猫がお留守番を察する飼い主の行動6つ

猫がお留守番を察する飼い主の行動6つ

猫は察しの良い動物です。飼い主が出かける前、ある行動をすることで、自分は留守番になることを察してしまいます。通常の猫でしたら特に問題はありませんが、玄関で見送ってくれる猫もいるでしょう。問題なのは、分離不安を抱えた猫です。猫は飼い主のどんな行動で、留守番になることを察するのか。チェックして行きましょう!

猫がお留守番を察する飼い主の行動とは?

不安げにこちらを見つめる子猫

猫がお留守番を察する飼い主の行動には、どんなものがあるでしょうか?

1.カギをジャラジャラさせる

鍵を持つ人の手を見る猫

外出前にカギを手に持ち、ジャラジャラと音をさせながら玄関に向かう飼い主は多いでしょう。その行動と音で、猫は留守番を察するのです。すると玄関まで見送ってくれたり、分離不安の猫は不安げな表情をしたりするでしょう。

分離不安とは、飼い主がいないと不安感に襲われ、粗相や破壊行動などの問題行動に走る精神的な症状のことです。飼い主が出かけることを察すると、途端に落ち着きがなくなりウロウロしだす、鳴き声をあげるなどの行動があるときは、もしかしたら分離不安かもしれません。

2.カバンを持つ

赤いカバンの中から顔を出す猫

外出前は大抵、カバンを持って出かけますよね?この行動でも、猫は飼い主が出かけることを察し、留守番することになると思います。

置いてあったカバンを持とうと思ったら猫が入っていた、なんて可愛いケースも。そのまま持って行きたくなってしまいますが、残念ながら猫と外出するのはかなり大変です。

かわいそうですが猫はカバンから出して、お出かけするしかありません。

3.上着を着る

スーツを着て書類を読む猫

夏はともかく、それ以外の季節では外出前に上着を着ることが多いでしょう。その姿を見て猫は留守番することを察します。

分離不安の猫の場合、外出前に飼い主がする行動を崩すことが大切だそう。例えば上着を着たけれどテレビを見る、料理を作るなど、外出前の行動をしても外出しない、というパターンを猫に見せると、「留守番になる!」という猫の不安を和らげることができます。

室内飼いが増えた昨今では、猫の分離不安が増えているそうです。猫に不安感を与えないように気をつけるのも大切ですが、猫が過度に飼い主に依存しないよう、適度な距離を持って接するようにすることも大変重要です。

4.財布を持つ

お札とお財布の上に乗る子猫

ちょっと近所へ買物に、という場合、財布だけを持って出かけることもあります。そんな何げない行動も、猫に飼い主が出かけることを知らせる合図となります。

もしかしたら、「何か美味しいものを買ってきてくれるのかにゃ?」なんて期待されているかも。

良い子でお留守番ができたら、ご褒美に美味しいおやつをちょこっとあげても良いですね!

5.行って来ますなどの声をかける

笑顔で猫を抱き上げる女性

外出するとき、猫に「行って来ます」と声をかけてしまうことありますよね?

普通だったら問題ありませんが、分離不安の猫の場合、これも不安を呼び起こさせる材料になりますので、もし猫が分離不安を抱えていたら、声はかけないようにしましょう。

外出するときに猫に声をかけることの是非には賛否両論あり、どちらが良いのかはその猫によって変わるでしょう。

前述したように分離不安の猫には声はかけない方が良いですが、何も言わずにいなくなってしまうと置いていかれたと思い、怒る猫もいます。後者は長期間外出したときに起こりやすいようです。

言葉は通じなくても事前に、猫に〇〇の理由があって長期間出かけなければいけないことと伝えておくと良い、という説もあります。外出前に声をかけるのはケースバイケースで、飼い主が良いと思う方を取ると良いでしょう。

6.靴を履く

サンダルの上でくつろぐ猫

外出前に靴を履かない飼い主はいないと思います。靴を履くと100%外出するため、猫は留守番になることを察します。

「出かけないでにゃ!」と訴えたい場合は、靴の中に潜んでいるかもしれません。子猫の場合、飼い主のふかふかなブーツに入ってしまうことも。

そこが寝心地が良い場所だからのようですが、猫の行動は本当に可愛らしいです!

まとめ

木の箱に入っている子猫

猫には当たり前ですが学習能力があり、飼い主の行動からある程度、その先の行動を読むことができるそうです。

上記に挙げた行動を飼い主が取ると、「あ!外出するんだにゃ。ということは、自分はお留守番になるにゃ。」と分かっているのです。

見送ってくれたり出迎えてくれたり、可愛い猫のために今日もお仕事頑張りましょう!

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