野良猫として生活するには幼すぎる子猫、無事「家猫」に
地域猫の中に子猫を発見
保護猫活動で有名な「キャットマン・クリス」さんの活動拠点はフロリダ州。ある日、いつもの地域猫の餌場前を通ると、見慣れない子猫がいるのに気がつきました。
このコロニーの地域猫たちはすべて去勢・避妊処置が終わっているので、この子がどこから現れたのか不思議に思うクリスさん。
保護した方が良さそうですが、警戒している子猫は、近づくとスッと隠れてしまいます。
そこで、夜に食べ物を求めて出てきたところを捕獲する作戦に変更したクリスさん。捕獲器をセットして待ちます。
そして、無事に捕獲に成功しました!
本当に野良だった?
無事に保護された子猫、お外ではあんなに警戒していたのに、捕獲後はすんなり触らせてくれて頭をすりすり♪
「本当に野良猫だったの?」と思うくらいフレンドリーです。
そして、環境にも慣れたのかリラックスして歩き回る猫ちゃんを観察していると、耳の先がちょっと切れているのに気づきました。
野良猫の耳にある、去勢・避妊処置済みという世界各国共通の印です。
クリスさんは、この子がRTF (リターン・トゥ・フィールド) の子猫だと確信しました。
RTF とは引き取り手が現れることなく保護施設でストレスを感じたり、安楽死を選択されたりする可能性のある子達を屋外に戻す措置のことです。
まだ幼く、とてもフレンドリーなこの子を屋外に戻すよりは、安全な生活を送れる家猫としての将来を見つけてあげたいと願ったクリスさん。
その願いは叶えられて、素晴らしい家族に引き取られることになりました!
少し成長しましたね!ずっと安心安全に暮らして欲しいと願います。
まとめ
今回のお話の中に出てくるRTFには課題もあるようです。機会があれば記事にできたらと思っています。
ともあれ、体の小さな子猫が外で暮らすと、格好の天敵の餌食になってしまいます。クリスさんに見つけてもらえたこの子は本当にラッキー、ありがとうございました!
- 地域猫から家猫への軌跡はこちら
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Cat Man Chris