猫はしめじを食べても大丈夫!
しめじを食べても大丈夫!
基本的にしめじなど人間が食べることの出来るきのこ類は猫も食べる事ができます。ただし、猫にとってしめじなどのきのこ類は猫が生きるために必要な食材ではありませんので積極的に猫に食べさせる事はやめましょう。
猫がしめじから得られる栄養
しめじはビタミン類をはじめ、カリウムや鉄分など、栄養が豊富に含まれています。その中には猫の健康に良い影響を与えるものもあります。
もしくは食事以外のおやつが大好きでカロリーオーバーが気になる猫に低カロリー食材として与える効果はしめじにはあるでしょう。この場合は猫が好んで食べれることが条件になります。
手づくり食には必須アイテム
しめじなどのきのこ類は猫へ手作り食を与えている飼い主にとっては使いやすく便利で、手に入れやすい食材です。完全肉食の食事を行う猫ですからしめじなどのキノコ類を与える場合は一度の食事のうち1割程度に抑えましょう。
猫にしめじを与える際の注意点
しめじを与えるときの量
手づくりの食事を与える飼い主さんはしめじなどきのこ類を使用する事が多いようです。手づくり食での使用量は全体で使用する食材の一割を限度に調理しましょう。しめじを単体で与える時は約8gを限度にすると良いでしょう。
しめじには食物繊維が豊富に含まれていますが、肉食の猫は食物繊維を消化する酵素を持っていません。したがって、多量に摂取すると消化不良を起こしてしまいます。
おおむね、販売されているしめじ1パックは100g入っている物が多いようです。そこから考慮して一度に与えられるしめじは1〜2本でしょう。ただし猫がしめじを好んで食べる場合の限度の量ですからくれぐれも無理には与えないでくださいね。
みじん切りやペースト状にする
猫に与えられる分量のしめじはそのままではなくカットして与えます。カットする大きさはいつも食べているドライフードと同じような形、もしくはみじん切りにしましょう。噛む食感が好きではない猫にはしめじをフードプロセッサーでペースト状にすると良いでしょう。
加熱する
- 茹でる
- 電子レンジ
- 焼く
猫に与えるしめじは加熱処理を行います。
電子レンジでの加熱も大丈夫ですが水の中でたっぷりとゆがき柔らかくして茹でる方が、しめじが水分たっぷりに仕上がります。焼いても食べられますが細かく切ってからの調理ですので手間がかかりますね。くれぐれもしめじなどのキノコ類を生のままで猫には絶対に与えないでくださいね。
味付けをしない
人間の使用する調味料は猫にとって必要の無い物ばかりです。必要ないだけではなく悪影響を及ぼす場合がありますので塩分や糖分などの調味料を加えたり、唐辛子などの香辛料も使わないでしめじを料理してくださいね。猫に味付けは必要ありません。
しめじ以外で猫が食べても良いきのこ
しめじなどのキノコ類は積極的に猫へ与える食材ではありません。猫がどうしても欲しい場合は与えても良いですが食べたくない猫には無理矢理与えないでくださいね。それではしめじ以外でも猫が食べられるきのこをご紹介致します。
しいたけ
きのこの中で王道のしいたけは猫に与えられます。しいたけをゆがくと良い出汁が出ますので猫へスープ状のおやつや食事を与える時に効果を発揮するでしょう。出汁としいたけを一緒にフードプロセッサーにかけるのも良いアイデアです。
エリンギ
茹でるとプリプリとした食感が楽しめるエリンギもしめじと同じく猫に与える事ができます。ただし生食では食中毒を起こす事がありますのでしっかりと加熱する必要がありますのでご注意くださいね。
マッシュルーム
マッシュルームには水煮された物やサラダ等生で食べられるマッシュルームがありますが、これらを与えるのはやめましょう。購入した生のマッシュルームを家庭で加熱をして猫に与えてください。
えのきたけ
しめじと共に日本の食卓には欠かせないきのこがえのきたけです。長いまま与えたくなりますが喉につまらせると大変ですからしっかり茹でてみじん切りにして与えます。みじん切りにしてから茹でても大丈夫です。
まいたけ
見た目が印象的なまいたけもしめじ同様に猫に与える事の出来るきのこです。人間が食べるときにも加熱は絶対に必要なきのこになります。
まいたけは比較的リンの含有量がしめじなど他のきのこに比較して低くなっていますのでリンの含有量の制限がありきのこを与えたい時はまいたけが良いでしょう。
まとめ
猫はしめじを食べても大丈夫?得られる栄養や与え方の注意点についてお伝え致しました。人間には栄養価の高いしめじなどのきのこ類ですが、猫にはあまり必要でないようですね。
きのこ類は栄養豊富ですが繊維を多く含むため与えすぎると下痢になったり、消化しきれない繊維が腸に詰まる恐れがあります。猫に絶対に必要な栄養素ではありませんので、くれぐれも与えすぎに注意しましょう。