猫は干し芋を食べても大丈夫?与える注意点や焼き芋との違いについて解説

猫は干し芋を食べても大丈夫?与える注意点や焼き芋との違いについて解説

自然な甘さが魅力の干し芋ですが、猫が欲しがることがあります。猫が干し芋を食べても大丈夫なのでしょうか。与える場合に注意したいポイントをまとめました。また、干し芋と同じさつまいもでも、調理方法が異なる焼き芋との違いもあわせてご紹介します。

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猫は干し芋を食べても大丈夫

手に持った干し芋

猫は干し芋を食べても大丈夫です。さつまいもは猫にとって毒性はありません。干し芋は自然な甘さがあり、食物繊維も含まれているので、おやつに食べる方も多いですよね。実は干し芋が大好きで喜んで食べる猫がいるんです。

干し芋には食物繊維が含まれていますが、食物繊維は猫にとってもメリットがあります。さつまいもに含まれる食物繊維は、水溶性よりも不溶性のものが多く、便秘気味の猫に与えると腸内環境を整えることが期待できるのです。

ですが猫の体質によっては、さつまいもアレルギーの可能性もあるので注意が必要です。干し芋を食べてから、皮膚のかゆみや下痢など異変がみられたら動物病院を受診してください。また、消化しにくい、肥満につながるなど猫の健康に良いとは言い切れない食品でもあります。

猫に干し芋を与え過ぎないように注意

人に手から食べ物をもらう猫

猫は干し芋を消化しにくい

干し芋に含まれる食物繊維は猫のお腹の調子を整えるメリットがありますが、与えすぎるとお腹を壊してしまうことがあります。

猫はさつまいもやかぼちゃ、じゃがいもなどデンプンが多い食品の消化は不得意な動物です。人間は唾液と膵液にデンプンを分解する酵素が含まれていますが、猫の唾液には含まれず、膵臓で作られる量もわずかと、デンプンを分解するのが苦手です。

柔らかく煮たものを少量与えるのであれば問題ありませんが、多く与えると消化不良となり、お腹が膨れたり下痢を起こしたりしてしまいます。また、干し芋を食べ慣れていない、胃腸が弱い猫は、消化不良を起こす可能性が高いです。

猫にとって干し芋は糖質が多い

干し芋は糖質が多い食べ物です。猫に継続して干し芋を与えすぎると、余分な糖分は脂肪として蓄えられ、肥満になる可能性があります。猫のエネルギー源は糖質よりも、タンパク質や脂肪がメインだからです。

肥満になると関節に負担がかかったり、糖尿病などの病気のリスクが高まるので、猫が喜ぶからと言って干し芋を与えすぎないようにしましょう。また、成長期の子猫は成猫よりも糖質の消化吸収能力が低いので、干し芋よりも子猫用フードでバランスよく栄養を取れるようにします。

一日に与えるさつまいもの量は大きめのスプーン一杯程度、干し芋なら半分より少ない量が目安です。毎日与えるのは控えた方がいいでしょう。

猫が干し芋を欲しがるときは

鳴いている猫

干し芋を少量だけ、週に一回程度与えるのは問題ありませんが、猫が干し芋を欲しがるようになったら注意しましょう。干し芋を猫が取れないような場所に保管する、ねだってきても無視をする、干し芋を食べようと食卓に上がる場合は食卓から降ろすことを繰り返し行います。

大きな声でダメと叱っても猫には効果ない場合が多いです。おもちゃを使って遊びに誘い紛らわすのも有効です。

猫にとって干し芋は必ず必要な食べ物ではないので、子猫のうちから干し芋を含めて人間の食べ物は与えないようにします。猫は、子猫の頃に気に入った食べ物に執着することが多いようです。

干し芋と焼き芋は何が違う?

焼き芋

同じさつまいもでも、蒸かしたさつまいもを乾燥させた干し芋、生のさつまいもを焼いた焼き芋がありますよね。実は調理方法によってカロリーや栄養価が変化することがあります。

カロリーが違う

干し芋と焼き芋は、同じさつまいもでもカロリーに違いがあります。100gあたりのカロリーは、干し芋が約300kcal、焼き芋は約160kcalと、およそ二倍の違いです。

干し芋を猫におやつやごはんのトッピングで少量与えた場合、その分ごはんの量を減らすなどカロリーを考慮が必要です。

栄養価が違う

干し芋と焼き芋と比べると、ビタミンCは少ないですが、干し芋の方が炭水化物、カリウム、リン、マグネシウムなど栄養価が二倍ほど高いです。ですが、ミネラルが多いため、腎臓や心臓の機能が低下している猫は獣医さんに相談してから与えた方が安心でしょう。

さつまいもの栄養をうまく取り入れたいと考えるのであれば、原材料欄に「さつまいも」や「スイートポテト」と記載されたキャットフードがおすすめです。

まとめ

干し芋とさつまいも

飼い主さんが干し芋を食べていると、猫がおねだりしてくることがあります。猫に干し芋は与えても大丈夫ですが、与えすぎには気をつけなければなりません。猫にとって炭水化物は消化しづらい、糖質が多く肥満につながるといった注意点があります。

また、同じさつまいもでも干し芋と焼き芋を比べると、干し芋の方がカロリーも栄養価も高いことも、与えすぎに注意したいポイントです。

猫は甘さをほとんど感じないとされているのに、甘い干し芋が好きとは不思議ですよね。もちろんすべての猫が干し芋が好きというわけではありませんが、犬猫用に砂糖や添加物が使われていない干し芋が販売されています。

食べすぎには気を付けたいですが、愛猫が干し芋が好きと分かれば食欲がないときに利用できるのではないでしょうか。