人間大好きなのに誰からも望まれず...
ボロボロの状態で保護
ミネソタ州のある街に、ボロボロの姿で路上を歩く野良猫がいました。感染症に侵された目、酷く傷ついた耳が過酷な路上生活を物語っています。
そして、この見るからに弱っている野良猫を保護し、アニマル・ヒューメイン・ソサエティの施設に連れてきてくれた親切な人がいました。
施設で
施設では検査を受け、表面的なダメージだけではなく“猫免疫不全ウイルス”に感染していること、多くの歯を失っていることがわかりました。
厳しい野良猫生活を送ってきたにも関わらず、この子はとてもフレンドリーで穏やかな性格をしています。
この愛すべきチャトラ猫は「ブルース・ウィリス」と名付けられ、その健康を取り戻すべく献身的なケアが続けられました。
里親募集に参加するも
ブルースの体調がほぼ回復して、里親募集が始まりました。
ブルースのケージの前を人が通るたびに、後脚で立ち上がり喉を鳴らして猛アピールするブルース。人間が好きなのですね♪
しかしながら、里親さんはなかなか現れませんでした。
そんなある日、ブルースの写真がサンドラさんという女性の目にとまります。この愛嬌たっぷりのチャトラ猫に一目惚れした彼女は、ブルースに会うためだけに施設を訪れました。
サンドラさんの自宅はペット禁止で、連れ帰るわけにはいきません。しかし、どうしても一目会いたかったのでしょう。
サンドラさんが現れるとブルースはケージに前足をかけ、訴えるような目で彼女を見つめました。サンドラさんは、家に帰ってからもその表情を忘れられませんでしたが、どうすることもできず、早く永遠の家族が見つかることを祈るばかりでした。
その後、1ヵ月経ってもブルースの里親になる人は現れませんでした。
サンドラさんは、これを運命と考えて行動を起こしました。アパートの大家さんに、ブルースの写真を添えて「彼を飼うことを許可して欲しい」とメールを送ったのです。
そして、大家さんの答えは「OK」!
大喜びのサンドラさんはすぐにお迎えに。そしてブルースの幸せな家猫生活が始まったのです。
ブルースは、第1日目から新しいお家にすっかり馴染み、一晩中喉を鳴らしていたそうです。
そして、家猫として生活するセカンドライフを与えてくれたサンドラさんに感謝を伝えているかのように、いつもそばにいます。
おやつの味も覚えましたよ♪
毎日大好きなサンドラさんと一緒にハッピーな日々を送るブルースです!
まとめ
食べ物を求めてゴミ箱を漁り、人間の愛情を受けることなく過ごす野良猫生活から、愛情たっぷりの家猫生活をゲットしたブルース。
人懐こい性格の彼はきっとこの生活を望んでいたことでしょう。
これからも、優しいサンドラさんとずっと穏やかに過ごせますように。
- 保護当時と現在のブルースの様子はこちら
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