必死に鳴いて助けを求めていた子猫のオーレちゃんを保護して2日目。深夜のお世話で優しく体を温めてあげると、安心したのかゴロゴロとのどを鳴らしてくつろぎ始めました。
過酷な状況から命を救われ、人からの愛情を受け取り始めた子猫の姿を映した動画は、YouTubeで44万回以上再生され、多くの感動の声が寄せられています!
「早く良くなーれ!」深夜も子猫のお世話
YouTubeの「ふてねこchannel」に投稿されたのは、子猫のオーレちゃんが保護されて2日目の光景です。体は粘着性の汚れにまみれ、必死に鳴いて助けを求めていた子猫は、保護主さんの元で幸せになるための1歩を踏み出していました。
深夜1時、保護主さんはご飯と点眼のお世話を始めます。
母猫とはぐれて独りぼっちの日々を過ごしていたオーレちゃんのお腹からは、うんちに混じって砂や植物も出てきており、いかに空腹だったか、食べ物を見つけられず辛い時間を過ごしていたかを物語っていました。
酷い下痢をしていて、痩せた体つきのオーレちゃんに、一度にたくさんのご飯をあげるのは健康上の危険もあります。
そのため、少量ずつのご飯を1日5回、保護主さんは乳飲み子の子猫たちと同じ時間間隔でお世話を行い始めました。
ご飯を食べ終わり、まだ食べたそうにお皿や保護主さんを見るオーレちゃんを、保護主さんは優しくなだめています。
ご飯が終われば、次は目薬。オーレちゃんを優しくつかまえて、手際よく点眼薬を垂らします。
保護主さんは、「早く良くな~れ~」とおまじないをかけるのも忘れません。
ほっこり暖かなニャン袋に子猫はゴロゴロ
2本目の目薬をさすためには、少し時間を空ける必要があります。その間、まだ体温調節が不安定で、体が冷えやすいオーレちゃんを、ふわふわのニャン袋に入れて温めます。
室温は十分に暖かくしていますが、それでも震えることがあるオーレちゃん。体を温めてもらうとほっとするのか、すぐにのどをゴロゴロと鳴らし始めました。
保護主さんに大事に抱っこされたままなでられ、鼻の穴付近に残っていた汚れもちょっとずつ取り除いてもらうと、オーレちゃんは甘えられる相手だとわかっているかのような信頼の眼差しで保護主さんを見上げます。
暖かいニャン袋でオーレちゃんはすっかりリラックスモード。顔をうずめて気持ち良さそうです。
保護子猫に見つめられて…恋をした瞬間
まだまだ病院通いが続くオーレちゃんですが、保護主さんは幸せの切符をつかんでもらうため、改めてお世話を頑張る決意をします。
ニャン袋で十分温まったのか、オーレちゃんはケージの中を探索中。そんなオーレちゃんを保護主さんが見守っていると、ふとオーレちゃんが飼い主さんをじーっと見つめ始めました。
子猫の可愛い視線に、保護主さんの心にはハートの矢が突き刺さります。保護して2日目のこの時がまさに、保護主さんがオーレちゃんに恋をした瞬間でした。
保護主さんは、自分だけでなく、新たに里親となってくれる人の心もわしづかみできるようなキレイな目にしてあげねばと、2本目の点眼もしっかり完了させます。
点眼を終えたオーレちゃんを再びニャン袋に包み、子猫の可愛さをたっぷり堪能した保護主さんは、次のお世話の時間までオーレちゃんにゆっくりと体を休めてもらえるよう寝場所を整えてあげました。
こちらの投稿には、『ゴロゴロゴロゴロ可愛いな〜。幸せになるんだよ』『優しいママさんと暖かい室内、美味しいご飯食べて元気に大きくなろうね』『猫好きなだけでは出来ない日々の世話。愛情かけてくれてありがとう』といった、感動の声がたくさん寄せられています。
オーレちゃんが保護された経緯や、里親さんの元へ行くまで他の子猫たちと元気に過ごした日々は、他の投稿からもご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
オーレちゃん、保護主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!