里親を見つけてあげたいと、とある団地に捨てられた1匹の白猫を保護しました。しかしこの子は、屋外で触ろうとするといつも激しくパンチしてくる猫だったのです。
ところが、お家に連れて帰ってみると、外では見られなかった意外な姿を白猫が見せてくれて…。YouTubeで120万回以上再生され、180件以上のコメントも寄せられた、ある白猫の保護直後の変化をご覧ください。
パンチ癖のある白猫が見せた本当の姿
YouTubeチャンネル『Lumi Towncat』の投稿主さんが住むエリアは、野良猫が多い地域です。投稿主さんは「1匹でも多くの野良猫を救いたい」と、地域猫・保護猫活動を行っていました。
2021年の秋に出会ったのは、とある団地に捨てられた1匹の白猫「白ちゃん」。ブルーアイの可愛いお顔をしていましたが、この子には里親探しを難しくするであろう問題がありました。それは、触ろうとすると激しくパンチして攻撃してくること。
そのため、外で会った時に少しずつ触ることを繰り返し、攻撃の手が緩んできた頃を見計らって、捕獲器を使った保護をすることになりました。
タイミングよく、保護してからの白ちゃんを引き取り、里親さんを探してくれるシェルターも見つかりました。そのため、白ちゃんはシェルターに行くまでの数日間だけ投稿主さんのお家で過ごすことに。
元は飼い猫だったものの、初めてやって来たお家で白ちゃんは緊張気味です。安全に過ごしてもらおうと用意したケージの中で、恐怖からか隅に隠れ、触ってもパンチしてくることもなく「借りてきた猫」状態。
しかし、翌日に柔らかな猫用ベッドを置いてあげるとフミフミをして、少しだけリラックスし始めた様子を見せてくれました。また、ご飯は食べないまでも、液状のおやつなら舐めるように食べてくれます。
白ちゃんは、久しぶりの柔らかな感触に夢中になったようで、ベッドに顔を埋めてフミフミを継続。投稿主さんがなでても、まったく気にしていません。
その様子からは、懐かしい感覚を思い出しているようにも見えました。
ケージの扉を開けてみると、初日は固まっていた白ちゃんも、恐る恐るではありますが室内の探検を始めます。
探検を終えた白ちゃんは、ケージの中が安全であることもわかってきたようです。
猫用ベッドの上で伏せる白ちゃんを投稿主さんがなで始めると、ゴロゴロとのどを鳴らし、気持ちよさそうな表情でリラックスしてくれるまでになりました。
さらには、お腹も見せながら、投稿主さんと触れ合ってくれています。
白ちゃんはようやくリラックスできたからか、なかなか食べてくれなかった固形のご飯も少しずつ口にし始めました。
我慢していたトイレもできて、スッキリしたようです。
お部屋の探検も気ままにできるようになり、隠れ家を発見してさっそくくつろいでいます。
白ちゃんは居心地が良い場所を見つけるのが上手なようで、姿が見えないと思ったら、カーテンの裏で日向ぼっこをしていたことも!
おいしいペースト状のご飯をもらってからは、さらに食欲も増し、そこから爆発的に慣れていったそうです。
あのパンチ癖のあった白ちゃんは、投稿主さんにスリスリとくっついて、なでてもらおうというアピールが止まりません。のどをゴロゴロ鳴らし続けて、白ちゃん本来の性格が見えてきました。
お家の中にいる白ちゃんは、こんなにも甘えん坊なのかと、保護した投稿主さんもびっくり!足の上でフミフミされると伸びた白ちゃんの爪が痛かったそうですが、保護できて良かったと嬉しい瞬間となったようです。
白ちゃんの保護直後の様子を映したこちらの投稿には、『優しさが伝わって本来の甘えん坊な所が出たと思いました』『可愛いですね。こんなにも本当は愛されたかった。生き物全部そうですよね』『暖かいお部屋でゆっくりのんびり過ごす事がこの子にとっては1番』など、感動したという人からのコメントが続出しました。
その後、白ちゃんはシェルターを通じて、無事に素敵な里親さんと巡り会えたそうです。
白ちゃんのこれ以降の様子は、他の投稿からもご覧いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。
白ちゃん、投稿主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!