バケツの中で長時間動かない猫、その原因とは…安楽死か?治療か?ギリギリの状態から幸せなセカンドライフへ

バケツの中で長時間動かない猫、その原因とは…安楽死か?治療か?ギリギリの状態から幸せなセカンドライフへ

狭いところが好きな猫、箱やちょうど良さげなサイズの容器に入っている姿に癒されることも。しかし、今回ご紹介する猫ちゃんにはバケツから出られない“理由”がありました。

バケツの中で動けない猫をレスキュー

バケツの中の猫

テキサス州ヒューストンの路上で、バケツの中に入っている猫が目撃されました。バケツの中に座る猫...これ自体は珍しいことではありませんので、人々はそれほど気にしていませんでした。

しかしそれが長時間座ったままであること、あたりを見回しバケツから出たがっているような様子であることから異変を感じた近隣住民は、原因を突き止めることにしました。

バケツの底に溜まったもの

猫が入ったバケツの底には、屋根の塗装などに使うコールタールが残っていて、猫は動こうにも動けなくなっていたのでした。猫が自分からバケツに入ったのか、誰かに入れられたのかは不明とのこと。

人々は猫をバケツから解放しようと試みましたが手に負えず、バケツに入った状態で保護施設へと運ばれました。

そこでは、バケツを切断し溶解剤を使って硬くなったタールを柔らかくして、猫を解放する処置がなされました。

解放された猫

猫は解放されたものの、まだタールが熱い間にバケツに入ってしまったこと、加えて化学物質による酷い火傷を負っていることがわかりました。

その上、後ろ足や骨盤には骨折が見られ、それは酷い状態だったことから、安楽死を検討する事態に。

安楽死に対する議論が繰り広げられた結果、安楽死ではなく治療が開始されることになりました。

治療からセカンドライフへ

治療は数ヵ月に及びましたが、猫は順調に回復し里親募集ができるまでになりました。

そして、新しい家族が見つかるのに時間はかからず、今では優しい飼い主さんのもとでハッピーに暮らしています。

まとめ

出られなくても出られない恐怖を考えただけでもゾッとしますし、特に、言葉で伝えられない猫ちゃんですからさらに心が痛みます。

これからずっと続くセカンドライフを穏やかに過ごして欲しいと願います。

  • バケツからの救出ストーリーはこちら

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