障がいを持つ保護猫が徐々に回復するまで
農場で発見
サンフランシスコのある小さな農場で、子猫が保護されました。ある程度成長していることから捨てられたと思われます。
農場のオーナーはサンフランシスコ・ヒューメイン・ソサエティという保護施設に連絡をとり、ボランティアスタッフに子猫を託しました。
まっすぐに歩くことができない異常が発覚
この子は生後約6週の男の子で「ジャスパー」と名付けられました。同時に獣医は、ジャスパーがまっすぐに歩くことができない障がいがあることに気づきました。
まっすぐに歩けずバタンバタンと倒れてしまうのは「小脳症がい」が原因でした。運動機能をつかさどる小脳に病変が生じ正常に動くことができないのだそうです。
唯一の救いは、ジャスパーに痛みや不快感などの症状がまったくないことです。
思うように動けなくてもジャスパーはやんちゃで元気いっぱい!
里親さんの元へ
保護施設のアンバーさんは「ジャスパーには施設のケージの中で過ごすのではなく、のびのびと里親さん宅で成長して欲しい」との願いからジョシュさんという里親さんに預けることにしました。
ジョシュさんはその時のことを「ジャスパーがここに来た初日は自分1人でトイレに行くのも困難でしたが、ジャスパーが諦めることは決してありませんでした」と語っています。
ジャスパーはサポートしてくれる “パパさん” が大好き!
パパさんの声がすると転びながらも一生懸命パパさんの方へ向かうのです♪
お家に来てから1週間くらい経つと歩いてトイレまで辿り着けるように。
すごい進歩ですね!パパに手伝ってもらいながらキャットタワーにも登れるようになりましたよ♪
当初は先天性だと思われた小脳の異常でしたが、実はそうではなく日々運動機能が改善されていきました。
そして今ではすっかり成長したジャスパーは、穏やかな家猫生活をエンジョイしているのです!
まとめ
先天性の疾患ではなく改善される余地があるというのは本当に朗報です。
どのような治療が施されたのかは不明ですが、ジャスパーは順調に回復し家猫として日々穏やかに暮らしています。
- ジャスパーの保護当時と現在はこちら
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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