ピンク色に染められた子猫をレスキュー
ピンク色に染められた子猫
昨年の12月オレゴン州のある動物病院に、被毛をホットピンクに染められた子猫が運ばれてきました。
低血糖症と低体温症が原因で、だんだんと反応が薄くなってきたこの子を連れてきたのは39歳になる飼い主の女性でした。
飼い主は獣医師に「子猫が下痢をしたので体を拭いた」と伝えましたが、なんとこの女性は子猫の体を窓拭き用のスプレーやアルコールを混ぜたものを使って拭いていたのです。
どのくらい有害であるかも考えずに。子猫の体に染み込んだアルコールがその体温を奪って低体温症の原因になったのです。
そして、被毛をヘアカラーでピンクに染めたのもこの飼い主だったのにも驚きです。
飼い主を逮捕
オレゴン・ヒューメイン・ソサエティは警察と協力して捜査に乗り出しました。そして、動物虐待の罪でこの飼い主は逮捕されたのです。
回復
オレゴン・ヒューメイン・ソサエティに移された子猫は、“バービー” のようなホットピンクに染められていることにちなみ、男の子なので「ケン」と名付けられて順調に回復しています。
ピンク色に染められた被毛は生え変わるのを待つしかなさそうです。
幸せに向かって
この虐待のケースはまだ審理中で、ケンの法的な飼い主がこの女性のままであるため、判決が出るまで里親募集ができません。
とはいえ、ケンは現在安全な一時預かりの里親さん宅で適切なケアと愛情をたっぷりと受けていますのでみなさまご安心ください。
最後に
ヘアカラーでピンク色に染められたり、有害なもので体を拭かれたり、まるでおもちゃのように扱われたケン。逮捕された飼い主には、2度と動物に関わって欲しくないと強く願います。
これから、いい飼い主さんに巡り合い、幸せな猫生を送って欲しいですね。
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