悲惨な姿から、絶望的かと思われた野良猫…穏やかな“家猫暮らし”をゲット
路肩で発見
このお話の主人公は元野良猫の「フェニックス」。交通事故に遭い、路肩で虫の息で横たわっていたところをタクシー運転手に発見されました。
動物保護施設へと運ばれたフェニックスの状態は、あごの骨折、顔の神経の深刻なダメージ、さらには鼻の炎症でうまく呼吸ができず、頭を持ち上げることすらできませんでした。
幸いにも一命は取り留めましたが、顔の神経のダメージでフェニックスは失明していること、嗅覚も失われていることがわかりました。
生きる力を信じて
ひどい傷を負っているフェニックスに、新たに免疫システムの異常による、とてもひどいアレルギーがあることがわかりました。
怪我の治療に加え、食事にもお薬にも配慮が必要です。そんな状態のフェニックスに、保護施設のある女性スタッフが寄り添い、彼の生きる力を信じて、自宅で日々のケアを行なってくれました。
献身的なケアのおかげで、徐々に回復していくフェニックス。うまく歩けるようになり、ヒゲや聴覚を頼りに、動くことを覚えました。
穏やかな暮らしをゲット
女性スタッフは、フェニックスの体の負担を考え、なるべく自然にアレルギーの症状を抑えられるように、獣医と連携して食事療法など、特別なケアを施してくれました。
1ヵ月が過ぎると、自分で食べられるようになったフェニックスは体重も増えて、おもちゃで遊ぶまでに元気になりました。
先住犬とも仲良しのようですね♪
しかしながら、里親募集に参加できるようになったフェニックスを、家族に迎え入れようという人はなかなか現れません。彼の外見や後遺症は、フェニックスの可愛らしい内面を十分に伝えられず、人々は躊躇(ちゅうちょ)してしまうようです。
そんな日々が続く中、ケアをしてくれている女性スタッフは「フェニックスはもう永遠のお家にいる」と気づいたのです!困難な道のりを一緒に乗り越えてきた2人はもう家族、離れて暮らすなど考えられません。
今では「家族」と一緒に、穏やかな生活を送るフェニックスです!
まとめ
タクシーの運転手さんが気づいてくれなかったら…施設の女性が献身的に介護してくれなかったら…色々な方々が関わってくださった結果、一命を取り留め、穏やかな暮らしをゲットしたフェニックス。
頑張ったフェニックス自身、そして、関わってくださったすべての皆さんに感謝の拍手です!
- フェニックスの回復の軌跡はこちら
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