のことが起こってしまわないよう、「猫が食べていいもの・悪いもの」を事前にチェックしておきましょう。
40代 女性 ぶらっく