保護猫の譲渡会とは?
保護猫の譲渡会とは、どのようなものなのでしょうか?譲渡会は、猫を保護している団体が企画して行っている、保護された猫と、新しい飼主さん=里親さんをつなぐ場所です。保護猫の譲渡会を行なっているのは、保健所や動物愛護団体、ボランティアの団体、NPO団体などです。保護された猫を、自分の家に迎え入れたいという人が、譲渡会に行って、飼いたい猫を見つけることができます。
譲渡会の開催は
譲渡会は月に数回など、定期的に行われている場合もありますし、不定期に開催されることもあります。譲渡会の場所は、各保護猫団体が決めた場所や、保健所、猫カフェ、動物病院、産業展示館などで行われます。
譲渡会では、直接猫を見ることができるだけではなく、猫を保護して面倒を見ているスタッフに、その猫について詳しく聞くことができます。また、ほとんどの譲渡会では、譲渡会当日に猫を連れて帰ることはできないことになっています。
譲渡については
里親になりたい人は申し込みをし、譲渡会を行う側のルールや条件によって猫を譲渡できるかどうかが決まります。その後、スタッフによって猫が届けられ、お試しの飼育期間となるという流れが一般的です。猫と飼主さんとの相性が良ければ、猫を飼うということになり、譲渡が成立するということになります。猫を受け入れることになれば、譲渡金、ワクチン代、健康診断代など、保護猫団体の決まりによりますが費用も発生します。
保護猫の譲渡会に参加するには?
保護猫の譲渡会を行なっている団体に電話やメールで連絡をして、その団体の指示に従って進めます。また、譲渡会によっては団体に事前連絡が必要なく、開催されている場所に直接行っても良い場合もあります。譲渡会に保護猫を見に行くことには大きな制限はあまりないと考えられます。実際に、保護猫を譲り受けたいとなった時には、猫を安全に幸せに飼えるかどうかを、保護主や団体のルールにのっとって判断することになります。
保護猫の譲渡会を行っている団体さん
保護猫の譲渡会を行っているのは各県や市町村の保健所や愛護センター、自治体などがあります。また、NPO法人などの保護猫の譲渡会を行なっている団体はたくさんあります。インターネット上で確認できるものからいくつかご紹介します。
保護猫の譲渡会を行っている団体
東京
1. NPO法人 ねこけん
ほぼ毎月譲渡会を開催している団体さんです。
2. ねこざんまい
譲渡会への来場予約、申し込みはしなくて大丈夫な団体さんです。
3. ゆめネコ譲渡会
東京都動物愛護推進員、愛玩動物飼養管理士が中心となって活動されています。
4. 東京キャットガーディアン
移動譲渡会場車の運営もしています。
5. みにみゅう
譲渡会参加は事前の予約、連絡不要です。
埼玉
1. ハッピーワイルドキャッツ
ひと月に3回程度の譲渡会を開催しています。イレギュラー開催も行っているのでHPでご確認ください。
埼玉県内の会場で譲渡会を開催しています。
まずは、応募フォームで連絡から。
猫カフェスタイルで猫ちゃん達と会える。年中無休です。
千葉・横浜
猫カフェにて譲渡希望を受け付けています。また、別途イベントにて譲渡会の開催も行っています。
2. ライフボート友の会
まずは、お申込みフォームからご連絡を。
茨城
1. いばらきの犬と猫
毎月第一土曜日に譲渡会を開催中です。
2. ポチたま会
茨城県内だけではなく近隣の関東地方での開催も行っています。
関西
1. 動物愛護団体エンジェルズ
毎月2回譲渡会を開催しています。
2. 猫スマイル
詳細情報はHPにて確認出来ます。
3. おおさかねこネット
譲渡会の日程と会場はHPにてご確認ください。
里親募集をしている猫カフェです。
中部
1. ライフボート中部
ライフボート中部にて毎日が譲渡会です。
2. アイラの会
譲渡会情報はHPにて掲載です。
3. 花の木シェルター
毎日、花の木シェルターにて譲渡会を開催しています。予約は不要です。
保護猫の譲渡会に参加する時のマナー
譲渡会について調べておく
保護猫の譲渡会の多くは、インターネットやポスターなどで告知されます。その際、開催時間、場所までの交通機関、とりあえず見たいという人は見学だけでも良いかどうか、などを調べておきましょう。
規模によっては、里親になりたいと強く希望する人を優先している場合もあります。もしわからないことがあれば、譲渡会を行う団体の連絡先に問い合わせてみましょう。
大声で騒がない
譲渡会の会場では、かわいい猫達がいて興奮するかも知れませんが、大きな声を出して騒がないことです。保護猫たちは、捨てられたり、野生で暮らしていたりなど、人間を警戒していたり、不信感を持っていたりするものもいます。
保護主さんも、猫の体調などに気を使って譲渡会に参加しています。できるだけ静かに、落ち着いて、猫達を驚かさないようにしましょう。
猫に負担をかけないようにする
保護猫は、新しい里親さんを見つけるために譲渡会に連れて来られています。猫カフェのように、触れ合って人間が癒してもらうためにいるわけではありません。そのため、もし猫に触らせてもらえるような時も、猫の様子をよく見て、怖がらせたり疲れさせたりしないように気をつけましょう。
スタッフの指示に従う
譲渡会の会場は、たくさんの猫と人間がいるために、自分勝手な行動をするととても迷惑がかかります。会場内ではスタッフの指示に従うようにして、譲渡会がスムーズにいくように協力しましょう。
また、譲渡会の説明では、条件が厳しいところも増えてきています。しかし、猫を飼うということには、命に対する責任が伴うことです。猫を飼いたいからといっても、不幸な状況から救い出した猫、幸せに暮らすことを求めている猫たちを譲るには、それなりに条件を満たさなければ、猫も人間も幸せになれません。
譲渡会で猫を譲り受けるには、スタッフの指示に従ったり、団体の決めた里親の条件に従ったりするといった心構えが必要となります。
まとめ
保護猫の譲渡会に行くには、事前に譲渡会の情報を、できるかぎり調べてから行くと良いでしょう。会場まで車で行けるのか、交通機関を使う場合にはどのように行くのかなどを知っておくと、当日に迷わずに譲渡会に行くことができます。
譲渡会には、猫を見に行くだけでも良い場合がほとんどです。当初は猫を飼うまでの気持ちがなくても、猫の里親になりたいと思えば、猫を受け入れる準備をすることもできます。また、真剣に保護猫を飼いたいという友人などに、譲渡会をおすすめすることもできます。
猫を飼いたいという時には、保護猫からの選択肢もありますので、譲渡会に是非行ってみてくださいね。