猫のサーカスとは!ロシア国立のサーカス団の驚きのパフォーマンス!

猫のサーカスとは!ロシア国立のサーカス団の驚きのパフォーマンス!

ロシアには猫がメインでパフォーマンスをしている「猫のサーカス団」があります。猫にサーカスの芸を教えるのは大変そうですよね?どのように猫とサーカスを結び付けているのか、また、素敵な劇場についてご紹介します。

猫のサーカス団「ククラチョフ猫劇場」

サーカスの猫

世界で初めての猫のサーカス

「ククラチョフ猫劇場」は世界で初めての猫のサーカス団です。ククラチョフ猫劇場のすごいところは、猫がメインで芸を披露することです。

ロシア国立のククラチョフ猫劇場が誕生したのは1990年です。元々サーカスでピエロ役をしていたユーリー・ククラチョフさんが創設しました。ロシアは猫が好きな人が多く、ククラチョフさんを知らない人はいないくらい有名人なんだそうです。ロシアのモスクワに劇場がありますが、アメリカブロードウェイでも公演を行い、賞を受賞したこともあります。今まで世界中で猫のサーカスを披露してききました。

ククラチョフ猫劇場は猫だらけ!

モスクワにある猫のサーカスが行われているククラチョフ猫劇場は、入り口にある2体の猫の像がお出迎えをしてくれます。入り口だけではなく、ベンチやドア、床など建物内の様々な場所に猫をモチーフにしたものがあり、まさに「猫一色」な劇場です。

猫劇場は約250席と小規模ですが、座席の装飾やステンドグラスの窓など高級感のある建物です。日本の招き猫も含め、世界中の猫にまつわる物が展示されているので、猫好きさんは訪れるだけで楽しい気分になるでしょう。

劇場の2階には、猫のサーカスに所属している猫たちの部屋があります。キャットタワーがある広い部屋がいくつかあり、その中で猫たちが自由にしている様子を見ることができます。部屋にはテーマがあり、富士山や桜が描かれた日本風の部屋もあるんですよ。

猫のサーカスは子どもたちに人気で、劇場内は子ども連れが多く、猫とピエロが客席をまわることもあり、アットホームな雰囲気も感じられます。

猫のサーカスのパフォーマンス

サーカスでパフォーマンス中の猫

猫のサーカスではどのようなパフォーマンスを見ることができるのか気になりますよね。猫たちが行うパフォーマンスは、逆立ち、綱渡り、股くぐり、玉乗りなどです。「普通のパフォーマンスじゃないの?」「調教すれば猫だってできるんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、猫に芸を教えるのはとても大変なことです。

さらに、ククラチョフさんの猫のサーカス団には何匹の猫がいると思いますか?なんと約200匹の猫たちが所属しているんです。これだけ多くの猫たちを指導することも大変ですよね。しかしククラチョフさんは芸をさせることを猫に押し付けることはしません。猫の個性猫が得意なことなどの特徴に合わせて教えたり、ショーのストーリーに上手に取り入れたりしています。

ククラチョフさんの猫のサーカスでおなじみのパフォーマンスに「お鍋猫」というものがあります。鍋の中に入っている猫を出しても、再び鍋の中に入ってしまうというコントです。「鍋の中でいつも寝ていた猫」によって作られたストーリーなんだそうです。ククラチョフさんが言うには「猫に調教されてショーが出来上がる」のだそうです。厳しい調教によって覚えた芸ではないため、実際に猫のサーカスを観た観客は「猫が好きなことをしている」ように感じるそうです。

こちらの動画でククラチョフさんのショーの様子が分かります。猫たちの様子を見ると、調教されているようには見えません。ククラチョフさんと遊んでいるだけといった感じがしてきますね。

猫のサーカスを観るには?

モスクワの教会

猫のサーカスをロシアで観る

ククラチョフさんの猫のサーカスは、モスクワにある「ククラチョフ猫劇場」で見ることができます。主に週末に1日2公演が行われています。チケットは猫劇場で購入する、ロシアのチケット売り場で購入する、ホテルのコンシェルジュに依頼する、チケット予約代行のツアーに参加する、といった方法があります。猫劇場以外でチケットを購入する場合は、手数料等がかかるようです。

猫のサーカスの日本公演は?

猫のサーカスは日本で2000年から5年連続で上演され、連日満員ととても人気でした。2017年には13年ぶりに、創設者のククラチョフさんの息子ドミトリーククラチョフさんがリーダーを務める公演が日本で行われる予定でしたが、中止になってしまいました。再び日本で公演してくれる日が待ち遠しいですね。

まとめ

サーカスに入りたい猫

猫のサーカスはロシアのククラチョフさんが1990年に創設しました。犬と猫の飼育経験がある方はわかると思いますが、猫に芸を教えることは、犬に教えるのと違い難しいですよね。しかし、このサーカスに所属している猫たちは、罰を与えるような調教でパフォーマンスができるようになったのではありません。ククラチョフさんが猫の個性や特技などをショーに取り入れているのです。

また、猫への愛情と知識があることも、猫のサーカスが行うために大切なことだそうです。逆立ち、綱渡り、玉乗りなど猫たちが遊んでいるようにパフォーマンスをしている姿は見ていてとても癒されるでしょう。猫たちのパフォーマンスが日本で見られる日が待ち遠しいですね。

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